2004年道東鉄道旅行記4

■池田→(ふるさと銀河線)→北見 その2

足寄の次の駅は愛冠。その名の通り冠の形をした小さい駅舎がある。カップルに人気があり、駅で結婚式もあったとか。しかし語源の「アイカップ」とはアイヌ語で、矢を放っても届かないという意味である。

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 冠をかたどった愛冠駅駅舎。

愛冠のあたりから次第に山間部に入って行く。平地が少なくなって、自然のままの利別川を何度も渡る。
陸別のひとつ手前の薫別は木造ホームだけの無人駅。ここがふるさと銀河線のほぼ中間点となる。

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 ログハウス風の上利別駅。

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 ホームから離れて建つ大誉地駅。

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 木造ホームだけの小駅。薫別。

足寄からは乗降のないまま、列車は陸別に着く。昔は機関区のあった名残で、駅構内は広い。陸別駅も新しく新築されていた。陸別にはバスが無いため、鉄道存続にはひときわ熱心だそうだ。

陸別で6人乗ってきた。意外だが、陸別から北見へ行く人が結構いるらしい。まだ十勝支庁だが、このあたりまでくると帯広よりも北見のほうが近い。

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 駅舎は新しくなっても、ここも古い跨線橋が残る陸別駅。

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 保線基地のある広い陸別駅構内。

川上は大正時代の木造駅舎が残るが、駅周辺には人家は無い。次が小利別。幌加内町の朱鞠内とともに日本一寒いところとして知られる。ここも昔は1000人以上住んでいたそうだが、現在はたった7軒のみと運転士が教えてくれた。

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 川上駅は木造駅舎が残るが駅周辺は無人。

小利別から勾配がきつくなり、釧北峠越えが始まる。小利別から人家のまったく無い森の中を延々と走り、置戸に着く。

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 昔の電信柱(ハエタタキ)も残っている。

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 釧北峠を越える。ここは昔、釧北信号場があった。

置戸駅近くでは人間ばんばの祭りが開催されていた。広い駐車場にはどこから集まったのか車がビッチリと停まっていた。
置戸で7人が降り、ばんば祭りの帰りらしい15人ほどが乗ってきて、車内は少しにぎやかになる。 

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 境野駅も無人駅ながら木造駅舎が残っている。

境野あたりから平地になり、列車は玉ネギ畑や麦畑の中を進む。所々には水田も見られ、里に下りてきたという感じがする。
訓子府でさらに15人乗ってくる。途中の駅でも1人2人と乗降があって、車内は北見近郊の郊外電車のような雰囲気になってきた。

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 置戸からは近郊列車の雰囲気になってきた。

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 木造ホームと物置小屋のような待合室。広郷駅。

北光社からは住宅地になり、12:54北見駅の切欠ホーム3番線に到着した。

終点でも、運賃や切符は降りるときに運賃箱に入れるので、時間がかかる。降りるときに精算済みの証明書をもらい、駅の改札で渡す。
池田から北見まで乗り通したのは2人だけだった。

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 ずらりと表示の並んだ運賃表。

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 バスと同じ後乗り前降り後払い方式。

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 北見駅は3番線に到着。
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 3番線はふるさと銀河線専用の切欠きホーム。4番線の列車は置戸行。

北見は北見盆地に開けたオホーツク海側の中心都市で、駅前にはビルが立ち並んでいる。 
三角屋根の駅舎の隣にはちほく高原鉄道の本社がある。駅の横にはデパートも建っていて、札幌駅前をうんと小さくした感じだ。

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 デパートのそびえる北見駅。

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 昼さがりの北見市内の様子。


■■北見→(特急オホーツク)→札幌

金曜の夜札幌を発ち、釧網本線・花咲線・ふるさと銀河線と回ってきたが、とうとう最終ランナーで、オホーツク6号で札幌に戻る。

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 駅そばのある北見駅の待合室。

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 特急オホーツクの改札が始まる。

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 2番ホームには池田行の「銀河鉄道999」の列車が発車を待つ。

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 銀河線メーテルと下りオホーツク号。

道内各地へ向かう特急が高速化され、新車両が投入されているが、オホーツク系統はいまだに高速化されずに古い車両のままだ。
それでも石北本線では5往復のオホーツクが唯一道央と結ぶ列車であり、沿線の看板列車でもある。

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 特急オホーツクが北見駅に到着。

さすがに特急は北見から乗る人は多いようで、ホームの乗車口の前には行列が出来る。指定券を持っているので別に並ぶ必要は無いのだが、ほかに立っているところもなく、なんとなく並んでしまう。14:20、網走からきたオホーツク6号が到着する。
今日は1両増結して5両編成。どの車両もがら空きだ。
北見はわずか1分停車、荷物を網棚にのせたりしているうちに慌ただしく発車する。


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 北見からは大勢乗り込む。

留辺蕊・生田原と停まり、遠軽に着く。ここからもたくさん乗ってきて、車内は満席に近くなる。遠軽駅はスイッチバックになっていて、列車の進行方向が変わるので座席も反対向きに転換しなければならない。空いているときは、長い道中で気分転換になるのだが、今日のように混んでいると少々やっかいだ。後ろの人が座席を転換しないとこちらも転換できないので、前のほうから順繰りに座席を転換して行く。方向が変わることを知らない人も多く、後ろの人と交渉もせねばならず時間がかかる。
  
無事座席も進行方向に転換して落ち着いたところで車内販売が回ってきた。呼び止めて遠軽駅弁のかにめしを買う。道内にはいくつもの駅でかにめしを売っているが、遠軽のは初めてだ。ゴハンが経木の箱に詰まっているのが良い。列車に合わせて作っているのか、まだ温かかった。

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 車内で買った遠軽のかにめし。

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 紅ショウガは彩りはいいが、個人的にちょっと苦手。

かにめしのカニの身は、味付けしたソボロになっているのがほとんどだが、ここのカニはちょっと変わっていて、カニサラダの身のような味だ。刻み海苔といり卵ものっていて、お好み焼きの風味がする。紅ショウガをまんべんなく散らしているのは、どうかと思う。

列車はいつの間にか北見峠越えに差しかかって、時速も40キロくらいまで落ちる。このあたりは携帯電話も圏外だ。
長い石北トンネルを抜けると下り坂になる。ここから上川までの間に、中越・天幕の駅があったが、無人地帯のため廃止になってしまった。上川からは水田の中を走り、旭川に到着する

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 意外と盛況なオホーツク車内の様子。

古くて遅い特急オホーツクだが、旭川・札幌間の電化区間での走りっぷりは見事だ。今までの鈍足ぶりとはうって変わり、エンジン全開、フルスピードで飛ばす。とはいっても、同じ区間を走るスーパーホワイトアローやスーパー宗谷には速さでは全然かなわない。石北本線も早く新車が導入されることを祈るばかりである。

札幌の定時到着は18:43だが、5分ほど遅れて到着した。

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 札幌駅に到着。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

〜おわり〜

旅行日:2004年7月3〜5日
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posted by pupupukaya at 16/12/03 | Comment(0) | 北海道鉄道旅行記(リメイク版)
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