2018年オーストラリア旅行記3 シドニーフェリー

 ◆ サーキュラーキー【シドニーフェリー】オリンピックパーク

シドニーの街はポートジャクソン湾(シドニー湾)の入り組んだリアス式海岸に面していて、湾に面した市内各所にワーフ(wharf)と呼ばれる桟橋があって、各ワーフをシドニーフェリーが結んでいる。

このフェリーは電車やバスと並ぶ交通機関で、市民の足となっている。
観光クルーズ船もいくつかあるが、このシドニーフェリーも観光名所の一つになっているようだ。

そのフェリーに乗ろうとサーキュラーキーまで来たわけである。
バックパックを背負ったまま2時まで過ごしていなければならないので、乗り物に乗っているのが一番楽というのもある。

そのフェリーの乗り方は簡単で、オパールカードを持っていれば基本的に電車と同じ。

フェリー乗り場の各桟橋には自動改札機があって、そこにオパールカードをタップすればゲートが開く。
電車と同じように、降りるときも桟橋にある読み取り機にタップすることになる。

フェリーはここサーキュラーキーがターミナルとなっていて、F1からF8まで8系統ある。
どの系統に乗っても、反対方向に戻れば必ずサーキュラーキーに戻ってこられるので、変なところで置き去りにされる心配はない。

気軽にシドニーのハーバークルーズを楽しむには、フェリーに乗るのが安いし手っ取り早いと思う。

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 フェリー乗り場にも自動改札機が並ぶ。

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 F3-パラマッタ川ライン(Parramatta River)のルート。

その中のF3系統はポートジャクソン湾の一番奥、パラマッタ川を遡るルートで、終点のパラマッタからは電車で戻ってくることもできる。

そんなわけでF3のフェリーに乗ることにした。ちょうど10:37発の便があったのでこれに乗ることにした。

改札を入ってから、乗船口の上にある表示板を見たら、オリンピックパーク(Olympic Park)と表示されていた。
これは1つ手前のオリンピックパークで折り返す便だった。次のパラマッタ行は30分後の11:07発。
まあいいやとそのまま乗り込む。別にパラマッタに用があったわけではない。

船室に座席が並んでいるが、観光ならば前部のデッキにあるベンチがおすすめ。

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 サーキュラーキーを出港。

デッキのベンチにしっかりと陣取る。フェリーが出港する。
地元客は船室に入ってしまうが、観光客にはデッキの席が人気。
観光客に交じって、デッキからの眺めを堪能する。

出港してすぐに右手にオペラハウス、左手にハーバーブリッジという船上からしか見られない絶景。
周りの人もスマホを出して写真を撮っている。

オペラハウスをあとに、フェリーはハーバーブリッジの下をくぐるのは迫力のある風景。

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 オペラハウスと観光客。

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 ハーバーブリッジはオペラハウスと並ぶシドニーのシンボル。

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 ハーバーブリッジの下をくぐる。

フェリーならではの風景に感心しているうちに、最初の桟橋に着く。

桟橋に着くたびに船員が2人出てきて、もやい綱を投げて桟橋のフック(ビット)に引っ掛けたら、足元のフックみたいの(ボラード)にくるくるっと結ぶ。
もう1人が乗船用のタラップをかけると、待っていた客が乗ってきた。

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 桟橋での接岸風景。

乗り降りが終わると、タラップともやい綱を外してすぐに出港する。

走り始めると高速船並みのスピードになる。時速でいえば70〜80km/hは出ているだろうか。
風が強い。あと水しぶき。

このフェリーはコッカトゥー島(Cockatoo Island)にも停まる。
かつて囚人の流刑地で、今は世界遺産になっている島だ。
ここで観光客らしい人はほとんど降りて行った。

