2006年ロシア極東旅行記3 ユジノサハリンスクその2

 ◆ リニューアルされたユジノサハリンスク駅

カフェカラボークで昼食後、ホテルに戻る途中で「駅の中を見たい」と言ってみた。ガイドのP君は「何もありませんよ」と少ししぶったが、少しだけということで、一緒に中に入る。

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 キオスクもきれいに整備された駅前。

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 保存SLのD-51とユジノサハリンスク駅。

いままでコンコースを囲むように占拠していたキオスクが全て無くなっている。ベンチも以前の木製の物から新しい鉄製の物に交換されている。大分すっきりしたようにも見えるが、寒々とした印象のほうが強い。
きっぷ売り場も、リニューアルされて様変わりしていた。

きっぷ売り場の上に掲示されている時刻表を見たが、とくに列車本数も変わりない。2004年11月からコルサコフへの旅客列車が再開したと聞いていたが、時刻表にはコルサコフ行の列車は見当たらなかった。
時刻表の下には、電光掲示の列車発着案内が新設されていて、今日発車する分の列車時刻が表示されている。

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 時刻表下のディスプレイには列車の発着が表示される。

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 きっぷ売り場も新しくなった。

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 売店が全て撤去され、ガランとしたコンコース。

前にたくさんあったキオスクが無くなったと言うと、鉄道構内であのような営業は禁止されたと答えた。
「ここには何もありません、ただの町の駅です」

ホテルのフロントでP君と別れる。明日は朝7時に迎えに来るという。ずい分早いが、予定ではフェリーのホルムスク出港は18時となっていたが、午前中に出ることもある、できるだけ早くにホルムスクについた方が良いと言われた。

部屋に戻ると、歩き疲れて1時間ほど寝る。


 ◆ 路線バスでユジノサハリンスク市内めぐり

2時過ぎ、1人でホテルを出る。このままホテルでじっとしているのはもったいない。やっと1人になれたとも思う。

レーニン通りを歩いて、踏切そばの自由市場へ。
月曜の昼間のせいか人は少なく、またこれといった物も無かった。街中の店の方が物は豊富になってきたので、市場の勢いも衰えてきたように見える。

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 きれいになったレーニン通り。

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 サハリンデパート前の交差点。

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 市場横の踏切。

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 列車の通らない日中は住民の通路となっている線路。

歩道を歩いていると、自転車に乗っている人をよく見るようになった。ほとんどがマウンテンバイクで、交通というよりは、まだまだ子供のオモチャ的な感覚のようだが、たまに大人も乗っている。自転車も歩道を走っているのは日本と同じ。

レーニン通りのバス停でバスを待つ。系統番号と経由地が、ドアの内側から貼紙で一応表示してあるが、どの番号がどこに行くのかは全く分からない。色々な系統番号を掲げた14人乗りのワゴンバスは次から次へとやってくる。どのバスも満車で発車する。満車の場合は次の便を待つしかない。

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 ワゴンバスの車内。

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 路線バスの車内から。

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 窓には系統番号や経由地が張り紙してある。

バスの路線図でもあれば便利なのだが。一応路線図は市販されており、「地球の歩き方」にも路線番号が載っているのだが、実際は一部の番号のほかは違っている。

席の空いているバスがあったので、それに乗り込む。乗ってから前の人に10Рを渡すと、運転手までリレーで渡してくれる。いったいどこへ連れて行かれるのだろうか。車はレーニン通りからコムニスト通りへ入り、ミーラ大通へ。ドームタルゴーヴリデパートの前で降りる。

こんな感じで面白いので、ポケットに10Р札を数枚入れて、夕方までずっとバスに乗っていた。

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 どこだかわからない場所に着いた。同じ番号の反対方向に乗れば戻れる。

ユジノサハリンスクの町は基本的に道路は南北に直角に交わり、方角さえ把握していれば大体の位置はわかる。変なところへ来てしまっても、反対方向のバスに乗れば中心部まで戻ってこれるようになっているので心配することは無い。

バス停の上の方に系統番号と運転間隔が表示してあるが、過去の物のようであまりアテにはならない。バスも路線に沿って流しているという感じで、たまに同じ番号が続けて来たり、途中で追い抜いたりする。

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 クワスのタンク売りを発見。

とあるバス停で降りると、クワス売りのタンクを見つけた。使い捨てコップ一杯10Р。一杯もらう。
クワスとはライ麦と黒パンを発酵させたロシアの飲み物で、味は酸味があって炭酸が少し効いたやさしい味。

クワスを飲んでいると、次から次へと売れている。空きペットボトル持参で買いに来る人も多い。

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 夏場はあちこちで目にするクワス売り。結構人気。

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 クワスは使い捨てコップで販売してくれる(10р)。甘酸っぱいロシアの味。

6時ごろ、バスで駅前まで戻る。
また駅の中をぶらぶらしたりするが、鉄道駅を不用意に歩きまわったりしない方がいいと後日思い知ることになる。
このときはまだ何もなかったが。

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 ユジノサハリンスク駅の地下道。

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 ユジノサハリンスク駅のホームと列車。

昨日のスーパー「ピエールブイ」でウオッカ(110.4р)と鰊の酢漬け(49.6р)などを買う。
店内には日本製のインスタントラーメン、コーヒー、醤油なども売っている。当然、日本国内で売っているよりも高い。
買物袋を提げてホテルまで歩いて戻った。

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 今日の夕食。メインはスモークニシンの酢漬け。

部屋に戻ると、シャワーを浴びてビールを飲む。鰊の酢漬け「マチュー(матье)」をひと口食べ、これはウオッカだとビールはやめてウオッカを飲む。

窓辺で外を見ながら、昨日の残りの黒パンと鰊をつまみながらウオッカを飲んだ。
しかしロシアの食べ物って、すべて黒パンとウオッカに合うようになっている気がすると、あらためて思った。

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 窓辺に並べてみる。異国の風景を見ながらの一杯。

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 黒パンとウオッカが進む。

〜4へつづく


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