2004年道東鉄道旅行記3

■釧路→釧路湿原→釧路

昨夜は早く寝たので、朝5時半に目が覚めた。平日はこんなに早く起きることはないのだが、旅に出ると早く目が覚める。
今日は7:39発のスーパーおおぞら2号で池田まで行き、ふるさと銀河線に乗る予定である。

せっかくなので、釧路湿原を見てくることにした。急いで支度をして、5:40にホテルを出る。もう昼間のように明るい。ひとけの無い早朝の道を釧路駅まで歩いていくと、ちょうど札幌からの夜行まりもが到着したところだった。

改札を抜けて、網走行の一番列車に乗る。車内はまりもから乗り継いだらしい10人ほどが乗っている。5:59に釧路を発車し3駅目で釧路湿原駅に着く。早朝なので降りるのは自分ひとりと思っていたが、ほかに旅行者らしい5人も降りる。 

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 釧路湿原駅で下車する。

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 広大な釧路湿原を望む。

釧路湿原駅はログハウスのような駅舎が建っているが、無人駅。もちろん駅周辺に人家は無い。細岡展望台まで460mとの看板があったので、その方角にあるいて行く。
10分近く坂道を登って細岡展望台に出ると、遥か向こうまで草原の広がる釧路湿原が見渡せる。駅からここまでは売店も何も無い。何も無いのが良く、静かさと雄大な眺めだけで千金の価値がある。

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 釧路湿原駅は森の中にひっそりと。


■■釧路→(スーパーおおぞら)→池田

再び釧路に戻り、札幌行スーパーおおぞら2号の自由席に乗る。基本の編成は6両だが、今日は9両。スーパーおおぞらは人気があり、常に2〜3両増結して走っている。釧路発車時はすいていたが、多分帯広からたくさん乗ってくるのだろう。

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 タンチョウの舞う釧路駅コンコース。

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 根室本線のエース、スーパーおおぞら。

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 貫録のある1番ホーム。特急にふさわしい。

ホームの売店で買った貝の釜飯の駅弁を開く。茶飯の上にアサリとホタテとツブがのっている。

車内販売が来たので、コーヒーを買う。車内販売があるときは、何か買うようにしている。何も買うものがないときはコーヒーを買う。ポットから紙コップに注ぐだけのものなのだが、車内で手渡ししてくれるところが良い。まったく同じものでも、自販機のものは買う気がしない。
コーヒーの紙コップもうまく出来ていて、滑り落ちないようにゴムの膜がコーティングしてある。

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 釧路駅弁 貝の釜めし。

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 ホタテ、ツブ、アサリなど具だくさん。釧路の駅弁ではこれが一番好き。

8:50池田に着く。今回の旅のもうひとつの目的である ふるさと銀河線は、ここ池田で乗換えだ。

北見行の発車まで1時間以上あるので、いったん外に出る。ワインの町らしく、駅前にはワイン樽の噴水もあるが、駅舎は意外にも建てかえられずに昔のままの姿で残っている。

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 池田駅改札口。

池田駅前のレストランよねくらの売店でステーキ弁当を注文する。この弁当はかつては駅弁だったのだが、現在は店でのみ販売している。電話で注文すればホームまで届けてくれるらしい。
出来上がるまで20分くらいかかるというので、その間駅で撮影などをして過ごす。

よねくらでアツアツの弁当を受け取り、ついでにバナナ饅頭を1箱買う。バナナ饅頭とはバナナの形をした白餡の饅頭にバナナの香りをつけたもので、池田の名物となっている。いまどきバナナなど珍しくもないが、まだ高価だった時代にせめてバナナの風味だけでも、ということで考案したらしい。パッケージされた箱からバナナの香りがしてくる。

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 十勝ワインの町らしく、池田駅前にはワイン樽の噴水。


■■■池田→(ふるさと銀河線)→北見 その1

ふるさと銀河線は正式には『北海道ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線』といい、池田から北見まで140キロを結ぶ第3セクターのローカル線である。1989年6月まではJR池北線であった。
昭和初期まで、石北本線が全通するまでは網走本線呼ばれ、道央から北見・網走を結ぶ幹線だったこともあった。

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 ふるさと銀河線の乗車券。池田駅の窓口で買ったもの。

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 池田駅で発車を待つふるさと銀河線北見行。

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 池田駅ホームにあるのりば案内。

ふるさと銀河線沿線は北見以外は町村のみ、観光地もほとんど無く、利用者も減るばかりだ。残念ながら将来的に廃止の方向で進んでいるようである。
何とか存続できないものかと願うが、よそ者の旅行者にはどうにもならない。せめて鉄道があるうちに何度も乗っておこうと思う。

この鉄道に乗るのは、JR池北線時代に2回、ふるさと銀河線になってからも2回あり、今回で5回目になるが、何回乗っても、どうも印象もうすく地味な路線である。 

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 ふるさと銀河線用のCR70型気動車。

池田から乗ったふるさと銀河線の車内の客はたった5人。うち4人はファンや旅行者のようである(自分含む)。
9:55、池田駅3番線を発車する。右手に根室本線が別れ、畑や牧草地の中を一直線に進む。

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 車内の様子。休日のせいかガラ空き。

車内でステーキ弁当を開く。ビールも買ってしまった。
フタを開けるとミディアムで焼いたステーキとスパゲティそれに生野菜が入っていた。
ステーキソースは小瓶に入っていて、肉にふりかける。余ったらゴハンにもかけると良い。

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 池田駅弁 ワイン味付けステーキ弁当。

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 別添のステーキソースをかけて食べる。サラダも付いている。

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 お肉は柔らかくてジューシー。下に敷いてあるナポリタンも昔風で良い。

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 池田名物バナナ饅頭。

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 今は無人駅の高島駅。

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 高島駅に停まる保線用車両。

時々運転士が放送で観光案内を始める。本別の手前あたりで「正面に雌阿寒岳が見えております」と放送があった。沿線は畑作地帯がどこまでも続き、最初の町である本別駅に着く。 

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 一直線に延びる線路。正面に雌阿寒岳が見える。

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 ふるさと銀河線の座席。

本別では9分停車する。駅舎は新しい建物になっており、町のコミュニティーセンターも兼ねているようで、ホールや郵便局もある。駅としては、日曜は無人となるようで、切符売り場はシャッターが閉じていた。本別駅の駅舎は新しくなったが、跨線橋や反対側の2番ホームは古いまま残っている。

停車中に列車を降りて、ホームで撮影する。

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 9分停車の本別駅。

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立派な跨線橋は網走本線時代の名残だろうか。本別駅。

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 跨線橋からの風景。

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 古びたホーム側とは対照的な新しい本別駅舎。

上り列車も来ないまま本別駅を発車する。時間調整のための9分停車だったのだろうか。

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 運転士も車内から出てきて小休止。

本別をでて2つ目が足寄駅。足寄は日本一面積の広い町として知られる。足寄では上り列車交換のため8分停車。足寄の駅もまたコミュニティーセンターに変わっていた。駅の一角には松山千春の展示室もあった。

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 足寄駅に入線する帯広行快速『銀河』。

→4へつづく
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2004年道東鉄道旅行記4

■池田→(ふるさと銀河線)→北見 その2

足寄の次の駅は愛冠。その名の通り冠の形をした小さい駅舎がある。カップルに人気があり、駅で結婚式もあったとか。しかし語源の「アイカップ」とはアイヌ語で、矢を放っても届かないという意味である。

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 冠をかたどった愛冠駅駅舎。

愛冠のあたりから次第に山間部に入って行く。平地が少なくなって、自然のままの利別川を何度も渡る。
陸別のひとつ手前の薫別は木造ホームだけの無人駅。ここがふるさと銀河線のほぼ中間点となる。

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 ログハウス風の上利別駅。

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 ホームから離れて建つ大誉地駅。

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 木造ホームだけの小駅。薫別。

足寄からは乗降のないまま、列車は陸別に着く。昔は機関区のあった名残で、駅構内は広い。陸別駅も新しく新築されていた。陸別にはバスが無いため、鉄道存続にはひときわ熱心だそうだ。

