札幌市電のイベント開催時折返し運行を見る

札幌市交通局のHPに次のようなお知らせがある。


札幌駅前通でのイベント開催に伴う交通規制のため、「西4丁目〜狸小路〜すすきの」間の運行を一時中止し、折返し運行を行います。
ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
なお、このことに伴う代替輸送及び料金(定期券、どサンこパス等を含む)の払戻し等の補償は行いませんので、予めご了承をお願いいたします。

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札幌市交通局HPの折返し運行区間(運行中止区間)より

せっかく開業した市電都心線であるが、駅前通りでイベントがあるごとに運休になるのは残念なことだ。
交通局との力関係がそうしているのか。イベントは市電が開業する前から行っていたこともあり、いまさら止めることもできないというのもあるのだろう。

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折返し運行時の市電運行情報モニター。

折り返し運転日の当日、どういう風に運転されているのか気になって出かけてみた。今日は駅前通りで四番街祭りが開催されている。毎年今時期に駅前通りを歩行者天国にして行われているイベントだ。

まずは、すすきの停留場。
ここは折返し用の中線が山鼻方にあって、平日の朝ならばすすきの折り返し電車が、それ以外はたまに貸切電車が停まっていたりする。

内回り電車が停留場に入る手前に、中線に入る亘り線があり、そこを通れば外回りのホームに渡れるので、すすきの折り返しはそうするのだと思っていた。
ところが実際に行ってみると、随分と面倒くさい方法で折り返しているのだった。


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すすきの停留場。到着電車は普通に西4丁目方面ホームに入ってくる。


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すすきの停留場の配線。山鼻方に折返し用の中線がある。

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矢羽根の転轍標識がある亘り線。別の日に撮影したもの。


山鼻方から到着した電車は普通に西4丁目方面ホームに入り乗客を降ろす。手前の亘り線は使わなかった。
乗客を降ろすと、運転手は後ろ側の運転台に移動。いったん後退して中線に入れる。

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ポイントが切り替わり、右折の信号表示が出る。

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山鼻方に後退して中線に入る。

中線に入るとまた運転台を移動して、こんどは山鼻方面ホームへと入る。

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中線で一旦停止。運転手はまた運転台を移動する。

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ポイントが切り替わり、山鼻方面ホームに入ってくる。

すすきので折り返すために3回も運転手は運転台を移動するのだった。


市電の通らない駅前通りでは屋台が出たり、狸小路の交差点ではプロレスの興行もやっていたりと、雨降りだが賑やかだ。

欧米ならば、都心部の道路は歩行者と路面電車のみ通行可にしている所が多い。トランジットモールと呼ばれていて、軌道敷と歩道が区別されていない中を電車が走っている。

駅前通りもそんなふうにすれば面白いと思うのだが、日本では前例がないということなのか。

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歩行者天国となった駅前通り。

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市電の軌道敷を神輿行列が通る。

続いて行ったのは西4丁目停留場。
ここは停留場の西線方に亘り線があり、それを使って折り返すというのは想像通りだった。
内回り用線路の上に仮設の停留場が設けられていた。

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西4丁目停留場。

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すすきの方面のホームは閉鎖されている。

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内回り用の線路上に仮設の停留場が設置された。今日みたいな日は雨ざらしで待つことになる。

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仮設の停留場。これは開業前の試運転期間中に使われていたもの。

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西線方の亘り線を通って折り返す。

posted by pupupukaya at 22:31 | Comment(0) | 札幌市電
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