2014年アメリカ大陸横断鉄道旅行記3 シカゴの街

【旅程】

シカゴ滞在 

また外に出ると蒸し暑い。こんなに暑いとは思わなかったので長袖の服しか持ってきていなかった。Tシャツ1枚でも良いくらいだ。歩くと汗が噴き出してきた。

それにしてもここら辺りは中国人街だけあって中国人だらけだ。看板も、道行く人の話し声も中国そのもの。はるばるアメリカまでやってきた気分がそがれてしまった。
道の向こうにはシカゴのシンボルであるウィリスタワーがはっきりと見えた。

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チャイナタウンから見えるシカゴの高層ビル。一番高いのがあとで登ったウィリスタワー。

ホテルから地下鉄のセルマック=チャイナタウン駅までは歩いてすぐ。ダウンタウン(中心部)のジャクソン駅までは3駅で4分なので交通の便は良い場所だ。

空港駅で1日券を買っておいたので、シカゴの地下鉄やバスは何回でも乗れる。ダウンタウンの有名なループ線なども乗ってみたいと思った。

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地下鉄レッドラインのセルマック・チャイナタウン駅。ホテルからは歩いてすぐ。


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シカゴの交通ICカード『ventra』。一見ただのボール紙だが、透かして見ると・・・

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ホームの向こうをディーゼル機関車牽引の近郊列車が通過する。

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ホームから見たチャイナタウン。

ホームは近年リニューアルされたのか新しくて明るい。レッドラインの電車は日中は7〜8分置きに運転しているのは日本の地下鉄並みだ。
日本と違うのは24時間運行されていること。真夜中にどんな人が乗っているのか見てみたい気がするけど、それはさすがに恐ろしい。

電車を待つ乗客もこの駅は中国系とおぼしき人ばかり。おそらく自分も中国系と思われているんだろうけど。


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電車が入ってきた。

電車が来て車内に入るとやっぱり緊張する。ちょっと大げさだが、乗客全員ストリートギャングではないかと思うほどの顔ぶれだった。
暑いので露出した肌には大なり小なり皆さんタトゥー(入れ墨)が入っている。
タトゥーは日本とは文化の違いはあるにしても、ヨーロッパに行ったときはそう頻繁に見るものではなかった。

逆にスーツ姿のビジネスマンなんかが乗っていたらすごく場違いな感じみたいな雰囲気だ。
アメリカでは日本の地方以上に車社会、地下鉄は低所得層の乗り物なんだなと実感した。

電車はセルマック=チャイナタウン駅を発車するとすぐに高架から下りて地下区間を走行する。
停車駅を告げる自動放送の声が低くて太い男声なのも印象的だった。

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物々しい自動改札機が設置された改札口。出場はフリーパス。

3つ目のジャクソン駅で降りる。これから向かうウィリスタワーのほか、鉄道駅のシカゴ=ユニオン駅もここが最寄となる。シカゴ滞在中にあと何度かこの駅で乗り降りすることになるだろう。

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地下鉄駅のコンコース。これはワシントン駅の画像。

ジャクソン通りを西に向かって歩く。シカゴに限らずアメリカの都市はどこも道が碁盤の目のようになっているのでわかりやすい。欠点はどこも同じような街角なので、方角を把握していないと、どこにいるのかわからなくなることだ。

この辺はビジネス街といった感じの雑多なビルが立ち並んでいる。風景だけ見れば東京の大手町あたりを歩いているのと変わらない気がする。
ただここはさすがはアメリカで、さまざまな人種の人たちが道を歩いている。

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ウィリスタワー110階建ての威容。コンパクトデジカメでは1枚に収めるアングルに苦労する。

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ウィリスタワーのエントランス。ただし、展望室へは横にある専用入口から入る。

ウィリスタワーは元々はシアーズタワーと呼ばれ1973年に建てられた。110階建て、高さ442mのビルは、1998年までは世界一高いビル、2013年までは全米一高いビルだった。
次々に世界中で高層ビルが建てられて今では高さ世界第13位まで落ちてしまったが、長らく世界一だったこともあってか今でもシカゴのランドマーク的存在になっている。

103階は展望階になっていて、360度の方向の眺めを見ることができる。

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『SKYDESK』と書かれた所が展望室スカイデッキへの入口。