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 コッカトゥー島とドルフィン桟橋。

フェリーといっても公共交通機関なので、数分おきにあちこちの桟橋に寄る。
そのたびに2人の船員が出てきて、接岸作業になる。

もやい綱をくるくるっと手早く結ぶさまなどを感心して見ていると、1人の船員が何か話しかけてきた。

「ペラペラペラ〜アウトペラペラ〜

どうやらどこで降りるのか聞かれたようだ。

オリンピック〜
と言うと「オーケー」と言って戻って行った。

気付けば船内の客はデッキに座っている私ともう1人だけになっていた。

このあとの桟橋は、乗船客がいないと確認出来たら、接岸しないで徐行して通過するようになった。
まるでバスのようだ。

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 パラマッタ川とグレイズビル・ブリッジ。

1つ手前の桟橋で乗船客が1人あって、フェリーは終点のオリンピックパークに着いた。
サーキュラーキーからここまで55分。ハーバークルーズは十分に満喫できた。

ここまでの運賃は7.51ドル
電車と比べるとかなり高いが、オパールカードを持っていれば1日当たり15.8ドル以上はかからないので、実質フェリーも乗り放題である。

船を降りると、入れ替わりで桟橋で待っていた客が数人乗り込んで行った。

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 シドニーオリンピックパーク桟橋に着いた。

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 船は折り返しサーキュラーキーへ向けて出港して行く。

フェリーは5分ほどして、またサーキュラーキーへ向けて出港していくと、桟橋は誰もいなくなった。

次のサーキュラーキー行は30分後。
しばらく桟橋周辺を歩いてみる。

オリンピックパークはその名の通り2000年のシドニーオリンピックの時に造られた公園である。
ここから3〜4kmほど離れた所に同名の電車駅があって、オリンピック関係の施設はそっちの方が近いようだ。

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 高層マンションが立ち並ぶオリンピックパーク桟橋周辺。

このあたりは高層のマンションが立ち並び、桟橋に通じる道はカフェなんかが並んでいる。ちょっとしたモールのようになっていて、駅前のような雰囲気だ。

しかしどこへも行きようがなく、あとは桟橋のベンチで海を眺めていた。
またフェリーで戻ることにした。


 ◆ オリンピックパーク【シドニーフェリー】サーキュラーキー

こんどのフェリーはパラマッタ始発の便。
出発時刻が近くなると、地元の客がだんだん集まってきた。

入ってきたサーキュラーキー行のフェリーのデッキは立ち客がびっしり。全員観光客だろう。
パラマッタ便は観光客に人気のようだ。

ハーバービューは行きのフェリーで堪能したので、今度は船室から窓ごしに景色を眺める。

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 パラマタ始発のサーキュラーキー行きフェリー。

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 結構混んでいる船室。

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 オリンピックパーク桟橋を出港。

途中の桟橋から乗る人も多く、船内はだんだん満席になってきた。

観光客はアジア系が多い。特に中国系。中国系と言っても様々だろうけど、日本の観光地でよく見かける人たちとは別系統のような気もする。
自分もそのアジア系の1人ではあるが。

それにしても日本人らしき人は空港以来見ていない。
私があまり観光っぽい所には行っていないからだろうか。

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 パラマッタ川を下るにつれ、行きかう船が増える。

混んでいた船内だが、終点の1つ手前で結構な下船客があった。
先頭のデッキも余裕ができたので、ここからはデッキに立つことにした。

またハーバーブリッジとオペラハウスを見るためでもあった。

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 帆掛け船とオペラハウス。

朝は気持ちが良いほど快晴だったが、昼頃になると随分と雲が出てきた。
オペラハウスも今ひとつ冴えない風景。雨は降らないと思うが。

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 サーキュラーキーに戻ってきた。


 ◆ サーキュラーキー【徒歩】タウンホール【電車】セントラル駅

時刻は1時過ぎ。ホテルのチェックイン時刻は2時からとなっている。
電車でセントラル駅へ向かってもいいのだが、中心部のマーティンプレイスやセントラルホールはここから歩いて行けるようだ。

