2008年9月12日の乗車ルート
ブレーメン→ハノーファー
ハノーファー→ベルリン
ベルリン→ハンブルク
ハンブルク→(夜行)バーゼル
■ブレーメン
ブレーメン中央駅正面の広場はここもトラムのターミナルになっている。ホームは4面6線もあってかなり本格的。
まだ薄暗いホームに明かりを煌々とつけた電車が停まっていたので乗ることにする。その前にチケットを買わなければならないが、ホームを探しても券売機は見当たらない。
ブレーメン中央駅は石造り風の立派な駅舎。広場にある車輪を使ったベンチがユニーク。
電車の車内に券売機があった。ブレーメンは乗車してから車内でチケットを買う方式のようだ。
どこに行く電車かは判らないが、終点まで行ってまた反対の電車に乗れば確実に戻ってこれるわけで心配は無い。
早朝の街中を通り抜け、電車の終点はブレーメン空港だった。
折り返しの電車まで20分ほど時間がある。空港のトイレはさすがに清潔でしかも無料。ここで顔を洗わせてもらう。
トラム車内。ブレーメンは車内に券売機が設置してある。
空港からは折り返しの電車に乗る。中央駅を通り過ぎて、2系統が分岐するブラームス通りという停留所で降りる。
このあたりは閑静な住宅街のようだ。まだ朝8時近く、土曜とあってか人通りはほとんどない。
たまに自転車に乗った人が通り過ぎて行く。
近くにあったパン屋だけはすでに賑わっている。朝食用に御主人が買いに来るのか、パン屋に出入りする客はなぜか男性が多い。
トラム車内から。カーブを曲がる連接車体。
6番と8番の系統が分かれるブラームス通り。
ブラームス通り停留所。普通の住宅地。
再び駅を通り越してドームスハイデ停留所で降りる。ここはちょっとした広場になっていて4方向に線路が伸びている。市内トラムの多くの系統が集中する。当然ながら自動車は進入禁止。道路上はすべて石畳になっていて美しい。
このあたりが旧市街で石畳に整備された道路や石造りの古い建物が建ち並ぶ。そんな歴史的な街並みと最新型の電車はなぜかよく似合う。
しかしここも第二次大戦の爆撃で壊滅的な被害を受けて、復興したところでもある。
今回は駆け足で廻っているが、ブレーメンは再び訪れたい、今度はゆっくり滞在してみたい都市のひとつであった。
多くの系統が集まるドームスハイデ。石畳のトランジットモールになっている。
右が市庁舎、左がローランド像。中心部マルクト広場を行くトラム。
聖ペトリ大聖堂とトラムの電車。
トラムが乗り入れるトランジットモール。昼になれば賑やかになるのだろう。
ベンツタクシー。
笛吹き男の像。
重厚なドームのブレーメン中央駅。
駅舎の内部。高いドーム屋根。
駅舎とホームを結ぶ地下道。両側にはテナントが並ぶ。
■ブレーメンHbf 9:14 → 10:14ハノーファーHbf ICE535
ブレーメン中央駅から乗った列車はほとんどの座席に予約が表示されているが、予約区間はハノーファー・ミュンヘン間が多い。私はハノーファーで降りるので座らせてもらう。
車内は各列がほぼ埋まるくらいの乗車率で、今まで空いている列車にばかり乗っていたこともあって賑やかに感じる。週末なので客層も行楽客が多いようだ。
ミュンヘン行ICE535列車。わりと乗っている。
在来線区間だが最高時速は160km/h。車端部に速度が表示される。
ゆったりとして掛け心地の良いICEの座席。
ブレーメン・ハノーファー間は122キロ。この列車は両都市間をノンストップで走行する。ハノーファーまで頻繁に貨物列車とすれ違う。車運車が多かった。
ハノーファー中央駅に到着。
■ハノーファー
ハノーファー(日本語読みならばハノーバー)は世界最大の産業見本市会場があるところとして知られる。
またここは、東方向はベルリン、西方向はドルトムントやケルン、南方向はフランクフルトやミュンヘン、北方向はハンブルクやブレーメンへと十字に交差する交通の要衝でもある。
レンガ造りのハノーファー中央駅。
駅正面に立つハノーファー王だったエルンスト・アウクスト1世の像。
駅前停留所のトラム電車。
ここでもトラムに乗ろうと駅前の乗り場で電車を待つが、表示機に表示されている時刻はとうに過ぎて、20分ほど待ってもさっぱり電車が来ない。
駅前広場の手前でさっきから電車が停止しているが動く気配も無い。どうやら事故かなんかで停まっているようだった。
仕方ないのでしばらく歩いて街を散策する。
駅前広場手前で停止したままの電車。
人通りは多いが、まだオープンしたばかりのデパートやカフェはまだ人も少なくひっそりとしている。昼頃からにぎやかになるだろう。
港町ブレーメンの重厚な街並みと対照的にハノーファーは近代的な建物が多い。
オープンカフェも開店したばかり。
人通りの多い駅前の通り。割と近代的な街並み。
特にこれといった見る物もなく、1時間うろついて駅に戻ってくる。電車は相変わらず停まったままだ。
トラム乗車はあきらめてベルリンへ移動する。
駅前の屋台で買ったアイスクリーム。
ハノーファー駅舎内部。
すっかり珍しくなった回転式列車案内が健在だった。
ハノーファー中央駅の発車時刻表示機は昔ながらの回転式であった。次のベルリン行き11:31発のICEベルリン東行で、表示板には約5分遅れと表示してある。
ここまでの旅で列車のダイヤは概ね正確である。表示板の遅れ表示もこの列車だけのようだ。