2006年ロシア極東旅行記11 ハバロフスクの街

 7日目 2006年7月15日

 ◆ ハバロフスクのトラム(市電)を完乗

8時過ぎ、1階のレストランに朝食へ。日本人の男性と相席になる。
ビジネスか、私のような1人旅かのように見えたが、彼はロシア人の彼女がいて、その両親に会うために昨日やってきた、と話した。
ハバロフスクは今回が2回目で、彼女が日本語を話すので自分はロシア語は分からないという。

今日はハバロフスク市内見物するのでどこか見所はないかと聞くと、市内に見るべきものなんか無いという。
はっきり言って同じ行くなら、ヨーロッパやディズニーランドへ行った方が良いと語った。

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 ホテルの朝食レストラン。

10時ごろホテルを出て、アムール川公園沿いの道を歩いてアムールスキー通りを中心部まで行こうと歩き出す。

しばらく行くと先の方に警官が見えた。三度の職質ですっかり警官恐怖症となってしまったので、やっぱりバスに乗ることにした。

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 ウスペーニャ大聖堂とコムソモリスカヤ広場。

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 坂道のシェフチェンコ通り。

1番の表示をつけたアフトーブス(バス)がきて、車掌が「ナバクザール(駅に行きます)」と言っていたので、乗る。
バスはセールィシェヴァ通りを走り、駅に着いた。

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 電車が待機するハバロフスク駅前。

今日は昨日乗り残した路線に乗ることにする。6番の電車の乗り場は他の系統の乗り場とは別の所にある。ホームがあるわけでもなく、電柱に系統番号と運転時間を表示した標識があるだけで、年配の乗客らしいひとが2人立っている。
表示は10分間隔となっているが、電車はなかなかやって来ない。20分くらい待ってやっと電車が来た。車内はがら空き。

発車してからしばらく専用軌道を走って道路の中央に出る。専用軌道から道路に出るところには信号も何もないのだが、電車が交差点に差しかかると車はすべて停止する。電車優先が徹底している。

道路の中央に出たとたん、歩いても変わらないくらいのスピードなのだが、脱線しそうなほど揺れるようになった。
反対側の線路を見ていると、レールは変形していたり、磨り減って異様に凹んでいたり、継ぎ目は大きくずれていたりで、よく脱線しないと感心するほどにガタガタのレールの上をソロソロと進む。
また道路も舗装されているが、ツギハギ穴ぼこだらけのデコボコ道で、渋滞している。


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 6番のトラム終点。何もない所にループ線だけがある。

シベリア鉄道の線路の下をくぐって、専用軌道になると電車はまたもとのスピードを取り戻した。終点は線路に沿った幹線道路の途中にあって何もない所。電車はぐるりとループ線を回って引き返していった。

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 ロシアっぽい街並み。

道路の方は車の通行も多く、バスが頻繁に走っている。次の電車はなかなか来ない。20分くらいして、やっと電車が来た。戻る電車もがら空きで、閑散路線のようである。

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 空いた車内。

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 5番のトラムが分岐する。

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 トラムのポイント。

次は駅前から5番の電車で北に向かう。車内は混んでいる。5番の路線は坂が多く、線路はアップダウンを繰り返す。
下り坂はブレーキをかけながらゆっくりと走り、上り坂は助走をつけて一気に登る感じ。
途中停留所では降りる人が多いが、乗ってくる人も多くて車内はなかなか空かない。

だいぶ郊外まできたあたりで、アムール川や鉄橋も見えた。
このあたりまでくると、車内もかなり空いてきた。駅から乗ること40分で終点に到着する。

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 5番のトラムの終点。

終点は、アパートが建ち並ぶ普通の住宅地で、停留所周辺を少し歩いてみたがここも特に何も無く、また中心部の方に戻る。一応これでハバロフスク市電は全て乗ったことになる。

