昔ここにはキヨスクがあった

北海道内のキヨスク(KIOSK)がここのところ急速に消滅しています。
そこのところの事情は拙ブログ

キヨスクは絶滅危惧種なのか

に書きましたが、ここからはかつてあった北海道内のキヨスクを見てみましょう。

北の方から順番にいきます。


稚内駅(2010年9月撮影) 2012年4月2日閉店

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日本最北端のキヨスクだった。90年代くらいまでは朝6時の急行利尻到着時から、22時近くの同列車発車までずっと開いていた。

まだ市内にセイコーマートがなかったころ、町の人が結構買い物に来ていたのを思い出す。
道の駅と一緒になった新しい駅舎には土産物屋やセイコーマートが入居しているので、買い物の点は以前より便利になった。


南稚内駅(2005年7月撮影) 2012年3月31日閉店

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ここも90年代初頭は急行利尻発車時までやっていたなあ。
地元の人の利用は、稚内よりもこちらの南稚内の方が多い。

雑誌や文庫本が目立つのは、特急の長時間乗車のためか。
旭川までは3時間半、札幌までは5時間の長旅だ。


名寄駅(2004年11月撮影) 2016年12月20日閉店

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稚内駅のキヨスク閉店後はここが最北端のキヨスクになった。
待合室とホームの両側に面したところに、角館商会のそばと駅弁の売店があった。

急行時代は名寄で車両連結のため、3〜5分の停車時間があり、ホーム側の売店に人が群がったものだった。
その売店は2009年に一足先に閉店。名寄駅も寂しくなった。


網走駅(2014年2月撮影) 2016年3月16日閉店

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特急オホーツクと大雪の始発駅の網走駅。
ここのキヨスクは閉店の10年以上前からワンオペで切り盛りしていた。休みは日曜だけで、祝日も年末年始も店に立っていたという。

画像の日は吹雪のため全列車運休だった。そんな日でも営業していた。
キヨスクなき後、待合室では駅弁のモリヤ商店ががんばっている。
駅横にあったローソンは閉店してしまった。駅弁も閉店になれば、特急の利用者は買い物難民になってしまう。

がんばれモリヤ。


遠軽駅(2007年8月撮影) 2015年11月30日閉店

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名寄駅と同じく大型の木造駅舎が健在。
名寄駅の方は、JR化後にかなり改造されているが、遠軽駅はほぼ国鉄時代のまま。
真ん中のストーブとキヨスクが温もりのある待合室という感じ。
おかむら駅弁屋による駅弁の立売りもあったが、こちらは2015年に廃業となった。

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1番ホーム側の窓からも買い物ができた。上記遠軽駅
特急の車内販売が無くなってから、3〜4分の停車時間で買い物ができる唯一の場所だった。


旭川駅、地平時代の2・3番ホーム(2008年6月撮影) 現在も高架駅で営業中

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ここは厳寒の地。冬はガラス戸が閉まっていて、客は自分で戸を開けて買い物をしていた。
1番ホームにも同様にあった。
高架駅になった現在でも3・4番ホームで営業が継続している。

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旭川立売の売店。こちらは同じく地平時代の2・3番ホームにあった(2008年6月撮影)

ホーム上にキヨスクとは別に駅弁業者が売店を構えている駅もあった。
旭川のほかは、地平時代の札幌駅、岩見沢駅もそうだった。
国鉄時代は駅構内の営業はキヨスクの専売だったの新聞・雑誌などは置いていない。扱う商品は限られていたようだった。


富良野駅(2006年10月撮影) 2016年10月31日閉店

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いまや大観光地の富良野だが、観光客の鉄道利用は少ない。
旭川立売製の駅弁を置いていたこともあった。
待合室の立ち食いそばは今でもまだあるようだ。


留萌駅(2007年8月撮影) 2008年10月1日閉店

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この画像の数年前、NHK朝の連ドラにあやかってSLすずらん号が運転された時は一時的に賑わったのだが、長くは続かなかった。
待合室には立ち食いそば屋がある。