陸別で6人乗ってきた。意外だが、陸別から北見へ行く人が結構いるらしい。まだ十勝支庁だが、このあたりまでくると帯広よりも北見のほうが近い。

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 駅舎は新しくなっても、ここも古い跨線橋が残る陸別駅。

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 保線基地のある広い陸別駅構内。

川上は大正時代の木造駅舎が残るが、駅周辺には人家は無い。次が小利別。幌加内町の朱鞠内とともに日本一寒いところとして知られる。ここも昔は1000人以上住んでいたそうだが、現在はたった7軒のみと運転士が教えてくれた。

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 川上駅は木造駅舎が残るが駅周辺は無人。

小利別から勾配がきつくなり、釧北峠越えが始まる。小利別から人家のまったく無い森の中を延々と走り、置戸に着く。

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 昔の電信柱(ハエタタキ)も残っている。

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 釧北峠を越える。ここは昔、釧北信号場があった。

置戸駅近くでは人間ばんばの祭りが開催されていた。広い駐車場にはどこから集まったのか車がビッチリと停まっていた。
置戸で7人が降り、ばんば祭りの帰りらしい15人ほどが乗ってきて、車内は少しにぎやかになる。 

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 境野駅も無人駅ながら木造駅舎が残っている。

境野あたりから平地になり、列車は玉ネギ畑や麦畑の中を進む。所々には水田も見られ、里に下りてきたという感じがする。
訓子府でさらに15人乗ってくる。途中の駅でも1人2人と乗降があって、車内は北見近郊の郊外電車のような雰囲気になってきた。

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 置戸からは近郊列車の雰囲気になってきた。

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 木造ホームと物置小屋のような待合室。広郷駅。

北光社からは住宅地になり、12:54北見駅の切欠ホーム3番線に到着した。

終点でも、運賃や切符は降りるときに運賃箱に入れるので、時間がかかる。降りるときに精算済みの証明書をもらい、駅の改札で渡す。
池田から北見まで乗り通したのは2人だけだった。

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 ずらりと表示の並んだ運賃表。

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 バスと同じ後乗り前降り後払い方式。

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 北見駅は3番線に到着。
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 3番線はふるさと銀河線専用の切欠きホーム。4番線の列車は置戸行。

北見は北見盆地に開けたオホーツク海側の中心都市で、駅前にはビルが立ち並んでいる。 
三角屋根の駅舎の隣にはちほく高原鉄道の本社がある。駅の横にはデパートも建っていて、札幌駅前をうんと小さくした感じだ。

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 デパートのそびえる北見駅。

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 昼さがりの北見市内の様子。


■■北見→(特急オホーツク)→札幌

金曜の夜札幌を発ち、釧網本線・花咲線・ふるさと銀河線と回ってきたが、とうとう最終ランナーで、オホーツク6号で札幌に戻る。

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 駅そばのある北見駅の待合室。

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 特急オホーツクの改札が始まる。

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 2番ホームには池田行の「銀河鉄道999」の列車が発車を待つ。

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 銀河線メーテルと下りオホーツク号。

道内各地へ向かう特急が高速化され、新車両が投入されているが、オホーツク系統はいまだに高速化されずに古い車両のままだ。
それでも石北本線では5往復のオホーツクが唯一道央と結ぶ列車であり、沿線の看板列車でもある。

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 特急オホーツクが北見駅に到着。

さすがに特急は北見から乗る人は多いようで、ホームの乗車口の前には行列が出来る。指定券を持っているので別に並ぶ必要は無いのだが、ほかに立っているところもなく、なんとなく並んでしまう。14:20、網走からきたオホーツク6号が到着する。
今日は1両増結して5両編成。どの車両もがら空きだ。
北見はわずか1分停車、荷物を網棚にのせたりしているうちに慌ただしく発車する。


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 北見からは大勢乗り込む。

留辺蕊・生田原と停まり、遠軽に着く。ここからもたくさん乗ってきて、車内は満席に近くなる。遠軽駅はスイッチバックになっていて、列車の進行方向が変わるので座席も反対向きに転換しなければならない。空いているときは、長い道中で気分転換になるのだが、今日のように混んでいると少々やっかいだ。後ろの人が座席を転換しないとこちらも転換できないので、前のほうから順繰りに座席を転換して行く。方向が変わることを知らない人も多く、後ろの人と交渉もせねばならず時間がかかる。
  
無事座席も進行方向に転換して落ち着いたところで車内販売が回ってきた。呼び止めて遠軽駅弁のかにめしを買う。道内にはいくつもの駅でかにめしを売っているが、遠軽のは初めてだ。ゴハンが経木の箱に詰まっているのが良い。列車に合わせて作っているのか、まだ温かかった。

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 車内で買った遠軽のかにめし。

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 紅ショウガは彩りはいいが、個人的にちょっと苦手。

かにめしのカニの身は、味付けしたソボロになっているのがほとんどだが、ここのカニはちょっと変わっていて、カニサラダの身のような味だ。刻み海苔といり卵ものっていて、お好み焼きの風味がする。紅ショウガをまんべんなく散らしているのは、どうかと思う。

列車はいつの間にか北見峠越えに差しかかって、時速も40キロくらいまで落ちる。このあたりは携帯電話も圏外だ。
長い石北トンネルを抜けると下り坂になる。ここから上川までの間に、中越・天幕の駅があったが、無人地帯のため廃止になってしまった。上川からは水田の中を走り、旭川に到着する

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 意外と盛況なオホーツク車内の様子。

古くて遅い特急オホーツクだが、旭川・札幌間の電化区間での走りっぷりは見事だ。今までの鈍足ぶりとはうって変わり、エンジン全開、フルスピードで飛ばす。とはいっても、同じ区間を走るスーパーホワイトアローやスーパー宗谷には速さでは全然かなわない。石北本線も早く新車が導入されることを祈るばかりである。

札幌の定時到着は18:43だが、5分ほど遅れて到着した。

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 札幌駅に到着。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

〜おわり〜

旅行日:2004年7月3〜5日
posted by pupupukaya at 16/12/03 | Comment(0) | 2004年の旅行記(リメイク版)

2008年ドイツ鉄道旅行記1

今年(2008年)は大旅行をしようと決めていた。さてどこに行こうか。鉄道に乗りたい、トラム(路面電車)に乗りたい、ロシアはもういい、など考えていた。

あるときグーグルアースで衛星写真を眺めていたら無性にヨーロッパに行きたくなった。中世から変わらぬ美しい風景を守り続ける各都市の町並みに魅入ってしまった。中でもドイツの街が印象的だった。
美しい街並み、街を走るトラムの線路、そしてビールの本場。ここだ、とドイツに行くことに決めた。

ドイツ鉄道がICE(新幹線)も含めて乗り放題になる『ジャーマンレイルパス』という便利なものがある。夜行列車を宿代わりして各都市を回ればホテル代もかからない。
また、ドイツは新幹線ICEが国内を縦横無尽に走っている。また調べると、ドイツの特急列車は基本的に自由席なので予約も不要ということが分かった。各都市間の移動は自由にできる。

早速ネットで札幌発の安いプランを探してみた。
往復航空券+ミュンヘンホテル3泊付きのフリープランを見つけた。ドバイ乗継、エミレーツ航空利用。中部または関空発着。値段もまあまあで、札幌発でも追加料金は不要だった。
+2泊(車中泊)は自由行動ということで申し込む。燃料代高騰による『機油サーチャージ』なるものが高く、結構いい値段になってしまった。

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 旅行会社から送られてきた航空券とホテルのバウチャー。

トーマスクックのヨーロッパ版時刻表を買ってきて計画をたて始める。久々に時刻表とにらめっこして行程を立てる。相変わらずの一人旅。夜行で移動すれば眠っている間に運んでくれるので時間の節約になるし、宿代わりにもなる。