駅に戻る電車の運転手はめずらしく男性だった。
電車の中では居眠りしてしまい、目が覚めるといつの間にか車内は大混雑。5番は市電の混雑路線らしい。

中央市場(ツェントラリヌィー・ルウィナク)停留所で降りる。
乗客もここで降りる人が多い。

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 中央市場前で電車を降りる。


 ◆ トラム乗り場とキオスク

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 キオスクが並ぶ中央市場前の停留所。

停留所のキオスク横にタンクのクワス売りが出ていたので、一杯買い求める。
冷たくて甘酸っぱくておいしい。
店によって味が異なるのがまた面白いところだ。

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 クワス売りに人が集まる。

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 炭酸入りでシュワシュワ泡立ったクワス。

中央市場からハバロフスク駅前まで歩く。
これは、電車の写真を撮りたかったから。

駅前から延びる通りはアムールスキー並木通りという幅広の道路になっている。中央は緑地帯というか、公園のようになっていて、トラムの線路はその中を通っている。

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 アムールスキー並木通りの緑の中を走る電車。

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 歩いていると電車が頻繁に行き交う。

またハバロフスク駅前に戻って来た。
トラムの系統はここ駅前を中心としているので、何となく駅前に着いてしまう。

駅前の市電乗り場には、キオスクが建ち並んでいて、その中の1軒の店に、肉を棒のように巻きつけて焼いたものを削って、千切りキャベツと混ぜてクレープに包んだものを売っていた。

「シャーウルマ」と言い、1個60Р。注文を受けてから作り始める。結構売れている。
市内あちこちでこの「シャーウルマ」を売っているのを見たので流行っているのだろうか。

どんなものかと1つ買ってみる。受け取ると結構デカイ。近くのタンク売りのクワスも買って、隅に座って食べる。

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 キオスクで買ったシャーウルマ。デカい!

中身の味付けはマヨネーズとソース、クレープ状の皮は硬くて、かじると中身がはみ出して食べづらい。
家に持って帰って食べるものなのかも知れない。味は、ロシア版お好み焼きのような感じがした。

駅前広場には妖しげな格好をした母子が数組いて、音楽をかけて踊っている。
その中の子供が、周りの人に金をせびっているが、相手にしていないようだ。自分の所にも物乞いの子供が来たが、追い払う。
1人に金を渡すと、全員が集まってきそうだったからだ。

もしかしたらあれはジプシーだったのだろうか。


 ◆ ムラヴィヨフ・アムールスキー通り

もうトラムに用はないので、一旦ホテルに戻ろうと、駅前のバス乗り場から4番のアフトーブス(バス)に乗る。

ところがしばらく行ってから反対方向だと気付いてあわてて降りる。仕方なく反対方向のバス停で待つが、4番のバスはなかなか来ない。
アムールスキー通りを走っていた見覚えのある21番のバスが来たのでこれに乗ると、なんとかレーニン広場まで戻ってこられた。
ここからムラヴィヨフ・アムールスキー通りをホテルまで歩く。

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 レーニン広場前の歩道橋。

ムラヴィヨフ・アムールスキー通りは、レーニン広場からアムール川手前のコムソモリスカヤ広場までの道路になる。
この通りの主役はトロリーバス。
日本では過去の乗り物だが、ここハバロフスクでは現役である。

またここは市内一の繁華街になっていて、人通りも多く市内で一番賑やかなところだ。。
整備された幅広の歩道や、新しい建物もすべて中世ヨーロッパ調で統一された通りは、明るく清楚な雰囲気となっている。

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 人出でにぎわうムラヴィヨフ・アムールスキー通り。

歩道の脇には、ホットドッグやクワス、マロージナエなどの露店が出ている。
マロージナエをかじりながら歩いている人も多い。

露店でホットドッグを1本買う。1本17Р。
ホットドッグを食べながらブラブラと歩く。

デパートや本屋などにも入ってみる。
今度はまた露店でマロージナエを買ってみた。バナナ味というのを指差してコーンに盛ってもらう。1個24Р。
しかしよく食うなあ。

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 道端のあちこちに出ているホットドッグ屋。

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 露店で買ったホットドッグ。ケチャップがたっぷりと。

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 市内の通りはアップダウンが激しい。

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 赤レンガ造りの建物。

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 マロージナエ(アイス)売りの露店も多い。

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 バナナ味のマロージナエ(アイス)。甘さも控えめでおいしい。

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 路上にテントを張ったカフェテラス。

すっかりハバロフスクっ子になった気分だ。
ツアー旅行ではこうはいくまい。

ホテルに戻り、ロビーの両替所で50ドル分をルーブルに換える。
土産物も買わねばならない。しばらく部屋で休んで、また外に出ることにする。

〜12へつづく


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