根室駅(2013年9月撮影) 2015年9月30日閉店

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日本最東端のキヨスクだった。釧路や札幌までの長距離客が多かったのだが。
駅舎隣の食堂はまだあるようだ。向かいの観光インフォメーションセンターで土産物の調達はできそうだが。


厚岸駅(2013年9月撮影) 2015年8月31日閉店。

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いまや全国区になった駅弁『かきめし』を置いていたこともあった。
駅弁屋は駅前にあって、90年代初頭くらいまではホームでの立売りをしていたのを思い出す。


岩見沢駅(2006年10月撮影) 現在も駅舎1階にて営業中。

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もとは大型の木造駅舎だったが2001年に焼失した。上はプレハブの仮駅舎時代のもの。
JR化後しばらくまではホームにもキヨスクがあって、ホームには岩見沢構内立売商会による売店と立ち食いそば屋の3店舗もあったことになる。それ以外に、駅弁の立売りがあって、列車が着くと「え〜べんと〜」と声を張り上げてホームを往復していた。
岩見沢は鉄道の要衝であり、鉄道の町だった。


追分駅(2009年5月撮影) 2010年頃閉店?

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町の規模の割には大きな駅舎が鉄道の町だった証。
普通列車の旅では、ここ追分で長時間待ち合わせとなることもしばしば。
駅近くには店がなく、ここのキヨスクは重宝ものだった。


札幌駅ホーム 番線不詳(2012年9月撮影) 2015年閉店?

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かつては全部のホームにあったが、端のほうのホームから順次閉店し、いまはホーム上からキヨスクがなくなった。

2000年代は、1つのホームに3店舗もあったなあ。西側のエスカレーターを上ったところ、中央のそば店と同じ小屋、東側の階段を上ったところ。それが次々と閉店・撤去されてしまった。

こうして見ると、売店は店の中も吹きっさらし。しかもずっと立ち仕事。最低気温-10度以下になることがある札幌。冬は寒かったろうな。暖は足元のヒーターだけだったろう。
しかも、ディーゼル特急の容赦なく響く轟音の中で客の注文を聞かなきゃならない。

その苦労話をどこかで聞かせてほしい。


苗穂駅(2013年10月撮影) 2017年3月10日閉店

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昔は工場地帯の通勤駅。いまは駅周辺にマンションも増えた。
木造駅舎だが2018年度中には新築移転し、橋上駅になる予定。新駅舎の計画図にはキヨスクらしきスペースがあるのだが、どうなるのか。


稲積公園駅(2007年5月撮影) 2012年頃閉店?

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もとは駅舎内の待合室にあったが、いつの頃からか駅を出て『コンビニキヨスク』の名でコンビニ形態の営業となった。

キヨスクも対面販売からコンビニ形式にリニューアルされた店をコンビニキヨスクと称していたが、いまはどちらもキヨスクの名に統一されたようである。


銭函駅(2004年11月撮影) 2015年9月27日閉店

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数少なった木造駅舎が現役。
道内の最初の駅立売りだったといわれる『酒まんぢう』を芦別市の菓子店が復元。ここのキヨスクに置いていた。
夏休み中は海水浴客でにぎわうが、普段は札幌近郊の通勤通学駅である。


長万部駅(2013年7月撮影) 2017年8月23日閉店

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長万部といえばかにめし。少し前まではホームでの立売りもあったような気がするが、いつの間にか無くなっていた。
特急ならば車内販売での積み込みがあるが、駅で買うときはキヨスクで取り寄せ販売となっていた。
普通列車はすべて長万部で乗換となる。接続も悪く、この駅で長時間待ち合わせになることも多かった。


八雲駅(2013年10月撮影) 2018年2月14日閉店予定

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意外と知られてないが、JR北海道の最西駅はここ八雲。道内で一番西にあるキヨスクでもある。
瓶入りの元山牧場牛乳が人気。駅で飲んで瓶を返せば40円引きになる。


森駅(2005年9月撮影) 2018年3月7日閉店予定

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森駅名物のいかめしを置いていた。
いかめし自体は真空パックや冷凍なども含めると色んなところから出ているが、駅弁のいかめし阿部商店のが元祖である。
すっかりデパートなどの催事ではおなじみになって久しいが、キヨスクに置いていて、一応駅でも買うことができた。