ビルのエントランスから中に入ると、いかにもビジネスセンターという感じの雰囲気。奥はセキュリティーゲートがあって先へは入れない。
展望室はどこから行くのだろうとウロウロしていると、黒人の警備員らしい男がつかつかと近づいてきて
「スカイデッキ?」
と言った。

「イエス」と答えるとスカイデッキは外へ出てあっちというふうに何やら言って指差した。

とりあえず外に出て指差された方向へ行ってみると「SKYDECK」と書かれた小さい建物がある。観光風らしい人がいるので、展望階はこっちから入るのか。

入ってエレベーターで地下1階に下りると空港のようなセキュリティーチェックがあった。テロ対策なのか。その先にチケット売り場があって行列している。窓口は3つあるが係員は1人しか対応しておらず、また1組1組にえらい時間がかかるので列はさっぱり進まない。

窓口上の料金表を見ると、大人1人19ドル。展望室だけなのにずいぶんな値段だ。
15分くらい並んでようやく自分の番になる。
「スカイデッキ、アダルト、ワン」と言ってチケットを買う。

中へ進むとさらに長蛇の列が続いていた。

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入口から1階下りた地下にあるチケット売り場。

柵とロープでジグザグに仕切った行列はさっぱり進まない。それでも思い出したように少しずつ進みエントランスと書かれた扉の近くまで来たときにようやく行列の謎が解けた。

エレベーターに乗る前にシアターに入れられるのだ。それでもようやく中に入れると思って進むと、自分の2組前を入口に立っていた係員が静止して扉を閉めてしまった。中にはまだ空席もたくさん見えているのに。

入り口横には次の上映までの待ち時間がデジタル表示され、15:00からまたカウントダウンを始めた。ここでまた15分間待たなければならない。前の人は特に文句は言わなかった。

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2組手前でシャットアウト。ここでまた15分間待たされる。

15分後に再び扉が開いて、今度はようやく中に入る。並んでいるだけで疲れた。外の入口からここまで来るのに1時間近くかかった。

また空席のあるまま扉が閉められると上映が始まる。
映画は、シカゴの歴史やビルの建設風景や紹介など。
セリフは何言っているかわからないし特に印象に残るものではない。そんなことより映画は省略してさっさとエレベーターまで案内してほしかった。

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展望台に行く前にまず全員映画を見せられる。

上映が終わると入った方とは違う扉が開いて、明かりの方向へすすむとエレベーターホールがあった。
2基のエレベーターにすし詰めにされて展望階へ上る。

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エレベーターでようやく103階の展望室に着いた。

ずっと薄暗い地下空間にいたので、エレベーターを降りて窓から大パノラマを見ると開放感もひとしおだった。
もしかしたらこのための演出だったのかも。

ガラスが外に突き出た「レッジ」という場所があって、ここに立つと足元ごしに下界が見える。
立ってみたが、高所恐怖症のはずなのに不思議と怖さは感じなかった。


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ガラス窓が外に張り出したウィリスタワー名物の『レッジ』。

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レッジに立つ人と103階からのパノラマ。

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足元から下が丸見えのレッジに立ってみる。

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摩天楼とミシガン湖。

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ビルがひしめく摩天楼。

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操車場を出発する列車。明後日乗るカリフォルニアゼファー号かな?

晴天だが湿度が高いせいか、遠くは霞んで地平線はぼやけている冴えない天気。

20分くらいいただろうか、パノラマも十分堪能したし、写真も撮ったので下ることにした。帰りのエレベーターはすんなりと乗ることができた。



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この記事へのコメント
pupupukayaさん、待っていましたー!!
しかし海外は行ったことがないので、純粋にすごいなと思います。
私も高所恐怖症で、写真にブルってしまいました(笑)。景色はめちゃくちゃ素晴らしいですねー!
また、まったりと更新してください。楽しみにしています。
Posted by ちょぶ at 2014年12月26日 23:48
ちょぶ様
応援ありがとうございます。
ブログ更新は忙しくて中断していましたが、また再開しました。
正月休みでどんどんいくぞー!
Posted by pupupukaya at 2014年12月27日 21:41
コメント
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