サーキュラーキー駅の、フェリー乗り場とは反対側はトラムの駅らしい施設が工事中だった。
セントラル駅の横の通りでもトラムの工事が行われている。

これはサーキュラーキーから南へと延びるトラムの新線の建設工事で、セントラル駅を通ってニュー・サウス ウェールズ大学まで12kmの路線ができるようだ。
開業予定は2020年となっている。シドニーの都心部を南北に貫くルートなので、これができたら便利になるだろうな。

このシドニーも過去には路面電車を全廃した経緯があるが、世界的な路面電車の復権とLRT化の波は、ここシドニーにもやってきている。

我が日本はというと、この手の話が上がる度に赤字だの渋滞するだの、ネガティブな意見が主流になってさっぱり進まない。

もう自動車や地下鉄が万能の時代じゃないと思うんだけどね。

情けない。

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 2020年開業に向けて建設中のトラム停留場。

南へ向かってテクテクと歩いていると、歩行者専用道のマーティンプレイスに出た。
賑やかな所かと思っていたが、意外と人が少ない。

あとで調べるとこの辺りはオフィス街のようだった。土曜日だから人が少なかったのだろう。

大きなクリスマスツリーが目を引く。
これから夏に向かう季節のクリスマスツリーというのは、北半球の人間にとっては妙なものに感じる。

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 マーティンプレイスと旧中央郵便局の時計塔。

マーティンプレイスからジョージストリートを南に歩く。
この辺はデパートやショッピングモールが並んでいる繁華街という感じで賑わっている。

この通りも歩行者専用道になっていて、新しいトラムの軌道がすでに完成している。
2020年にトラムが開業すると、トラムと歩行者専用のトランジットモールになるようだ。

この通りは中心部を南北に貫き、セントラル駅まで続いている大動脈だった道路だが、ここから車を締め出して新しいトラムの路線にするとはシドニーも随分思い切ったことをするものだ。

日本じゃ、まだまだ先の話だろうな。

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 ジョージストリートはトラムと歩行者専用のトランジットモールになる。

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 1898年建造のクイーンビクトリア・ビルディング。

このあたりは歴史的な建築物も多い。
トラムが開通したら、観光客にも人気の路線になりそうだ。


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 時計塔がそびえる1889年建造のタウンホール(市役所)。

当初の予定ではフェリーでパラマッタまで行って、そこから電車でセントラル駅に戻る予定でいたのだが、間違えて1つ手前止まりのフェリーに乗ったおかげで、こうしてシドニーの中心部を歩くことができた。
かえって良かったような気がする。

ところで、この旅行記を読んでいる皆さんは、こいつは出発前に相当念入りにリサーチしてから旅行しているんだな、と思われるでしょうが、違います。

ただ適当に歩き回っているだけです。

画像も、通りかかって「これは」と思ったものを撮影しただけで、文章や画像の説明もすべて後付けのもので、事前に調べてからそこへ行っているわけではないのです。

ただ、今までさんざん1人旅をしてきた経験から、こっちに何かありそうとか、これは由緒ありそうというのが、勘というか、何となく感じるものがあって、それに従って動いているだけなのです。

話が飛んだが、タウンホール(Town Hall)駅があったので、ここから電車でセントラル駅へ戻ることにした。
もう2時を過ぎたし、朝からずっと背負ってるバックパックを早く下ろしたい。

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 タウンホール駅のコンコース。

タウンホールからセントラルへは1駅。多数の系統が乗り入れているので本数は多いが、乗り間違えるとあらぬ方向へ行ってしまう。
地上のトラムの開業が待たれるところ。

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 オレンジベストの駅員が白旗を掲げて出発合図。

予約したホテルはセントラル駅北側コンコースから階段を昇って出たすぐ向かいにある。
月曜日の朝が6時前には出たいので、とにかく駅に近い場所ということでここにしたのだった。


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 シドニーで2泊したホテル。セントラル駅南コンコース出口の前。

チェックインして荷物を置きたい。すこし横にもなりたい。
これでだいぶ楽になれる。

あと買い物もしたいなあ。

〜4へつづく


posted by pupupukaya at 18/12/16 | Comment(0) | 2018年オーストラリア旅行
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