ところが、ドイツの夜行列車は、豪華寝台列車は各都市間にあるのだが、エコノミーな座席夜行列車は日本と同じく縮小しているようでなかなか見つからない。寝台は追加料金を払えば乗れるようだが、ただで宿代わりにする意味が無くなってしまう。
時刻表を隅から隅まで調べた結果、使える座席夜行を2本見つけた。これを軸に行程を組む。ガイドブックも買ってきて、あそこも行きたい、ここもいいな、と検討する。

夜行2泊を軸にするとなると訪問都市も限られる。あんまり欲張ってもしょうがないと割り切って鉄道乗継プランを組んだ。


■新千歳空港18:35→20:20中部国際空港 EK6270便(JAL)

飛行機のチケットも変わったもので、旅行会社から送られてきた航空券はA4のコピー紙にプリントしたものだけだった。
新千歳空港に行きJALのカウンターにこの紙を出せば、QRコードを読み取って搭乗券を発券してくれる。ここで、札幌→中部、中部→ドバイ、ドバイ→ミュンヘンまで全てのチェックインができるという。

幸いにしてミュンヘンまで全て窓側の席が取れた。荷物もここで預けて、ミュンヘン空港まで直行になる。
最初の飛行機は18:35出発。ミュンヘン着は日本時間で明日の20:00だからこれから24時間以上の長旅だ。

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 新千歳空港で発券のミュンヘンまでのボーディングパス。

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 ドイツまで24時間以上の長旅は新千歳空港を出発JAL便から始まる。

飛行機は北海道旅行帰りの人たちで賑やか。「フン、北海道くらいではしゃいで、俺なんて今からドイツまで行くんだモンネ」などと思ってみたり・・・。
1時間45分のフライトは天気が良いので窓からの夜景がきれいだった。

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 まずは中部国際空港まで。


■中部国際空港22:45→4:45ドバイ国際空港 EK315便(エミレーツ航空

中部空港着20:20。ドバイ行出発まで2時間以上あるので、セントレアと呼ばれる新空港を見物して回る。
広いコンコースはエミレーツ航空のカウンターだけ人だかりがしている。

セキリュティーチェックと出国審査を通れば、外国である。デューティーフリー(免税店)があって、さすがに新千歳空港のものより充実している。
タバコは安い。が、吸わないので必要ない。出発まで1時間あるが、ほかにすることもなく免税店の品物を見て回る。

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 ドバイ行EK315便の搭乗口。

ドバイ行は定刻は22:45だが22:35発に変更になっている。22:00搭乗開始。
さあ、ここから一路ドバイまで11時間のフライト。ちょっとわくわくして飛行機に乗り込む。

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 機体のデザインがアラビア文字。

機内はほぼ満席。乗客は日本人ばかり。狭い座席の背面にはテーブルやモニターがあって余計に圧迫感がある。座ってしまえば快適だ。前の座席は団体旅行の添乗員の女性3人。3人とも別々の団体で行先はイタリアやエジプトらしい。見ているとさすが旅慣れた様子。

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 ドバイまで一晩の宿になる座席。

離陸前におしぼりのサービスがあって、スチュワーデスから受け取る。このおしぼりは強烈な香りを発していて、機内はさっそく中東の雰囲気。

水平飛行になり早速機内食が配られる。メニューは和食と洋食から選べ、洋食にしてみた。飲み物も色々選べ、ワインを付ける。

トレイに載ったプラスチック製の食器はどれも膨らんだ三角のような形になっている。この先エミレーツの食器はどれもこの形であった。ナイフとフォークは紙袋にパッケージされて、これは金属製。それにしても、袋から出したり蓋を取ったりと狭いので大変だ。
メニューには、『メインコース:鶏肉のパプリカソース、クスクス、ピーマンとマロウのラタトゥイユを添えて』とある。小皿は『ペッパーサーモンのシェルパスタ サラダ添え』
それにパンとチーズ、フルーツゼリーのデザート、エミレーツのマークの入ったチョコレートが付く。

熱いアルミの蓋を取ると、まず黄色いそぼろ状のものが気になる。ボロボロして食べにくい。これがクスクスらしい。パスタのような風味だが初めて食べた。さすがアラブの航空会社。鶏肉もソースもおいしい。メニュー表には『軽食』とあるが結構なボリュームがある。

食後は目前のモニターでジャッキーチェーンの出ている映画を眺める。字幕は英語なのが悲しい。映画のチャンネルもたくさんある。アジア系の映画が多い。音楽のみチャンネルもあってこの中にはコーランもあった。

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 最初の機内食。パンフレットには軽食とあったが結構なボリューム。

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 メインは鶏肉のパプリカソースとクスクス

消灯後いつの間にか眠っていた。目が覚めると3時頃。機内は真っ暗だが、窓を見ると空には満天の星。こんな見事な星空は日本で見ることはあるまい。
下界は灯かりが遠くや眼下に点々と地上の星のように光っている。地上の灯かりは天の星よりも弱々しく朱色に光る。今はタイかインドあたりの上空だろうか。

そんな光が集まってぼんやりと光る見知らぬ街の灯がゆっくりと流れて行く。国際線フライトならではの風景を窓を覗き込むようにしてずっと見ていた。

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 窓の下に広がる夜景。

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 2回目のの機内食。朝食。

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 ドバイまでの飛行ルート。

6時、機内が点灯され2回目の機内食は朝食となる。また洋食にする。メインはふんわりとしたプレーンオムレツ、それに煮込みトマト、マッシュかぼちゃ、いんげん等。パンはバターロールでこれは日本製のようだ。あとから焼いたクロワッサンが来た。
朝食を食べ終わるが、まだドバイまで3時間以上かかる。腕時計の針をドバイ時間に合わせて5時間遅らせる。ドバイではまだ未明3時だった。

モニターのゲームをいじったりして過ごす。ずっと前に目が覚めてからは全然眠くならない。

3時過ぎドバイへ着陸体勢になる。まだ外は暗いが、眼下にドバイの街が見える。未明の早朝だというのに明々として、道路には車がたくさん走っている。

3時半ごろドバイ空港に着陸。定時ならば4:45なのでずいぶんと早着だ。ミュンヘン行の乗継は8:35だが、早く着く分には問題はないし、ドバイ空港は見るべき所が多いらしいのでゆっくりと空港見物と休憩ができる。


■ドバイ国際空港でのトランジット(乗継)

出口でスチュワーデスに「バイバイ」と言ってブリッジに出ると、むわっと暑い空気が身を包む。空港ターミナルの『TRANSIT』(トランジット)と書かれた案内板に従って長い通路をひたすら歩くとセキュリティーチェックがあった。ここのチェックは厳しくて、通る時ベルトも外すよう指示される。
エスカレーターを降りると広大なトランジットエリアに出る。搭乗口はインフォメーションの所にある電光掲示に表示される。ミュンヘン行の搭乗口はまだ決まっていない。

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 ドバイ空港。世界各国の人々が集うトランジットホール。

こんな時間でも多くの人でごった返している。ここは世界中からの飛行機が発着するハブ空港なので、世界中の人々が集まってくる。民族衣装をまとった人も多い。アラブやアフリカ系の人が多いが中国人も結構いる。日本人もチラホラ。様々な人種や民族が一つ屋根の下に一緒にいるのはすごいなあと思った。

トランジット時間が長い人なのか、壁際の椅子に座る人、椅子の下で横になったり色んな格好で過ごしている。床に座ってパソコンに向かっている人も多い。

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 ヤシの林。

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 椅子の下で横になる人々。

ドバイ空港の見物といえばデューティーフリー(免税店)である。世界中の酒・たばこのほか、貴金属、電気製品から生活用品まで揃っている。ショッピングモールの真ん中で目立つのは貴金属売り場の金色のヤシの木。高級車も展示されていて、これは宝くじの景品。日本製のデジタルカメラもあったが、これは日本の量販店のほうが安い。

