木古内町側の最初の駅が吉堀駅。
現役時代から草むらの中の駅という感じだったが、あまり変わっていない。
草に覆われた吉堀駅。ここも貨車駅だった。
雑草が生えていかにも廃線跡らしい。綺麗に線路が残っていた神明駅とは対照的。
無人駅だが、吉堀から湯ノ岱まで13kmにわたる峠越えに備えて保線基地であったようだ。
お寺の境内を列車が走るとして有名だった禅燈寺踏切。
唯一完全な形で残っていた踏切だった。
最後の駅が渡島鶴岡駅。札幌から車できたので江差駅側からの訪問になったが、起点側から辿れば木古内を出て最初の駅。
渡島鶴岡駅の待合所。
今までは上ノ国と宮越を除いてどの駅もオレンジ色の板で塞がれていたが、渡島鶴岡駅の待合所はずいぶんと中途半端な塞がれかたをしている。一応ドアの部分に板が打ち付けられて中に入れないようになっているのだが、窓は塞がれていないので中が丸見えだ。見られて困るものがあるわけではないが。
ここで板が足りなくなったけどまあいいやという感じがしなくもない。
建物の中も丸見えである。
立派なコンクリート製のホーム。
渡島鶴岡駅は木古内から2.3km。遠くには北海道新幹線の高架橋も見える。
木古内駅へ向かう途中で脇道に入り、新幹線と在来線が分岐する部分が見える丘へ寄ってみた。
江差線廃線跡と北海道新幹線の高架橋。
完成している新幹線と在来線の分岐部分。新幹線は直進し、貨物列車は分岐して道南いさりび鉄道経由となる。
新幹線は既に試運転も行っているので線路は完成している。去年来たときは新幹線の線路は分断されていたが、着実に開業へ向かって進んでいるようだ。
江差線の廃線跡が右に分岐して行く。まっすぐ行くのは海峡線で、新幹線と合流する。
レールは一部切断されているがポイントはまだ残っていた。動かないように鎖錠されているんだろうけど。
最後は木古内駅へ行った。駅舎は後方の新幹線駅に合わせたデザインに改築されて、去年とは様変わりしていた。
新幹線に合わせたデザインに改築された木古内駅。駅前の工事はまだ続いていて、開業に間に合うんだろうか。
木古内駅の4・5番ホームは函館方面への気動車発着専用になり、江差方の出発信号機は×印が取り付けられた。
函館行「白鳥93号」が入ってきた。8両編成だが、がら空きだった。
新幹線開業後は道南いさりび鉄道の駅となる木古内駅。
江差方面の文字が消えた案内表示。
〜廃止1年後の江差線 おわり〜
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