2009年 南ドイツ・オーストリア旅行記7

インスブルックHbf 14:38発[RB5420] 17:27着ミュンヘンHbf

駅の近くのスーパーで飲み物を買う。オーストリアはドイツよりも物価が安い。
再びインスブルック中央駅に戻ってきた。午後になって気温はさらに上がったようで暑い。駅の売店でパンを買って車内で食べた。 

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 広大な吹き抜けのインスブルック中央駅のコンコース。

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 オーストリア国鉄バージョンの発車案内板。

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 車内から見たインスブルック中央駅のホーム。向かいはバーゼル行ユーロスターが着いたところ。

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 売店で買ったサラミのサンドイッチ(2.69ユーロ)。パンは固いが食べごたえはある。

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 ノルトケッテ連峰越え。山の斜面を登って行く。登山鉄道のようだ。

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 対向列車交換のためしばらく停車。のんびりとしたホッホツィル駅。

行きは曇り空だったが帰りは青空が広がる良い天気。アルプスの山間のような風景が続く。「のような」ではなくアルプスそのものなのだが。

日本の長野県あたりの雰囲気によく似ている。飯田線といったところか。牧草地が田んぼで日本家屋を配したら長野県だ。

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 高原の谷が続く。

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 このあたりはドイツ南部の避暑地のようだ。

帰りの列車は客車5両編成。インスブルック発車時はがら空きだったが、ドイツ国内に入ってから途中駅で次々と乗ってきて、車内は満席になった。また、小学生の団体も乗ってきて騒がしいこと。
引率の先生らしい人が怒るとおとなしくなるが、またすぐに元に戻る。終点ミュンヘン中央駅に着いて下車したときはヤレヤレと思った。

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 ミュンヘンに到着。

インスブルックから列車でミュンヘン中央駅に戻ってきた。まだ夕方の5時半。いつもならこの時間は雨天がちだったこともあって肌寒いくらいだったが、今日は暖かい。

中央駅からSバーン(地下鉄)でマリエン広場へ直行した。
ヴィクトリアーリエン市場のビアガーデンは相変わらず盛況だ。空いている卓もいくつかあった。

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 ヴィクトリアーリエン市場のビアガーデン。

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 セルフのビール売店。並んでるジョッキを隣のレジに持って行けばよい。

ノルトゼー『MIX BOX』という白身魚のフライを買った。セルフのビール売店で1リットルジョッキビールを買ってテーブルに着く。
白身魚のフライはおいしいが、あまりビールには合わないようだ。やはりソーセージと塩味のプレッツェルが一番良く合う。

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 ノルトゼーで買った白身魚のフライとタルタルソース。

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 天気が良いせいか賑わっている。

締めは前から気になっていた『町で最高のスープ』屋に行ってみた。
店内は立ち食いになっている。立ち食いそばならぬ立ち食いスープ屋といったところ。

食べたのは日替わりスープ。ほかにもいろいろな種類がある。
スープはとても深みのある味。丼1杯分位の量がある。パンがついて5.5ユーロ。

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 前からずっと気になっていた看板。『心から歓迎します、町で最高のスープ』ドイツ語、英語、イタリア語、日本語で表記。

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 日替わりスープ。

帰りがけに写真を撮っていると、近くのテーブルで飲んでいたオヤジたちが「オー、ジャパン!?」と言った。「イエス」というと、「ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ」と言う。バイクメーカーのことらしい。「イエース、イエース」とかこっちも適当な言葉で返す。

一緒に一杯やらないかという仕草をするが、面倒なので「ノーサンキュー」とそれは辞退することにした。彼らと握手して「サヨナーラ」と言って立ち去った。ドイツ人は陽気なのだ。

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 マリエン広場は夜7時過ぎでもこの賑わい。

マリエン広場に出ると、大ぜいの人だかりがしている。新市庁舎の前でストリートミュージシャンがクラッシック音楽の演奏をしている。日本のそれとは大違いでまるでプロも顔負けなほど上手だ。立ち止まって聞き入ってしまう。

演奏が終わると観客から大きな拍手が沸き起こった。いいもん見さして貰いましたということで、大いにチップをはずんだ。

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 マリエン広場・新市庁前で演奏していたストリートミュージシャン。『アヴェマリア』が素晴らしかった。

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 ミュンヘン中央駅近くの旧植物園。ここにもビアガーデンがある。

まだ明るいし、飲み足りない。こんどは別のビアガーデンに行ってみる。

今度のビアガーデンは『パーク・カフェ』。旧植物園という公園内にある。たくさんテーブルが並ぶが空いているテーブルの方が多い。

客層は学生や仕事帰りのビジネスマンといったところで、落ち着いたシックなムード。ヴィクトリアーリエン市場のとはえらく対照的だ。

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 旧植物園内の『パーク・カフェ』と呼ばれるビアガーデン。