珍しいのはアラブの衣装や民芸品で、棚に水たばこやランプが並んでいる。『アラジンと魔法のランプ』に出てくるようなオイルランプが1つ欲しくなった。帰りもドバイ乗継なのでそのとき買うことにしよう。

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 ショッピングモール。真ん中の金のヤシは貴金属売り場。

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 免税店に並ぶアラビアの民芸品。手前のは水たばこのパイプ。

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 これは魔法のランプ?オイルランプの置物が並ぶ。

フードコートもあって、マックのほかファーストフードが数店舗入っている。ケースに並んだアラビア料理を見ていたら食べてみたくなった。

『Bistro Lebanese』(レバノン料理?)という店でローストチキン風の鶏肉があったので、店員に指差しこれが欲しいというような手振りをする。いきなり「ジャパニーズ?」と言われた。「イエス」というと急に愛想が良くなって「オハヨウゴザイマス」と丁寧に挨拶をされる。
チキンを盛り付けながら別の店員がプリンを皿に盛り、サラダもトレーに載せる。それは頼んでないぞ・・・、と内心思ったが店員が「フリー、フリー」と言う。どうやらプリンとサラダはサービスのようだ。えらい親日家の店員だった。支払はクレジットカードで。

トリ肉は半身位の大きさである。下には細かくした細麺がまじる細長い米のバターライスが敷き詰めてあり、これもすごい量。スパイスの効いたトリ肉は柔らかくて良く味も染みていておいしい。プラスチック製のナイフとフォークで肉を切ると皿からライスがボロボロとこぼれて食べづらい。サラダはキュウリとトマトがオリーブオイルにどっぷりと浸かっていた。

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 手軽に利用できるフードコート。マックもある。

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 そばめし風のライスの上にアラブ風ローストチキンが載る一皿。プリンとサラダはサービス。

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 アラビア文字のコカコーラ。

時刻は6時。外はすっかり明るくなって、フードコートの窓からは滑走路が見える。

トイレに行くと個室の方は大盛況で行列ができている。個室は普通の洋式便器だが、横にシャワーノズルが付いたホースが掛っている。掃除用かなと思ったがすぐに分かった。アラブの人は用を足した後紙を使わず水で洗うと聞いたことがある。そのためのシャワーだ。紙だけよりも衛生的で良い。

手を洗う洗面台の蛇口は手をかざすと自動で水が出るのだが、蛇口の上には見慣れた文字が…。『自動』と日本語だけで書いてあるのだ。ドバイ空港はどこもかしこも驚かされることばかりだった。


■ドバイ国際空港8:35→13:00ミュンヘン空港 EK049便(エミレーツ航空)

こんど乗る予定のミュンヘン行EK049便の搭乗口は140ゲート。一直線に細長いターミナルの端のさらに奥、継ぎ足しで増築したような殺風景なコンコース。このあたりまでくると人も少なくなってくる。
ここからまた6時間以上のフライトになる。

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 140ゲートの搭乗待合室。

ゲートで搭乗券を見せて待合室に入る。まだ出発まで1時間近くあるが広い待合室はミュンヘン便の乗客でいっぱい。
しばらくして搭乗開始になる。ブリッジはなく、専用のバスで飛行機まで移動する。バスを降りたら暑いこと。タラップの階段を上って機内に入る。
ほぼ満席のようだ。

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 タラップの階段を昇って搭乗。

8:30に離陸して1時間ほどして最初の機内食が配られる。フルーツ、クロワッサン、マフィンと軽食であった。

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 まずは朝食の機内食。フルーツとクロワッサンの軽食。

晴れているので下界がよく見える。アラビア半島の不毛な砂漠が延々と続く。
11:40頃ようやく砂漠を抜け海の上に出る。

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 砂漠の上を飛ぶ。

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 砂漠の町。

12:40、こんどはティータイムがあって、ビスケットとドリンクが配られる。ドリンクはビールにする。

最初、航空会社はエミレーツと聞いて、中東の航空会社かよと思っていたが、実際利用してみると至れり尽くせりのサービスだった。

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 ティータイムのビスケットとビール。

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 機内のようす。

13:30頃、二度目の機内食。メインの肉料理はラムとチキンから選べる。チキンとドリンクのビールをお願いする。メインコースはマスタードチキンのマッシュルーム入りホワイトソースかけ。付け合わせはフライドポテトとボイルした野菜。

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 2回目の機内食(ランチ)。 

いつの間にか山岳地帯の上を飛んでいる。腕時計をドイツ時間に合わせ、2時間遅らせる。

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 ミュンヘン空港に到着。

ドイツ時間で13時過ぎミュンヘン空港に着陸。日本では既に夜20時である。中部国際空港を発ってから約21時間過ぎているが、途中カルチャーショックというほどではないが見るもの全て面白く、退屈はしなかった。

2008年ドイツ鉄道旅行記2

■ミュンヘン空港→ミュンヘン中央駅 Sバーン(S1)

日本では20時過ぎだがドイツではまだ昼の13時過ぎ。やっとミュンヘンに着いた。出口でスチュワーデスに「バイバイ」と言って出る。

入国審査は『Non-EU』と書かれた方に並ぶ。
審査官にパスポートを差し出してスタンプを押してもらえば入国審査は終了。あとはターンテーブルで自分の荷物を受け取って外に出るだけ。税関検査は無いようだ。あっけない入国だった。

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 空港ターミナルからSバーンの駅へは(S)マークの表示に従って進めばよい。 

ターミナルからミュンヘンの中心部までは離れていて、:中央駅)までSバーンで40分以上かかる。
駅へは案内表示の電車マークと[S]と書かれたSバーンのマークの方向に進んで行けばよい。ショッピングモールの通路を大分歩くと券売機の並んだ電車乗り場があった。

まず切符を買わなければならない。券売機は駅ごとにボタンが並んでいるのだが、中央駅である『Hauptbahnhof』の文字を探すが見つからない。

機械の前にずっと立っていたら一人の男性が近づいてきて何か言ったのでカミカミで「ハウプトバーンホフ?」と券売機を指さして言ってみた。「セントラルステイション?」と返されたので「イエス」と言うと、こうこうこう、と操作の仕方を教えてくれた。

なんとか購入でき、ドイツ語で「ダンケシェーン(ありがとう)」というと「ビッテシェーン(どういたしまして)」と答えた。親切なおじさんだった。このおじさんは他の人にも教えて回っているようだ。職員ではなさそう。

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 券売機コーナー。どうやって操作するのか戸惑う。

改札は無く、階段で直接ホームに降りる。ホームには刻印機があって、差し込んで日付を刻印すると切符が有効になる。これをしないと無効の切符となり、運悪く検札があった場合不正乗車とみなされて罰金を取られるので注意したい。

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 空港駅のホーム。改札口は無いので出入りは自由。

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 日付の刻印機。改札口はない代わりに自分で切符に日付を入れる。

ホームで待っていると赤い電車が入ってきた。車内はオールクロスシート。しばらくして折り返し発車する。各駅停車、途中駅で乗客はかなり入れ替わる。車窓は緑の多い住宅地といった感じ。快速「エアポート」の雰囲気に似ていなくもない。貨物列車専用なのか分岐や並行する線路が多い。

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 空港からの電車車内から。途中の停車駅。

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 Sバーンは赤い電車。

日本と同じく次駅の車内放送がある。「ハウプトバーンホフ」と放送があったので次で降りる。このハウプトバーンホフ(Hauptbahnhof)という言葉は覚えておくと大変役に立つ。ドイツの街歩きで、道が分からなくなっても標識や案内板にこの文字を見つければ確実に中央駅に行くことができる。

Sバーンは列車駅とは別の地下ホームに発着する。ホテルは駅近くにありルートを示した地図も持ってるのだが、上がる階段を間違えて変な所へ出てしまった。中央駅は広くて、地下では方向感覚もわからなくなる。
駅構内をさんざん歩きまわってやっとわかる場所までこれた。ここからホテルまでは歩いて3分程なので便利。

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 ミュンヘン中央駅の案内所と電光掲示の発車案内版。改札口はない。

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 広いコンコース。

今日1泊するホテルは日本のビジネスホテルのような所。建物は古そうだ。周囲は駅裏の場末のような雰囲気の場所だが駅から近いのはありがたい。
チェックインして部屋に荷物を置き、ようやく一息ついた。

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 ミュンヘンで宿泊したホテル。

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 ホテル入口に置いてあった像。ライオン?

