廃止1年後の江差線1

JR江差線の木古内〜江差間が2014年5月12日に廃止されて1年が過ぎました。
一方で北海道新幹線開業まであと1年を切りJRや沿線自治体は期待を寄せているようですが、その陰で消えた江差線の1年後がどのようになったのか見てきました。

5月30日土曜日まずは車で江差まで行きました。

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看板類はすべて撤去されたが駅舎はそのままになっている江差駅。

札幌から中山峠、長万部、八雲、熊石を走ること5時間、江差町までやってきた。まずは江差駅跡へ向かう。
駅舎も駅前広場も廃止前とそっくりそのままだった。変わったことといえば駅名や旅行商品の看板が全て無くなったくらい。駅前広場の駐車場もバス停も以前のまま。あまりの変わらなさに逆におどろいた。

駅舎に近づいて窓を覗いてみると、内側から板が張り付けてられていた。

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JRのものではなかったのか「ありがとう江差駅」の標柱は残されていた。

駅前広場には「一般駐車場」の看板があり、車が4台駐車してあった。もう駅は無いのだからまわりは誰もいない。
もともと駅であったこの場所は町の中心部から1kmほど離れていて、駅がなくなった今ではただの住宅地の一角でしかない。
江差町の集客施設である江差高校と道立江差病院は駅から9km北の厚沢部町に近い場所に移転して、またその近くにショッピングセンターができるなど人の流れも昔とはすっかり変わってしまった。駅がすっかり中途半端な場所になってしまってから久しい。

沿線各町 跡地活用探る…江差線廃線1年【江差】 函館新聞』によると江差駅周辺は2017年から江差町が公営住宅の整備をするとのこと。そうなると駅舎も取り壊され、駅があったこともわからなくなるほど様変わりしてしまうのだろうか。

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駅前広場も基本的にそのまま。

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駅前広場の駐車場もそのまま。

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電話ボックスと観光案内。

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熊石や大成方面のバスは今でも駅前広場に乗り入れている。
しかし、江差線代替バスは駅裏の団地を経由するので旧駅前には乗り入れしない。

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改札口もそのままになっている。一応柵で入れないようにはしてある。

ホームへは柵があって入れないようにしてあるが、立入禁止等の表示はないので中に入ってみる。
去年来たときは廃止フィーバー客がごった返したホームだが、外された看板や窓に張り付けられた板を見るとやっぱり廃止になったんだなあと思った。ホームの屋根が撤去されているので妙に明るく感じる。

それにしても意外ときれいだ。ゴミも落ちていないし、落書きも無い。それだけ人も寄りつかず忘れられた存在になってしまったということか。

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駅舎のホーム側。窓や出入り口は板で塞がれ、ホーム上屋の屋根だけが撤去されていた。

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荒れた感じもなく意外ときれい。廃止からもう1年経ったと見るか、まだ1年しか経っていないと見るか。

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板で塞がれていない窓から駅舎の中を覗いてみる。やっぱり何もない。

ホームの下には1本の線路が赤さびたまま伸びている。ホームの端から下に降りてしばらく線路を歩いてみた。

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こうしてみるとまた列車が復活しそうな気がしなくもない。

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レールはすっかり赤錆びてるが、まだ普通に列車が走れそうな線路。

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駅接近標識と勾配標。

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線路跡を歩いていたネコ。

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しばらく歩くと草に覆われるようになった。たった1年でこんなにも草が生えるものなのか。

車に戻り、次は上ノ国駅に行く。
上ノ国の駅舎は商工会館を併設していた。というより、商工会館に駅の待合所を併設していたとみるべきか。

上ノ国駅はスーパーや商店街からすぐの場所にあって、利便性は江差駅よりも良かった。

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上ノ国駅は上ノ国町商工会館がメインなので当然そのまま残っている。

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商工会館横に併設された駅待合室はこれもそのまま残っていた。「上ノ国駅」の表示も消されていなかった。ただし施錠されていて入れない。

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上ノ国駅ホーム跡。駅名標や名所案内、ミラーなどすべて撤去されていた。線路はそのまま。

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ホーム脇の花壇からタネが飛んできたのか、線路には花が咲いていた。

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構内は抜かれた標識が無造作に散らばっていた。

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駅横に作られた道。

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軽トラックが通る。もともとここは踏切ではなく、駅裏の人が勝手に線路を横断していた場所だった。

posted by pupupukaya at 12:25 | Comment(0) | 廃線跡を行く
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