◆ アデレード1日目
アデレードは南オーストラリア州の州都で、人口は約120万人。
オーストラリアでは人口順に並べると5番目の都市となる。
これといった有名どころもなく、日本からの直行便もないせいか、少々地味な都市といった気がしなくもない。
私らの世代ならば、小学生の頃日曜の夜に放映していたアニメ『南の虹のルーシー』の影響か、オーストラリアといえばアデレードというイメージだった。
それはともかく、ようやくアデレードまでやって来た。
ここで2泊するホテルは、アイビス スタイル アデレード グロブナーというホテル。
グーグルマップで見るとホテルの場所にはメルキュール グロブナー ホテル アデレードという名のホテルとなっていて、最近ホテルの名前が変わったのかと思っていたのだが、メルキュールの中に併設のホテルということだと予約してから知った。
メルキュールの廉価版ということらしい。
ホテルに着くと、メインはメルキュールホテルだが、横にアイビススタイルの看板もあった。
エントランスもレセプションも一緒で、メルキュールホテルの別棟がアイビススタイルの客室になっているということだった。
何だかわかりずらい説明になったが、とにかく2泊するそのホテルにチェックインする。
アデレードで2泊するアイビス スタイル アデレード グロブナー。
1泊96ドル(約7770円)は物価高のオーストラリアにしては見つけものだ。
まあ、値段が値段だけにあまり期待はしていない。
男1人旅なので、基本的にプライバシーが保てて寝られればそれでいいのだ。
部屋は5階(オーストラリアでは4階)で、エレベーターを降りてからやたら遠い。
手前側がメルキュールの部屋で、奥がアイビススタイルの部屋になっている。
清潔なホテルの部屋。
おおっとー、なかなかいい部屋ではないか。
部屋は日本のビジネスホテルよりも広いし、窓からの眺めも良い。
バスタブこそ無いが、シャワールームはトイレと仕切られている。
シドニー、ブロークンヒル、アデレード、メルボルンと各都市のホテルの中で、ここアデレードのホテルが今回の旅行で唯一まともなホテルだった。
前夜までのブロークンヒルのパレスホテルが相当ボロだったので、普通のホテルに感激してしまった。
部屋からの眺め。
窓と反対側。
冷蔵庫と電気ケトル、コーヒーと紅茶も完備。
シャワールーム付き。
ホテルの場所はアデレード駅の真向かいになる。
便利だが、当初探したときは、アデレード駅前というのは眼中になかった。
明後日(あさって)は、アデレードからジ・オーバーランドという列車でメルボルンへ向かうことになっている。
これも出発が朝早いので、駅に近いホテルをと探したのだが、メルボルン行の列車の始発駅はアデレード駅ではなく、郊外のパークランド・ターミナルという駅なのだった。
ところが、パークランドターミナル駅周辺にホテルは無く、そこまでは電車で行くことにして、電車駅から近いホテルを探していると今回のホテルが見つかったというわけだ。
何にしても、駅前というのは便利に違いない。
今日明日はこのホテルを拠点にしてアデレード観光をする。
◆ グレネルグトラム
アデレード駅は1928年建築のネオ・クラシカルスタイルの駅舎。
アデレード駅はアデレードの中央駅といえる存在だが、基本電車駅で長距離列車の発着はない。
長距離列車はすべて前述のパークランド・ターミナル駅発着となる。
南オーストラリア州は鉄道による州内の都市間輸送というものは行われていないようで、州またぎの長距離列車を除けば、すべてアデレードの都市近郊列車だけの運行になっている。
中央駅といえども基本は電車駅ということになるが、駅舎は1928年建築のクラシックな3階建て。
鉄道関連の施設は移転して、現在は2階と3階にカジノが入っている。
まずはアデレード駅へ。
列車に乗るわけではないが、メトロカードを買うためだ。
メトロカードはシドニーのオパールカードと同様、交通系ICカードである。
購入にはチャージ額とは別に5ドル必要だが、1回券のメトロチケットは割高になることと、いちいちチケットを買う手間を考えれば、メトロカードを1枚買っておいた方がいい。
シドニーと違って券売機で売っているので、割と手に入れやすい。
券売機ではメトロカードを選択し、金額は10ドルを選択、これで5ドル分がチャージされたカードが出てきた。
メトロカードの券売機。