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 ホテルの部屋。少々せまいが1泊の宿としてはまあまあ。


■ミュンヘン、ビールを求め

札幌からミュンヘンまで24時間以上もかかって疲れているはずなのだが、早く街を見物したい。休憩もそこそこに街見物のためホテルを出る。

トラムに乗ろうと中央駅正面にある電停の券売機で切符を買おうと5ユーロ札を機械に入れるが何度も戻ってくる。仕方ないので歩く。中央駅正面からまっすぐの道を行くと広いカールス広場に出る。トラム(路面電車)のターミナルになっていて、道路上に線路が交錯する。

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 宿泊ホテル前。奥がミュンヘン中央駅。

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 中央駅正面の市電停留所。

カールス門をくぐると歩行者天国になっている。
門の下に銅像があって近づいてみると銅像が動いた。びっくりした、全身を銀色に染めて銅像の格好をして立っているのだ。彼はあの恰好をして1日中ここに立っているのだろうか。

他にも銅像の格好をしていたり、テーブルの上から緑色に塗った頭だけ出してスイカの格好をした人とかストリートパフォーマンスの人がおもしろい。
ストリートミュージシャンも居る。みんなプロのように上手で感心する。もっとも、下手くそだと欧米では日本と違って市民から”不要な音を聴きたくない自由”を主張されるのかもしれない。

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 カールス広場とカールス門。

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 カールス門をくぐればノイハウザー通。一番の繁華街。

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 ノイハウザー通りは終日歩行者天国。大変にぎやかな通り。

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 銅像かとおもったら・・・実は金粉をまとった人間だった。

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 色んなストリートパフォーマーがいる。

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 ストリートミュージシャンもいる。演奏をお聞かせできないのが残念。

広い通りの歩行者天国には大勢の通行人がいて、道の両側はデパートやカフェなどが並んでいる。どの建物のデザインも統一されているので街並みが美しい。レストランやカフェの前はどこもオープンカフェになっている。
日本人旅行者らしい人もチラホラと見かけた。

賑やかな通りをまっすぐ歩いて行くとマリエン広場に出る。この広場で目を引くのが壮大な石造りの新市庁舎である。
ここの塔には仕掛け時計があって、毎日11・12・17時になると鐘の音と共に中の人形が踊り出す。
ちょうど17時の鐘が鳴るころなので、このマリエン広場はすごい人だかり。

時間になると鐘のメロディーを奏でながら中の人形が回りだして10分間ほど続く。

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 マリエン広場にある新市庁舎。1867から42年間を要して建てられた。

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 塔にあるからくり時計が動く時間になると広場は人がいっぱいになる。

ドイツにやってきたからにはやはりビールが飲みたい。有名なホーフブロイハウスというビアホールに行ってみたが中は満席でしかも盛り上がってムンムン。一人で飲める感じではなかったのでそのまま出てしまった。

歩いていると市場があって、ここがヴィクトリアーリエン市場である。公園の中に露店が並んでいるようにも見える。どの店も店じまいの時間のようだ。市場の真ん中にシンボルのマイバウムが立っている。このマイバウムは札幌の大通公園にも同じものが立っている。

テーブルと椅子を並べただけのビアガーデンもあって、こっちも大にぎわいであった。ここはセルフサービスのようでテーブルでの食事は市場で買ったものや持ち込みらしい。ビールは売店でジョッキで売っている。

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 ヴィクトリアリエン市場に立っているマイバウム。同じものが札幌の大通公園にもある。

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 市場のビアガーデン。すべてセルフサービス。

ビールの売店は盛況で、列ができている。中の店員が次から次へとカウンターにビールジョッキを並べる。0.5Lと1Lのジョッキがあるが、どうせなら大きなジョッキでグイっといきたい。1Lのジョッキを受け取ってレジで支払う。1杯6.2ユーロ。プレッツェルも一緒に買った。

売店のそばの木のテーブルを置いた立ち食いスペースが空いてたのでそこで飲むことにした。プレッツェルは外側はカリッと中は柔らかく焼いたパンで、塩辛い岩塩がまぶしてあってビールに良く合う。

ドイツには1516年制定の『ビール純粋令』という法律があって、大麦、ホップ、水で造ったものをビールと呼ぶ(のちに酵母も加わる)というもので、今でも守られている。
緑豊かな青空市場で飲んでいるとだんだんいい気分になってきた。
1Lのジョッキはまたたく間に空になり、また売店でビールを買ってくる。ミュンヘンの人は毎日おいしいビールを飲めるんだな、いいなあ。

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 行列ができる生ビールの売店。

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 市場のビアガーデン売店で買った1Lジョッキとプレッツエル。

ところでドイツには公衆トイレが少ない。日本ならば必ずあるデパートや駅にも無い。あっても大抵有料トイレである。
Uバーンの駅には無料トイレがあった。トイレを探してウロウロしていたら偶然に見つけた。薄汚くて臭いがとにかく用を足してすっきりする。
トイレにはなぜかコンドームの自販機があった。この後ドイツ国内の公衆トイレはどこもかしこもこの自販機が置いてあった。

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 カールス広場のトラム停留所。

再びカールス広場まで戻ってきた。ここはトラムのターミナルになっていて、電車が次々と発着している。
見ていたら乗りたくなってきた。券売機でチケットを買って中央駅までトラムで戻った。

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 ここからトラムに乗ってみる。

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             トラムの1回券。2.3ユーロ。


ミュンヘン中央駅の広いコンコースまで戻ってきた。明日の朝はここからICE(ドイツ新幹線)で出発するのでちょっと下見する。
駅は改札口はないのでホームへは自由に出入りできる。頭端式のホームがズラリと並んで、色んな行先の列車がこちらを向かって並んでいる様はいかにも終着駅という感じで旅情がある。19時を過ぎて、日も傾いてきた。ホームの先には夕焼けが見えた。

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 線路の向こうは夕焼け。駅内を自由に歩けて鉄道好きには楽しい。

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 ミュンヘン中央駅は頭端式ホームの夜景。

中央駅は明日からの鉄道旅行の下見を兼ねて寄ってみた。
明日からはここからICEに乗って、ドイツ各地を回ることになる。

2008年ドイツ鉄道旅行記3

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 2008年9月12日の乗車ルート
 ミュンヘン→ニュルンベルク
 ニュルンベルク→ヴュルツブルク
 ヴュルツブルク→フランクフルト
 フランクフルト→(夜行)ブレーメン

いよいよ今日からドイツ国内鉄道旅行になる。外は曇り。テレビで天気予報をやっていたがあまり天気は良くないようだ。

朝食は2階の食堂でバイキング。パンはさすがにおいしい。ソーセージも。
軽い朝食のあと、チェックアウトをして駅に向かう。

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 ホテルのバイキング朝食。ソーセージはとても美味しい。

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 バリデート前のジャーマンレイルパス。

まずはジャーマンレイルパスのバリデーションをしなければならない。
切符売り場らしい窓口があったので「ヴァリデーションプリーズ」と言ってパスとパスポートを差し出しすと、窓口の人は慣れた手つきで書き込んでスタンプを押して返してくれた。これでパスの使用開始になる。乗る日付は自分で記入しなければならない。

荷物はどうしようか。車中2泊だし持って歩く必要はあるまい。持っていると町に着くたびにロッカーに預けなくてはならないので邪魔になる。思い切ってミュンヘン駅で預けることにした。

