2008年ドイツ鉄道旅行記2

■ミュンヘン空港→ミュンヘン中央駅 Sバーン(S1)

日本では20時過ぎだがドイツではまだ昼の13時過ぎ。やっとミュンヘンに着いた。出口でスチュワーデスに「バイバイ」と言って出る。

入国審査は『Non-EU』と書かれた方に並ぶ。
審査官にパスポートを差し出してスタンプを押してもらえば入国審査は終了。あとはターンテーブルで自分の荷物を受け取って外に出るだけ。税関検査は無いようだ。あっけない入国だった。

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 空港ターミナルからSバーンの駅へは(S)マークの表示に従って進めばよい。 

ターミナルからミュンヘンの中心部までは離れていて、:中央駅)までSバーンで40分以上かかる。
駅へは案内表示の電車マークと[S]と書かれたSバーンのマークの方向に進んで行けばよい。ショッピングモールの通路を大分歩くと券売機の並んだ電車乗り場があった。

まず切符を買わなければならない。券売機は駅ごとにボタンが並んでいるのだが、中央駅である『Hauptbahnhof』の文字を探すが見つからない。

機械の前にずっと立っていたら一人の男性が近づいてきて何か言ったのでカミカミで「ハウプトバーンホフ?」と券売機を指さして言ってみた。「セントラルステイション?」と返されたので「イエス」と言うと、こうこうこう、と操作の仕方を教えてくれた。

なんとか購入でき、ドイツ語で「ダンケシェーン(ありがとう)」というと「ビッテシェーン(どういたしまして)」と答えた。親切なおじさんだった。このおじさんは他の人にも教えて回っているようだ。職員ではなさそう。

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 券売機コーナー。どうやって操作するのか戸惑う。

改札は無く、階段で直接ホームに降りる。ホームには刻印機があって、差し込んで日付を刻印すると切符が有効になる。これをしないと無効の切符となり、運悪く検札があった場合不正乗車とみなされて罰金を取られるので注意したい。

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 空港駅のホーム。改札口は無いので出入りは自由。

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 日付の刻印機。改札口はない代わりに自分で切符に日付を入れる。

ホームで待っていると赤い電車が入ってきた。車内はオールクロスシート。しばらくして折り返し発車する。各駅停車、途中駅で乗客はかなり入れ替わる。車窓は緑の多い住宅地といった感じ。快速「エアポート」の雰囲気に似ていなくもない。貨物列車専用なのか分岐や並行する線路が多い。

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 空港からの電車車内から。途中の停車駅。

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 Sバーンは赤い電車。

日本と同じく次駅の車内放送がある。「ハウプトバーンホフ」と放送があったので次で降りる。このハウプトバーンホフ(Hauptbahnhof)という言葉は覚えておくと大変役に立つ。ドイツの街歩きで、道が分からなくなっても標識や案内板にこの文字を見つければ確実に中央駅に行くことができる。

Sバーンは列車駅とは別の地下ホームに発着する。ホテルは駅近くにありルートを示した地図も持ってるのだが、上がる階段を間違えて変な所へ出てしまった。中央駅は広くて、地下では方向感覚もわからなくなる。
駅構内をさんざん歩きまわってやっとわかる場所までこれた。ここからホテルまでは歩いて3分程なので便利。

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 ミュンヘン中央駅の案内所と電光掲示の発車案内版。改札口はない。

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 広いコンコース。

今日1泊するホテルは日本のビジネスホテルのような所。建物は古そうだ。周囲は駅裏の場末のような雰囲気の場所だが駅から近いのはありがたい。
チェックインして部屋に荷物を置き、ようやく一息ついた。

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 ミュンヘンで宿泊したホテル。

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 ホテル入口に置いてあった像。ライオン?

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 ホテルの部屋。少々せまいが1泊の宿としてはまあまあ。


■ミュンヘン、ビールを求め

札幌からミュンヘンまで24時間以上もかかって疲れているはずなのだが、早く街を見物したい。休憩もそこそこに街見物のためホテルを出る。

トラムに乗ろうと中央駅正面にある電停の券売機で切符を買おうと5ユーロ札を機械に入れるが何度も戻ってくる。仕方ないので歩く。中央駅正面からまっすぐの道を行くと広いカールス広場に出る。トラム(路面電車)のターミナルになっていて、道路上に線路が交錯する。

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 宿泊ホテル前。奥がミュンヘン中央駅。

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 中央駅正面の市電停留所。

カールス門をくぐると歩行者天国になっている。
門の下に銅像があって近づいてみると銅像が動いた。びっくりした、全身を銀色に染めて銅像の格好をして立っているのだ。彼はあの恰好をして1日中ここに立っているのだろうか。

他にも銅像の格好をしていたり、テーブルの上から緑色に塗った頭だけ出してスイカの格好をした人とかストリートパフォーマンスの人がおもしろい。
ストリートミュージシャンも居る。みんなプロのように上手で感心する。もっとも、下手くそだと欧米では日本と違って市民から”不要な音を聴きたくない自由”を主張されるのかもしれない。

