【旅程】
ミルウォーキー駅 15:00− (338 ハイワサ号)−16:29 シカゴ・ユニオン駅
ミルウォーキー インターモーダルステーション。
14:30頃に駅へ行った。ダウンタウンから駅までは歩いてすぐなのだが、裏道のようなところを通らねばならず、人通りも無い道で徒歩だとちょっと気味が悪い。
駅舎のビルはガラス張りの新し目の建物で、中も明るくて清潔なのは一安心。
明るい駅構内。
シカゴ駅で買ったのと同じ券売機があったので、これでまたチケットを買おうとしたが、操作方法が違うのかわからなくなってしまった。
すぐ後ろに窓口があるので、面倒だと思ったが「ハロー」と声をかける。
「シカゴ、ワンウェイ」(シカゴ片道)というと通じた(当たり前か)。
ここでもID(身分証)の提示を求められた。パスポートを差し出す。列車に乗るのにわざわざパスポートがいるのか、ここはロシアか?
しかし、窓口のお姉さんも愛想が良く、悪い感じではなかった。支払いはクレジットカードで。
駅には無料のWiFiが設置してあるのがありがたい。
シカゴと同じく、ここも発車時刻まではホームへ行けないようで、ホーム入口のところで乗客が並んでいる。
このくらいの人数なら行きと同様にがら空きだろうし、発車時刻までは駅の中を見物した。
ミルウォーキーの鉄道駅は『ミルウォーキー・インターモーダル・ステーション」と呼ばれて、アムトラックと長距離バス(グレイハウンド)が同居したターミナルになっている。
鉄道とバスのターミナルは中でつながっているので区別はないが、両方の乗り場は建物の両端にそれぞれあるので、バス組と鉄道組の棲み分けはできている。
バスの方はそこそこ本数はあるので乗客の動きがあるが、鉄道の方は1日7往復のハイワサ号と西海岸のシアトルまでの長距離1往復のみとあって動きはほとんどない。駅というより地方のローカル空港という感じがする。
軽食コーナーもある売店。
アムトラックのチケット売り場。
案内があるまでゲートに並ぶ。
ミルウォーキーからの時刻表。左が鉄道、右がバス。
14:45頃にホームへ入場開始になる。他の乗客たちに続いてホームへ向かう。
ホームと言ってもコンクリート敷きの地面があるだけで、ホーム全体を鉄骨の上屋が覆って薄暗く、車両工場のような感じ。旅情とは程遠い。
帰りの列車は思った通り空席だらけだった。
帰りの列車に乗る。
ハイワサ号の車内はWiFiが利用できるのがありがたい。こういう時にネットでせっせと情報収集する。
ミルウォーキー駅で買った列車のチケット。
ミルウォーキーを発車してすぐのカーブ。
スターテバント駅。
シカゴの摩天楼が見えてきた。
行きとは反対側の席に座ったが景色はどちら側も大して変わらなかった。
印象的だったのはシカゴに近づくと遠くにそびえ立つ摩天楼が見えたこと。シカゴ行列車ならば進行右側に座ったほうがお得かな。
列車は快調に走り、シカゴ・ユニオン駅のホームが見えてきたところで列車は停まってしまった。
駅手前ならばともかく、ホーム直前の、しかもポイントをまたいで停まっている。
5分くらい停まっていただろうか、今度はバックして動き始めた。またしばらく停まって、改めて進入しなおしたようでホームに到着したのは16:37だった。何があったのかはわからないが、とにかく無事にシカゴへ戻ってきた。
駅構内手前で停止してしまった。
シカゴに到着。
線路とホームの終端。出口からコンコースにつながっている。
土曜日夕方5時前のシカゴのダウンタウンは人が多くて賑やかだ。戻ってきたら余計大都会という感じがした。
まだホテルに戻る気がしない。午後7時過ぎまでは明るいし、このままシカゴのダウンタウンをぶらぶらと歩く。
賑やかなシカゴのダウンタウンに戻ってきた。
シカゴ名物の高架鉄道。
街中を歩くが特に行くところも無くミレニアムパークまで歩いてきた。
さっき列車内でダウンタウンかホテルの近くにスーパーがないかと探していたのだが、なかなか少ない。食料品などを買い物をしてホテルに戻ろうと思っていたのだが。
それで見つけたのがミレニアムパークの北側にあるマリア―ノというスーパーだった。
ビルの陰になって暗くなってしまったミレニアムパーク。
この辺はビジネス街というかオフィスビルばかりで、こんなところに本当にスーパーがあるのかと思いかけたが、少し引っ込んでわかりにくい場所だがスーパーがあった。
私はスーパーマーケットが大好きで、国内・海外問わず旅行先では必ずスーパーを覗く。
その土地の食生活や物価もわかるし、その土地ならではの食材を見つけたら嬉しい。
あえてこう言わせてもらう。
スーパーを見ればその土地がわかる。
ミレニアムパーク近くにあったスーパー。
そんな大それたことではないが、カゴを持って店内を回る。
野菜、肉、乳製品など、日本とは違うねやっぱり。どんな美術館や博物館よりも私はスーパーで買い物するのが一番楽しい。
惣菜コーナーもあった。ホテルの朝食のホットビュッフェのようになっていて、見ていると客が脇にある容器に惣菜を詰めている。
どうも容器のサイズごとに値段が決まっていて中には詰め放題のようだ。
これはいいと容器を持って他の客の真似をして惣菜を詰める。容器のサイズは3種類あってS・M・Lサイズのランチボックスといったところ。
スープもあったのでこれも自分で容器に入れる。
値段は惣菜が$7.01、スープ$1.99、コーラ$1.59。別に外税で約10%の消費税がかかる。
スーパーで買った惣菜。Mサイズの容器。
表にオープンテラスがあったのでそこで食べることにした。
家族連れや一人客がスーパーの総菜や飲み物を並べてくつろいでいる。ここは良い場所だ。
フライドチキンとフライドポテト、チキンの甘辛煮、ライス、温野菜など。スープはトマトバジル。
これがアメリカの食卓なのかなと思いつつ食べる。味付けは結構甘い。甘いとは砂糖の甘いで味付けは濃い。
本当はビールが飲みたかったが、この場所で飲んでいいのかわからないし、他に飲んでいる人もいないのでコーラにした。
スーパーのオープンテラス。
画像で見ると盛りが少ないように見えるが、実際は容器が大きいのと惣菜も大きいので結構なボリュームだ。こんなに食えるかなと思っていたがぺロっと食べてしまった。
さてと、そろそろホテルに戻るとするか。あんまり戻りたいホテルじゃないけど。
ビールを洗面台で冷やす。
地下鉄に乗ってホテルに戻ってきたのは午後7時過ぎ。明るいうちに戻ってこれた。さすがにこの辺りは暗くなってから一人で歩くのはいやだ。
昨日買ってあったビールはぬるくなっている。部屋に冷蔵庫はないので、洗面台の水で冷やす。これが意外と冷えるのだ。
スーパーで買ったバーボンウイスキー、エヴァン・ウィリアムス。
シャワーを浴びて、テレビを見ながらビールを飲んだ。バーボンウイスキーも飲んだ。スーパーで買ってきた安物だが、アメリカで飲むとまた一味違う。
明日はシカゴを発って鉄道でサンフランシスコへと旅立つ。憧れの大陸横断鉄道。
ホテルのチェックアウトは12時までにすればいいので明日はゆっくりできる。
そんなわけで少々深酒した。
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