手荷物預かり所はあるが開いていない。日本と同じコインロッカーが並んだスペースになっている。1日5ユーロで2日目以降は追加料金を投入して荷物を出すシステムも日本と同じ。盗難の心配もあるが、荷物(バッグと主に着替え)が無くなれば現地で買えばよいと割り切ることにした。


■ミュンヘンHbf 8:55→9:57 ニュルンベルクHbf ICE724(ケルン行)

駅に置いてある時刻表を見ると、ミュンヘン・ニュルンベルク間のICEは1時間に2本程度の間隔で運行されている。
最初に乗るのはICE724列車ケルン行。案内所上の発車案内板を見ると22番線と表示してある。 

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 いよいよドイツ新幹線ICEに乗車。ミュンヘン中央駅始発。

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 22番線の発車案内版。青地に白文字が標準。

ミュンヘン始発なので22番線ホームに既に入線している。ドアが閉まっている車両が多いが、ドア脇のボタンを押すと「プシュ」と音がしてドアが開く。

ドイツの駅ホームは列車の乗車位置は表示していない。
途中駅から乗車する場合はなど大きく書かれた標識が屋根からつり下げてあって、これが乗車位置の大まかな目印になる。
ホームの発車案内板には大まかな停車位置が2等車はA付近というように示されている。

早くにホームに行っても遅くいっても、要は自分の立っている場所に列車の扉が停まるかどうかが重要であって、席が取れるかは運次第なようだ。

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 落ち着いた感じのICE車内。座席の向きは固定式。

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 コンパートメントもある。ここも予約がなければ自由席らしい。

車内は2人掛けの座席が双方向に並んで、所々が4人向かい合わせ席になっている。4人席には大きなテーブルがある。車端部客室ドアの上には行先と次駅が表示される。さすがに座席幅も前後もゆったりしている。 

ドイツの鉄道はICもICEも基本的にすべて自由席なので、自分で時刻表で調べて乗りたい列車に気軽に乗ることができる。
事前に座席の指定もできる。予約の入っている席は、座席番号の所に予約客の乗車区間が表示されていて、その区間以外は自由に座れる。この客車内の座席には予約はほとんど入っていなかった。 

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 座席番号の横に座席の予約の入っている区間が表示されている。

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 ジャーマンレイルパスは自分で使用する日付を記入する。

この列車は次のニュルンベルクまでノンストップ。車内の乗客は数人だけ。がら空きのまま定刻にミュンヘン中央駅を発車する。車掌が検札に回ってきたのでさっき自分で今日の日付を書いたレイルパスを見せる。日付の所にスタンプを押して返してくれた。

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 車窓は単調。

1時間ほどでニュルンベルクに着く。到着時は車掌による到着駅案内と乗り換え列車の案内放送がある。ドイツ語と英語で、両方車掌の肉声による放送である。
ホームには大勢の人が待っていてこの列車に乗り込んでいった。

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 ニュルンベルク中央駅に到着。

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 ニュルンベルクHbfの駅名表示。


■ニュルンベルク

ニュルンベルク中央駅は通過型の駅になっていて、各ホームと駅舎とは地下道でむすんでいる。駅舎のあまりの重厚さに感心する。駅舎と向かい合わせにして旧市街の城壁がある。

中世のヨーロッパの都市では城だけでなく街全体が城砦になっていた。取り囲んでいる城壁の内側が旧市街ということになる。ちなみにドイツに「〜ブルク(ベルク)」と付く地名が多いが、ブルクとはこの城砦の意味である。

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 重厚な造りのニュルンベルク中央駅。各地からのICEが発着する鉄道の要所。

ニュルンベルクは第2次世界大戦で壊滅状態になった。今ではすべて昔のままに復元された。戦後ナチスによって行われた戦争犯罪を裁く国際軍事裁判「ニュルンベルク裁判」も開かれたところでもある。

駅の中に本屋があったのでニュルンベルク市内の地図を買う。日本からガイドブックも持ってきたが、どの都市の地図も中心部だけしか載っておらず、またトラムの路線も載っていないのがほとんど。
買った地図は持ち歩くのに良いサイズで、しかもトラムやバス路線の停留所・運行経路までわかるようになっている。街歩きに大変便利だった。

ニュルンベルク中央駅の駅前広場はトラムのターミナルになっている。石畳の中にトラムの線路が敷かれていて、軌道と歩行者の区分はされていない。
この日は中央駅から北方向の路線は工事で運休と表示してあった。

さっそく憧れていたトラムで街を見物することにした。自動販売機でトラムの1日券(TagesTicket)を買って9番の電車に乗る。

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 駅前はトラムのターミナルになっている。

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 低床電車の車内。すべてクロスシート。

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 運転台は前方1か所しかないので、後部は展望席になっている。ポールの機械は日付刻印機。

ナチス党大会会場跡が見えるドク・ツェントゥルム停留所が9番の終点。車内全員下車して自分も降りる。終点だがループ線は無い。電車はしばらく停車して6番の電車として発車していった。10分後に同じ様に来た6番の電車に乗る。

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 郊外は芝生敷の専用軌道になる。後ろの建物はナチス党大会会場跡ドク・ツェントゥルム。

途中シュワイガー通り停留所で下車する。ここでトラムの路線が十字に交差するしていて、市内に4番から9番まであるトラムの系統のうち6・7・8・9番の4系統がここに集中する。

右左折する系統もあるので、路面上の線路は十字に交わるだけでなく色んな方向へ分岐して曲がって行く線路もあるので、交差点は線路だらけ。路面電車マニアの私には曲線を描いて分岐して交わる多くの線路がとても美しく見えた。

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 線路が十字に交差して4つの系統が集中するシュワイガー通り停留所。路面に線路が交錯する。

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 メインストリートのケーニヒ通り。デパートと駐車場を結ぶ連絡橋から。

シュワイガー通りやアウフゼス広場で途中下車して、ハレ門で降りる。ここからは歩いてカイザーブルク(城)や旧市街を観光した。

ハレ門停留所でトラムを降りる。トラムの通りに沿ってレンガ積みの城壁が続いている。ここから、神聖ローマ皇帝の城だったカイザーブルクをはじめ、旧市街を歩いて回る。

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 古い家が連なってロマンチックなヴァイスゲルバー小路。

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 『デューラーの家』など木組みの美しい家々が連なる。



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 神聖ローマ帝国皇帝が住む城として1050年に建てられたカイザーブルク。

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 丘の上のカイザーブルクから望む風景。

カイザーブルクから坂道を一直線で下ると広場に出る。ここが中央市場でカラフルなテントを張った露店がたくさん出ていた。古風な聖母教会は巨大な建物。カメラに収まりきらない。

中心部のこのあたりは車は進入禁止になっていて、歩行者天国は平日とは思えないほど多くの人でにぎわっていた。

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 広い中央市場。金色の塔はシェーナーブルンネン。後ろは聖母教会。

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 中央市場。色とりどりの果物が目立つ。

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 ムゼウム橋から見る美しい水路。ペグニッツ川。

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 メインストリートのケーニヒ通り。
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 ゴシック様式の聖ローレンツ教会。

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 ソーセージを焼いて売っているインビス(屋台)。

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 インビスで買った名物のニュルンベルクソーセージ。パンに挟んで売っている。

旧市街を歩きまわって中世から変わらない美しい街並みに感激した。中心部から歩いて中央駅に戻る。

2008年ドイツ鉄道旅行記4

■ニュルンベルクHbf 13:28 → 14:38ヴュルツブルクHbf ICE28(フランクフルト行)

ニュルンベルクからはまたICEでヴュルツブルクへ行く。今度乗るのはウィーン始発のフランクフルト行きである。
発車10分くらい前にホームに行く。この駅からの乗客は1車両あたり10人くらいだろうか。
反対側のホームは人がいっぱい。さすが主要駅である。ニュルンベルク中央駅は新幹線でいえば盛岡駅あたりのような感じがする。

