2018年流氷を見に弾丸旅行1

冬は嫌いだ。
雪は降るし、日は短いし、毎日クソ寒いし。

しかしそんな冬でも楽しみにしていることがあって、それは 流氷

私は流氷が好きだ。
あの流氷って毎日のギスギスしたことを忘れさせてくれるチカラがあるね。

あーあ流氷でも来てないかなとネットで調べると、おっと流氷が来ているではないか。
しかもかなりしっかりと厚い氷がきているようだ。

ryuhyo20180209.png
 2018/2/9の海氷速報。オホーツク海沿岸に流氷が押し寄せている。

流氷見は賭けだね。
ガソリン代かけて車で行っても、着いた頃には流氷は去った後なんてこともある。

それでもこれだけたくさん押し寄せているんだったら、1晩で消え去ることも無いんじゃないか。

嬉しいことに今週末からは3連休。
ちょうど雪まつりと重なるので、観光客とかち合うのはいやだな、とためらった。
長距離の運転が面倒というのもある。

チャンスは1度きりだ。

そんなわけで、金曜日の夜10時過ぎ、車で札幌を出発した。
高速なんて使いませんよ。ひたすら下道を走る。

夜行列車の特急オホーツク9号があった昔ならば、札幌駅から乗って、夜汽車の雰囲気で一杯やってから、座席で横になったのだろうが、あいにくそんな列車はもうない。

行先は紋別にするか網走にするか迷ったが、網走にしよう。
経験から、海岸から流氷を見たければ網走の方が確立は高い。

どちらにしても一路旭川を目指す。

DSCN7296.JPG
 0:21、深川通過。

DSCN7299.JPG
 0:50、旭川台場のスタンド着。

旭川市内に入ったところにあるモダで給油する。
たしかここは午前2時までやっているはずだが、店の照明は落とされて真っ暗。

店じまいしたのかと思いかけたが、セルフの機械は動いたので給油する。
満タンになって一安心。
去年、野付半島まで行ったときは途中でカラになりかけて、中標津まで冷や汗ものだった。

旭川新道を抜けて国道39号へ。愛別ICから旭川紋別自動車道の無料区間に入る。

早く着いてもしょうがないので、ずっと80km/hをキープ。
終点の瀬戸瀬ICまで1台の車にも抜かれないし追いつきもしなかった。
夜中にずっと走っていると大抵トラックに追いつくものだが、今夜はどうしたのだろう。

遠軽着が2:50、ちょっと早すぎたな。もう1時間遅く出てもよかった。
今朝の網走の日の出は6時30分。早く着いても夜が明けないことにはどうしようもない。

能取岬で日の出を見たかったので、遠軽からは湧別経由で網走を目指す。

途中の道の駅サロマ湖で1時間半ほど休憩。
ひと眠りしようとしたが、眠れなかった。
空は三日月と星が見える。これは日の出と青空が期待できるかな。

DSCN7318.JPG
 3:40、道の駅サロマ湖着。

休憩と時間調整の道の駅を出発。
だんだん空が白んできた。

6:10、能取岬に到着。もうだいぶ明るくなった。
駐車場にはこんな時間だが車が数台停めてある。

みんな考えることは同じで、流氷と日の出が目的である。

IMG_0793.JPG
 6:10、能取岬への道。

肝心の流氷だが、接岸はしている。ただ、沖合には海水面が広がっているところもあって、一面真っ白というわけにはいかなかった。

風がむちゃくちゃ強い。
しかも陸からの風。これでは流氷が風で沖に流されてしまうよ。

サロマでは星が見えたのに、こっちはどんよりと曇り空。朝日は無理っぽい。

IMG_0783.JPG
 日の出前の能取岬と灯台。ここは地の果てオホーツク。

6時半、太陽は現れなかった。残念。
朝日ねらいの人たちはもう少し粘るんだろうか。誰も帰ろうとはしない。

私はサッサと退散します。

DSCN7331.JPG
 日の出撮影は空振りに終わった。 

自然現象なのだから、あきらめが肝心。
次は北浜だ、と車を走らせる。

網走市内に入る手前の海岸沿いの道から、ぼんやりと光る朝日がみえた。
沖合は結構海面が広がっている。これは一足遅かったか。

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 雲越しにぼんやりと光る朝日。右に見えるは帽子岩。

網走の町中を抜けると、びっしりと流氷が見えた。
やはり紋別ではなく網走にして正解だった。

北浜駅から200〜300mほど過ぎたところにあるセイコーマートの横に踏切があって、そこから海岸に行くことができる。
おお〜踏切の向こうの海は真っ白になっている。流氷がびっしりだ。

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 北浜駅近くの北浜構内踏切。

IMG_0851.JPG
 踏切からの線路。

7時20分、人はほとんどいない。
ただ、砂浜に積もった雪の上は人の足跡だらけ。
北浜駅も近いし、昼くらいには観光客が多く来るのかもしれない。

IMG_0849-001.JPG
 水平線まで一面流氷びっしり。

見よ、この大氷原。

札幌から夜通し運転して来た甲斐があったというもの。
さあ近くまで行ってみよう。

2へつづく


posted by pupupukaya at 18/02/12 | Comment(0) | 道東の旅行記
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