バス、トラム、列車すべて共通のメトロカード。
アデレードには地下鉄は無い。
市内の交通の主役は道路を走るトラムということになる。
アデレード駅から電車も発着しているが、本数はそれほど多くは無く、どちらかと言えば近郊列車というイメージだ。
どうでもいいが、アデレード駅は下校時間なのかやたらと女子学生が目につく。
海外ではめずらしく、清楚な制服姿。
向こうで殴り書きしていた日記に『アデレードの女子学生、レベル高し』と書いてあったとだけ記しておこう。
アデレード市内の交通の主役はトラム。
アデレード市内のトラムは3系統あって、メインは市内南西部のグレネルグへ向かう路線。
もともとこのトラムは、ビクトリアスクエアからグレネルグまであったグレネルグトラムを延長した形のものだった。
私はトラムというか、路面電車ファンなので、まずはこのトラムに乗ってグレネルグまで往復してくる。
グレネルグ・モズレースクエア行の電車。
ほぼ10分間隔で運行しているトラムは結構混んでいる。
都心部分はフリートラムサービスとして、無料で乗車できるということもある。
アデレード駅から終点のグレネルグ・モズレースクエアまでは片道約40分。
午後のちょっとした観光というか時間つぶしにはちょうど良い時間と距離だ。
グレネルグ終点のさきにあるタウンホールとヤシの木。
終点で電車を降りると、ヤシの木が並んで、カフェやレストランのオープンテラスがあったり、南国のリゾート地になっている。
広場の先は白砂のビーチがあって、長い桟橋が海に向かって突き出ている。
白砂のビーチは、イベントをするのか工事中で重機が動き回っている。
その向こうのビーチも波が高く、白浪が押し寄せて何だか冴えない眺め。
グレネルグ桟橋。
高波で冴えない白砂のグレネルグビーチ。
桟橋の先まで往復してみたり、ビーチを歩いてみたり、ほかにすることもなく。
目の前に広がる海はセント・ヴィンセント湾、その外海は南極海なのかなあ、なんて思ってみたりする。
グレネルグ・コミュニティセンター裏のアート。
トラム終点の横にあるモズレー・スクエア。
ジェティー通りの狭い道を行くトラムの電車。
折り返しエンターテインメントセンター行きとなる電車。
トラムに乗るのが目的だったので、これと言って行くところもなく、またトラムで中心部へ戻る。
◆ アデレードの繁華街
買い物がしたかったので、アデレード駅へは行かず手前のランドルモールで降りた。
ランドルモール停留場。
ランドルモールは歩行者天国になっていて、デパートやショッピングセンターが並ぶ通りは、アデレードで一番賑やかなところだろう。
ここを歩いていると旭川の買物公園を思い出した。
碁盤の目に並んだ道路や、シドニーとも違う整った町並みに、なぜか旭川の街が重なった。
歩行者天国のランドル・モールはアデレードで一番の繁華街。
ランドル・モールにある豚のオブジェ。
ここにもスーパーがあって、シドニー以来世話になってるコールス(Coles)と、もう一つの全国チェーンであるウールワース(Woolworths)が向かい合っている。
最初コールスに入ったが、酒屋が見当たらなかったので、向かいのウールワースに入ったら酒屋があったのでこっちで買い物をする。
チキン(ササミ)のフライが安かったので買った。
お酒はワイン。ここアデレードでもやはりワインは安かった。
本日のディナー。右はササ身のフライ。
今日は眺めの良い窓辺での一杯。
ワインを開けたら炭酸が噴出した。スパークリングワインだった。
イエローグレン・イエロー(Yellowglen Yellow)というワインで9.33ドル(約790円)。
日本で買うよりは大分安いんだろうけど。
何だか、ワインを飲みにオーストラリアに来たみたいだ。
毎回だがこんなことではいかんなあ。
別に貧乏旅行というわけではないが、1回の食事で酒もつけたら軽く数千円は吹っ飛んでいく。
基本ケチなので。
だから海外旅行に行けるのもあるが・・・
明日は1日アデレード観光の予定だし、夕食はどこかに入ってみるか。
1回くらいは贅沢もしたい。
窓辺で黄昏ていたら、いつの間にか暗くなっていた。
また外へ出てホテル周辺の夜景などを撮る。
最後に夜景を2枚。
アデレード駅の夜景。
アデレード駅とトラム。
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