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 ニュルンベルク中央駅は主要駅らしくホームには多くの乗客が。

ほぼ定刻通り入ってきた26列車は結構乗客が乗っているが、ここで降りる人が大勢いて進行方向向き窓側の席に座れた。
車内は大変静かで落ち着いている。揺れもほとんどない。新幹線というより、日本のエル特急の雰囲気に似ている。

たまに、遠くに村が見える。赤い三角屋根の家々が集まってその村の真ん中に教会の尖塔が立っているというこの地方の昔ながらの家並みが印象に残った。

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 ICE車窓風景。市街地を過ぎるとどこまでも畑や牧草地が広がる。

この列車はヴュルツブルクまでノンストップだが、途中駅で運転停車した。なぜか同じICEに抜かれる。発車するがなかなかスピードが出ない。
また信号場のような所で停まる。今度は左側の線路を走り始める。右側の線路は保線工事をしていた。

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 ヴュルツブルク駅に到着。ICEは停車駅ごとに乗客がかなり入れ替わる。

定刻ならば14:25着だが、10分ほど遅れてヴュルツブルク中央駅に到着した。ホームの案内板には14:38発と表示してある。途中の保線作業のため時刻変更していたようだ。
この駅でもまた多くの乗客が入れ替わりになって発車していった。


■古都ヴュルツブルク

ヴュルツブルクは『ロマンティック街道』の起点となる都市で人口は約13万人。
中央駅の駅前は市電のロータリーになっていて、3〜5両編成の電車がぐるっと回って発着している。

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 ヴュルツブルク中央駅正面。駅前広場はトラムのループ線になっている。

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 ヴリュツブルクもトラムがある。

まず向かうのがマリエンベルク要塞。券売機で切符を買う。各系統は15分間隔で運転している。
しばらくして5番の電車が来た。駅前からの電車通りはずっと歩行者天国になっていて、賑やかな通りを電車はソロソロ走る。3つ目のラートハウス停留所で降りる。

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 賑やかなラートハウス停留所。後ろは聖キリアン大聖堂。

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 クラシックな街並みに派手な広告電車が妙にマッチする。

要塞の方向はすぐに分かった。聖者の像がいくつも立つアルテ・マイン橋は観光客らしい人が多い。
この橋から要塞を見上げるとあそこまで歩いていけるかなと思ったが、看板の通り坂を登って行くと、頂上の城に着いた。

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 フランケンの守護女神、フランコニア像。背景はマリエンベルク要塞。アルテ・マイン橋より。

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 マイン川と旧市街の眺め。中央はアルテ・マイン橋。

石造りの城内には塔や教会があるが、人も少なくひっそりとしている。
なにやらドラクエの街を歩いているような気分になってくる。教会でセーブしていこうと思ったが、神父さんはいなかった。

旧市街を見下ろす眺めはとても美しい。しかし空はどんよりと雲が覆って暗い。晴れていればもっと綺麗な眺めだろう。もうすぐ雨が降りそうなので急いで山を降りる。

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 マリエンベルク要塞、シェレンベルク門。街から坂道を登ってきてここが頂点。

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 要塞にあるマリエン教会。

橋を渡ってさっきのラートハウス停留所まで戻ってきた。雨が降り出したので折り畳み傘をさす。通りを歩く人は傘をさしている人は少なく、少しくらいの雨ならば気にしないで歩いているようだ。

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 アルテ・マイン橋。すっかり雨になった。

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 ラートハウス(市庁舎)と噴水。

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オープンカフェとトラム。

ここから中央駅までは1kmちょっとの距離なので線路沿いに歩く。
シェーンボルン通りは道の両側に店やカフェが並んだ繁華街になっていて、『トランジットモール』と呼ばれる歩行者と路面電車専用になっている。平日なのだが、とても人通りが多い。

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 電車も走る賑やかなシェーンボルン通り。

市街中心部への自動車の乗り入れを制限して、歩行者と公共交通機関のみ乗り入れるという交通政策はすでにヨーロッパでは主流になっている。
ドイツでもこの政策は地方都市にも浸透しているようで、ヴュルツブルクのような人口13万人程度の都市でも公共交通の利便性は高く、また中心部も大変活気がある。

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 歩行者と市電専用トランジットモールになっている。曲線を描く軌道が美しい。

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 次から次とやってくる電車。 

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 秋雨に街の灯照らす電車道

路上の軌道敷と歩行路との仕切りは特に無く、歩いているすぐ脇を電車が通過する。危なくないのかと思うのは日本人だからか。
歩行者は結構電車に気を付けながら歩いているようだった。

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 多くの系統が集中するユリウスプロムナーデ停留所。

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 中央駅に到着した電車。土砂降り。

雨はだんだん強くなって、中央駅に着くころには土砂降りになっていた。
本来ならば18:39発ICEで発つ予定だったが、この雨の中ではどこにも行く気がしないので次の列車でフランクフルトへ行くことにした。


2008年ドイツ鉄道旅行記5

■ヴュルツブルクHbf 17:35 → 19:24フランクフルト・マインHbf RE4626

予定では18:27発のICEに乗るはずだったが、ヴュルツブルクは雨が降ってきてどこへも行けなくなったので先の列車でフランクフルトに行くことにする。

REとはレギオナル・エクスプレスの略で日本でいうところの快速列車である。フランクフルトまで131kmを1時間49ふんで走り、ほぼ1時間毎に出ている。同じ区間をICEならば1時間09分で着く。

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 発車案内。17:35発REフランクフルト行は9番線。

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 向かいのホームに入るニュルンベルク行快速列車。

地下道から階段を上がり9番線へ行くと、赤い色の列車が入線していた。日本ではほぼ消滅した客車列車で、先頭は電気機関車がつく。客車の最後部にも運転台があるので、終点での機関車の付け替えをせず、電車と同じく折り返すことができる。

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 赤い客車。一般列車用ホームは嵩が若干低い。

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 ヴュルツブルク−フランクフルトの行先表示。

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 フランクフルト行のRE(快速)列車は電気機関車牽引。ヴュルツブルク中央駅ホーム。

車内はすべてクロスシート、全座席が客室中央に向かって並び、真中が4人ボックス席になる集団見合い方式になっている。座席はゆったりとして座り心地も良い。
座席の各列ほぼ埋まっているが、帰宅時間の発車にしては寂しい状態である。

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 RE列車の座席。窓下の箱は灰皿ではなくゴミ箱。

発車時刻になると音もなく静かに列車は動き出す。女性車掌が検札に回ってきたのでパスを見せる。
ヴュルツブルクを出てしばらくは快速運転で小さな駅は通過する。時速140キロくらいだろうか、結構なスピードで走っている。
軌道の状態と台車が良いのか揺れも音もほとんど無い。

最初の停車駅で車内の3/1くらい降りて行った。次の駅でも降りて行く。下車客ばかりなのでだんだん空いてくる。いつの間にか車内は数名のみになっていた。
進行左側にはマイン川が並行して見え隠れするが、相変わらずの雨で重苦しい風景。

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 列車は雨の中を走る。マイン川に沿って。

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 途中のローア駅。

フランクフルトに近づくにつれまた快速運転になり、また乗客も増えてきた。

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 フランクフルト中央駅。アーチ型のドーム屋根が構内を覆う。


■フランクフルトにて

フランクフルト中央駅はミュンヘンと同じように頭端式ホームになっていて、アーチ状のドームが覆っていかにも終着駅という感じである。
大きなドームの駅舎正面はガラス張りの窓になっている。駅前は古そうな街並みだが、その向こうには高層ビルがいくつも見える。

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 大きなドームのフランクフルト中央駅。

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 トラムが発着する駅前。経済の中心らしく高層ビルも見える。

フランクフルト発の夜行列車は23:14発である。それまでどこで時間をつぶすか。
レイルパスを持っているので、電車にはただで乗れると思い、地下ホームからSバーンの電車に乗って時間をつぶす。ラッシュも過ぎた時刻だが、車内は混んでいた。