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 カールス広場とカールス門。

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 カールス門をくぐればノイハウザー通。一番の繁華街。

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 ノイハウザー通りは終日歩行者天国。大変にぎやかな通り。

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 銅像かとおもったら・・・実は金粉をまとった人間だった。

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 色んなストリートパフォーマーがいる。

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 ストリートミュージシャンもいる。演奏をお聞かせできないのが残念。

広い通りの歩行者天国には大勢の通行人がいて、道の両側はデパートやカフェなどが並んでいる。どの建物のデザインも統一されているので街並みが美しい。レストランやカフェの前はどこもオープンカフェになっている。
日本人旅行者らしい人もチラホラと見かけた。

賑やかな通りをまっすぐ歩いて行くとマリエン広場に出る。この広場で目を引くのが壮大な石造りの新市庁舎である。
ここの塔には仕掛け時計があって、毎日11・12・17時になると鐘の音と共に中の人形が踊り出す。
ちょうど17時の鐘が鳴るころなので、このマリエン広場はすごい人だかり。

時間になると鐘のメロディーを奏でながら中の人形が回りだして10分間ほど続く。

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 マリエン広場にある新市庁舎。1867から42年間を要して建てられた。

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 塔にあるからくり時計が動く時間になると広場は人がいっぱいになる。

ドイツにやってきたからにはやはりビールが飲みたい。有名なホーフブロイハウスというビアホールに行ってみたが中は満席でしかも盛り上がってムンムン。一人で飲める感じではなかったのでそのまま出てしまった。

歩いていると市場があって、ここがヴィクトリアーリエン市場である。公園の中に露店が並んでいるようにも見える。どの店も店じまいの時間のようだ。市場の真ん中にシンボルのマイバウムが立っている。このマイバウムは札幌の大通公園にも同じものが立っている。

テーブルと椅子を並べただけのビアガーデンもあって、こっちも大にぎわいであった。ここはセルフサービスのようでテーブルでの食事は市場で買ったものや持ち込みらしい。ビールは売店でジョッキで売っている。

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 ヴィクトリアリエン市場に立っているマイバウム。同じものが札幌の大通公園にもある。

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 市場のビアガーデン。すべてセルフサービス。

ビールの売店は盛況で、列ができている。中の店員が次から次へとカウンターにビールジョッキを並べる。0.5Lと1Lのジョッキがあるが、どうせなら大きなジョッキでグイっといきたい。1Lのジョッキを受け取ってレジで支払う。1杯6.2ユーロ。プレッツェルも一緒に買った。

売店のそばの木のテーブルを置いた立ち食いスペースが空いてたのでそこで飲むことにした。プレッツェルは外側はカリッと中は柔らかく焼いたパンで、塩辛い岩塩がまぶしてあってビールに良く合う。

ドイツには1516年制定の『ビール純粋令』という法律があって、大麦、ホップ、水で造ったものをビールと呼ぶ(のちに酵母も加わる)というもので、今でも守られている。
緑豊かな青空市場で飲んでいるとだんだんいい気分になってきた。
1Lのジョッキはまたたく間に空になり、また売店でビールを買ってくる。ミュンヘンの人は毎日おいしいビールを飲めるんだな、いいなあ。

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 行列ができる生ビールの売店。

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 市場のビアガーデン売店で買った1Lジョッキとプレッツエル。

ところでドイツには公衆トイレが少ない。日本ならば必ずあるデパートや駅にも無い。あっても大抵有料トイレである。
Uバーンの駅には無料トイレがあった。トイレを探してウロウロしていたら偶然に見つけた。薄汚くて臭いがとにかく用を足してすっきりする。
トイレにはなぜかコンドームの自販機があった。この後ドイツ国内の公衆トイレはどこもかしこもこの自販機が置いてあった。

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 カールス広場のトラム停留所。

再びカールス広場まで戻ってきた。ここはトラムのターミナルになっていて、電車が次々と発着している。
見ていたら乗りたくなってきた。券売機でチケットを買って中央駅までトラムで戻った。

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 ここからトラムに乗ってみる。

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             トラムの1回券。2.3ユーロ。


ミュンヘン中央駅の広いコンコースまで戻ってきた。明日の朝はここからICE(ドイツ新幹線)で出発するのでちょっと下見する。
駅は改札口はないのでホームへは自由に出入りできる。頭端式のホームがズラリと並んで、色んな行先の列車がこちらを向かって並んでいる様はいかにも終着駅という感じで旅情がある。19時を過ぎて、日も傾いてきた。ホームの先には夕焼けが見えた。

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 線路の向こうは夕焼け。駅内を自由に歩けて鉄道好きには楽しい。

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 ミュンヘン中央駅は頭端式ホームの夜景。

中央駅は明日からの鉄道旅行の下見を兼ねて寄ってみた。
明日からはここからICEに乗って、ドイツ各地を回ることになる。

→3へつづく
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