五稜郭駅(2017年4月撮影) 2018年3月18日閉店予定(道南いさりび鉄道が引継ぐ)

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いまは特急北斗が全部停車するようになり、ダイヤ上は函館市内第2の駅となったが、ここも不採算店舗として閉店することになった。

キヨスクとしては閉店するが、道南いさりび鉄道が店名を変更して営業は継続する。
待合室内には『駅そば みかど』があったが、こちらは2016年に閉店している。


函館駅5・6番ホーム(2015年8月撮影) 2015年9月27日閉店

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函館駅は特急北斗のほか、青函トンネルを通って本州へ向かう特急白鳥の始発駅だった。そのため結構繁盛していた。
ホームの売店だが、函館のはコンビニ形式になっていた。

キヨスクがあったのはおもに特急が発着する5・6番線と7・8番線の2店舗だった。
特急の始発駅だし、ホームは無理でも、せめてホーム入口の通路あたりに1店舗あれば・・・。


函館駅旧駅(2000年頃撮影) 現在セブン-イレブン北海道ST函館店として営業

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函館駅が今の新しい駅舎になったのは2003年のこと。以来キヨスクはコンビニ形式の新店舗として営業していたが、2015年にセブンイレブンとなった。

旧駅舎時代は、改札口と待合所の間に対面式の店があった。
函館駅は深夜・早朝でも夜行列車が発着するため、24時間開放していた。これは旭川駅も同様だった。
その利用者のためにキヨスクもなんと24時間営業だった。90年代前半ころまでの話である。
いつしか治安や管理上の問題から、深夜の1時間ほど駅を閉めるようになり、キヨスクの24時間営業も無くなったようだ。


木古内駅(2013年10月撮影) 2015年3月14日閉店

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JR北海道の木古内駅は新幹線の駅ということになる。それまでの木古内駅は道南いさりび鉄道の駅となり、同時に無人駅となった。

新幹線の新函館北斗駅にはキヨスクが数店オープンしたが、木古内駅の方は売店の類は一切置かれていない。
想定の利用者数では商売にならないとの判断からだろう。

新幹線開業を待たずして閉店した木古内駅のキヨスクだが、しばらくして木古内公益振興社がキーコショップをオープンした。
これも2016年3月末で閉店している。不採算ではなく、当初から期限付きの営業だったようだ。

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木古内駅キヨスクの跡にオープンしたキーコショップ。2016年3月31をもって閉店した。



いかがだったでしょうか。

駅に行けばキヨスクがあり、旅立ちの汽車に乗る前、あるいは通勤通学途中に何げなく立ち寄って買い物をしたキヨスク。
こんなキヨスクも気が付けば過去の遺物になりつつあります。

あと何年かすれば対面販売のキヨスクは・・・

私からは言いません。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。


posted by pupupukaya at 18/02/11 | Comment(2) | 北海道の駅鉄
この記事へのコメント
学生時代、「Kiosk」で会社員が新聞や雑誌の上にガムなどをのせて差し出すと、
年配の店員が瞬時におつりを渡す様子を見て、職人技だと感心したものでした。

その昔、乗車している特急に食堂車が連結されていると充実感があったのと同様、
たとえ何も買わなくても、駅に「Kiosk」があると妙に安心感があったものです。

私は千葉県在住ですが、当地における駅売店といえば「NewDays」のみで、
主に利用するJR東日本の路線の範囲において、「Kiosk」は見かけなくなりました。
時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、何となく寂しいものですね。

リメイク版の旅行記や、JR北海道の路線存廃についての考察も拝見しています。
ブログの更新は時間と労力を要すると思いますので、マイペースでいきましょう!
Posted by 北斗星51号 at 2018年02月11日 22:47
毎度ありがとうございます。
今まで普通にあったものが、気づけば無くなっているものってよくありますよね。
旅行記ばかりでなく、こうした身近なことも取り上げていきたいとおもっています。
マイペースで (^^)
Posted by pupupukaya at 2018年02月18日 12:43
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