郊外の駅に次々と停まって行く。どの駅前も暗い。どこかで折り返さなければならないと思って乗っていると、前の方から2人連れの検札員が回ってきた。2人とも私服である。
自分の番になり、レイルパスを出すと繁々と眺めて『ダンケシェーン(ありがとう)』と笑顔で返してくれた。ドイツでは駅に改札が無いかわりにこうして抜き打ちの検札があり、無札だと問答無用で罰金を徴収されることになっている。

S5番が分岐するローデスハイムという駅で降りる。ホームは明かりが煌々と灯るが、駅の外は真っ暗だ。古びた郊外の通勤駅といった印象だった。
戻る電車はすぐに来た。この電車も結構混んでいて、座れなかった。中央駅を過ぎて、終点のフランクフルト南駅まで乗る。

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 フランクフルト郊外ローデスハイム駅。

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 駅の真ん前はトラム乗り場。フランクフルト南駅。

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 南駅に有ったパタパタ式の発車案内標。

フランクフルトを通る一部の列車は中央駅ではなく、ここのフランクフルト南駅に発着する。市内でも主要な駅だと思うのだが、21:00を過ぎたこの時間は窓口も閉まっていて、コンコースも薄暗く無人駅のよう。駅内のマクドナルドだけが営業している。
22:17にドレスデン経由プラハ行の夜行列車がこの駅から出るのだが、あまりにも寂しい。

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 人影も少ない南駅のホーム。

南駅からは2階建てのRB(普通列車)で中央駅に戻る。

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 1駅だけ乗った2階建て列車。

フランクフルト中央駅は遅い時間まで多くの人で賑わっている。駅構内は売店やレストラン、コンビニなど様々なテナントが営業している。中でも多いのがインビスと呼ばれる売店である。

インビスとはソーセージやホットドッグ、ピザなどの軽食を売る店で、店先には簡単な立食スペースを設けている。街中でも屋台みたいな感じでよく見かけるが、場所柄か駅構内はどこもこの手の売店が多い。ピザやホットドッグをかじりながら駅構内を颯爽と歩いて行く人もよく見かける。
1人旅だとレストランにも入りづらく食事に困ることが多いが、インビスで手軽に済ますのも良いだろう。

今日の夕食は、インビスで買ったフランクフルトドッグ。ケチャップとマスタードは店の脇の蛇口みたいなところから自分で付ける。
空いている立食テーブルで列車を見ながらビールを飲みながら食べる。なんかイイな。日本にもこういうスペースがあればいいのに。
駅構内の売店の多くは22時で店じまいになった。

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 駅構内のインビスで買ったパンに挟んだソーセージとビール。デカイ。

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 鉄道模型のジオラマがあった。コインを投入すれば運転もできる。

まだ時間があるので、駅の外をちょっと一回りしようと歩いていると、いつの間にかピンクのネオンが輝く一画に入ってしまった。
店先に立つ男が次々に「ミスター」と言いながら親指を立てる。親指の意味は分からないが呼び込みだと分かる。ちょっと遊んで行こうかとも思ったが、言葉も料金も分からないのでやめておく。

怖そうな感じはなかったが、夜はあまりウロウロしない方が良さそうだ。

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 すっかり暗くなったフランクフルト中央駅。

また中央駅に戻って、ホームをウロウロ。
高いドーム状の屋根と頭端式ホーム。ああ、ここはヨーロッパなんだなとあらためて実感した。

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 行き止まりの線路が並ぶフランクフルト中央駅。

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 ドーム屋根のホーム。

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 『willkommen』(歓迎)と書かれたモニュメント。


■フランクフルト中央駅 23:14 → 5:52 ブレーメン中央駅 IC2020(ハンブルク・アルトナ行)

23時近くなってIC2020列車が4番線に入ってくる。この列車はフランクフルトからハンブルク・アルトナまで結ぶ夜行のIC(特急)列車で、ドイツでも夜行は寝台列車全盛にあって、数少ない座席夜行列車でもある。レイルパス所持者ならば追加料金なしで乗れるので、宿代わりにもなる。

13両の編成でうち2両が1等車になっている。長編成だがどの車両もガラ空き。寝台車はついていないが、所々にあるコンパートメントは予約が入ってなければ自由席として利用できる。車内には売店もあるようだが、利用はしなかった。
編成の先頭の方は無人の車両もあったりする。金曜の夜だというのにあまりにも寂しい夜行列車だ。

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 ハンブルク・アルトナ行IC2020列車の表示。

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 編成は長い。ホーム先に行くにつれ無人の車両も。

客車内は2人掛けリクライニングシートが並ぶ。座席の回転は出来ない。2か所4人向かい合わせボックス席がある。車内の乗客は3人ほど。ゆったりとしたボックス席を占領する。しかし、ここまで人がいないと逆にちょっと怖い。
発車時刻になるとゆっくりと音もなく動きだした。だんだん街の灯かりも遠ざかって行く。

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 固定式集団見合いリクライニングシートが並ぶ。

次のフランクフルト空港駅では、トランクやボストンバッグを持った人がたくさん乗って来た。各座席の列が埋まるほどの乗車率になる。ボックスの向かいの席も学生らしい兄ちゃんが座った。グリーン車並みにゆったりとした席なので相席でも窮屈ではない。

駅で買った寝酒のワインを開けると炭酸が吹いてビックリする。ワインだと思っていたら実はシャンパンだった。
車掌が検札にきて、パスに明日の日付を書いたのを見せた。眠くなったので、中の肘かけを枕にして横になる。私はこの格好で日本中を旅してきたので慣れたものだ。

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 夜中でも車内は明るいまま。

3時頃車掌に起こされる。また検札。美人の女車掌だったような気がする。それ以外は記憶がないのでよく眠っていたようだ。

5時半ごろ目覚める。車内の乗客はぐっすり眠っている人が多い。5:52、ブレーメン中央駅で下車する。

まだ夜明け前で寒い。ホームや駅前はまだ暗いが、駅構内は明るく、1日の朝が始まっている。一部の売店やカフェなどは早朝からすでに営業している。土曜日の朝早くからどこに行くのだろうかと思うほど人が多い。

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 夜明け前のブレーメン中央駅。走り去るIC2020列車。

開いていたカフェでチキンのサンドイッチを食べる。
駅前に発着のトラムはすでに動いている。さっそくブレーメンのトラムに乗車することにする。

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 ブレーメン中央駅構内のカフェで食べたサンドイッチ。

札幌市電は本日運休

今日(2016年12月10日)は大雪のため札幌市電は始発から運休だった。

報道によると、強い冬型の気圧配置のため日本海側南部を中心にまとまった雪が降り続け、札幌市内の積雪は正午で59センチとのこと。

しかし気温は高いようで、札幌らしい粉雪ではなく、湿ったベタ雪。重たい雪が降り積もる。

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 中島公園通電停。始発から運休のため、線路が完全に埋もれてしまった。

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 運行状況モニターには運休の張り紙があった。

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 激しい雪は降り積もる。

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 埋もれて踏み固められた線路。もうササラでは除雪不能。

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 静修学園前電停。

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 山鼻19条〜静修学園前間。

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 幌南小学校前電停。

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 ササラ電車も立ち往生。幌南小学校前。

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 トラ縞のササラ電車。幌南小学校前。

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 雪に関して百戦錬磨のササラ電車も、今日の湿った大雪には処置なしだった。

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 湿った雪が踏み固まった路面。これには重機の出番だろう。

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 夕方になると幌南小学校前にいたササラ電車はいなかった。自力で脱出したらしい。

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 南21西7の交差点。ほじくり出した線路が見える。

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 夜の中島公園電停。停留所も線路も埋もれてしまった。今日は終日運休になるだろう。

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  交通局HPの運行状況。

12月10日、この日の市電は結局終日運休となった。
posted by pupupukaya at 16/12/10 | Comment(0) | 札幌市電
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