ここはミュンヘン中央駅から歩いて5分ほどなので列車の待ち合わせなんかにはいいかもしれない。 
せっかくだから買ってきた絵葉書を知人に向けて書いた。

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 へレスビール。0.5リットルジョッキで3.8ユーロ。

ホテルへの帰り道、また中央駅に寄ってみる。午後9時近くなって駅構内に西日が差しこむ。

ちょうどローマ行夜行列車が停まっていて、旅人たちが行き交う。
そんな光景をみながら、日本の駅では久しくなってしまった旅情をしばらく味わった。

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 ホームで発車を待つ21:03発ローマ・テルミニ行き夜行列車。いつか乗ってみたい。

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 夜9時近く、夕日が差し込むミュンヘン中央駅構内。

駅構内をぶらぶらして買い物をしてホテルに戻る。明日はミュンヘン市内見物をする。

2009年 南ドイツ・オーストリア旅行記8

2009/7/10行程  
ミュンヘン市内観光

ミュンヘン宿泊の中日としては今日が最終日になる。今日は1日トラムに乗りがてら、街中の見物をしようと思う。
中央駅で1日乗車券を買う。『タゲスカルテ(Tageskarte)』といい、有効範囲によっていくつかの種類がある。今回買ったのはリング表1〜4が有効範囲の市内(Innenraum)券、5ユーロ。買い方は自動券売機の『Single-Tageskarte(シングル・タゲスカルテ)』ボタンを押してお金を入れればよい。同時に5人まで使える『Partner- Tageskarte(パートナー・タゲスカルテ)』というのもある。

ちなみに空港までの一日券(Gesamtnetz)は10ユーロ。片道切符を買っても9.2ユーロなので、空港アクセスのほかに、市内で1回でも電車に乗るのならば1日券を買った方がお得だ。

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市内の交通を自由に乗り降りできる1日券。5ユーロ。

まずは刻印機で切符に日付を入れる。改札が無いのでホームへは自由に出入りできるが、厳密には刻印機から先は切符を持っていないと入れないようだ。

一応、ミュンヘン市内の観光という予定にしていたが、特にどこに行こうということは考えていなかった。
ただ1つ行こうと思っていたのは、ドイツ博物館の別館になる交通館。その名の通り、自動車や鉄道などを主に展示している。
博物館にしろ美術館にしろ10時にならなければ開かない。それまでトラム(路面電車)に乗っていることにする。

中央駅地下ホームからSバーンの電車でパジング駅まで行く。パジング駅はミュンヘン西側の主要駅になっていて、中長距離列車やICE、国際列車の多くが停車する。

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 ミュンヘン西郊の主要駅、パジング駅。

そんなパジング駅は駅舎は立派だが、駅前広場は狭く、駅前も場末の商店街といった印象だ。パジング駅からトラムのパジング・マリエンプラッツ電停までは200mほど離れている。
駅から電停までの通りは商店街になっていて、バス停や路駐車両が並んで雑然として、下町の雰囲気だ。ミュンヘンで最も日本らしい駅前だ。

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 パジング駅から電停までの道。

トラム19番の終点になる電停は、線路の片面にしか安全地帯が無い。着いて乗客を降ろした電車はこのまま乗客を乗せて発車し、交差点のループ線をぐるっと回って逆の方向に走り出す仕組み。

電車はなかなか来ない。電停には乗客が増えてきた。ようやく来た電車は4両連接車。運よく最後部の展望席をゲットできた。19番の終点ザンクト・ファイト通りまで乗り通す。

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 パジング・マリエンプラッツ停留所。

併用軌道がほとんどで専用軌道はあまりない。しかし多くの場所では車道と軌道部分は分離され、車が軌道内に侵入できないようになっている。お互いが邪魔し合わないように分離できるところは分離する考え方のようだ。

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 車内はクロスシートが並ぶ。低床車だがタイヤハウスの出っ張りも座席で上手く隠している。

車に妨害されることも少なく、電車優先信号のほか、チケットキャンセラー方式のため乗降時の料金収受がないので停車時間も短くて済むので結構早い。この19番のトラムは約16kmの距離を53分で結ぶ。

それでも、SバーンやUバーンの路線も数多くあるので、近距離の客が多い。パジングから中央駅南口まで23分だが、Sバーンならわずか9分で本数も多い。
中央駅までにほとんどの乗客が入れ替わっていた。もちろん終点から終点まで乗り通す客など余程の物好きかマニアくらいだろう。中央駅やカールス広場でたくさん降りて、車内は空いてきた。

終点のザンクト・ファイト通り電停からUバーンのクライラー通り駅まで電停1つ分歩いて戻る。

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 Uバーン(地下鉄)のクライラー通り駅。U2番の電車。

クライラー通り駅は新しい路線なのか、真新しい雰囲気だ。ここから2番の地下鉄に乗る。
途中の駅で5番のUバーンに乗り換えるが、この駅が良くできていて、東京の赤坂見附駅同様に同じホーム同士で乗り換えができる。 

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 『オクトーバーフェスト』会場になるテレージエンヴィーゼ。ご覧の通り、今は広大な空き地。

 降りたのはテレージエンヴィーゼ駅。階段で地上へ出て、10月には世界最大のビール祭り『オクトーバーフェスト』が開かれる広場を横切る。祭り開催時は大変なにぎわいになるのだろうが、今は広大な空き地になっている。

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 ドイツ博物館の別館、交通館。トラムや地下鉄の車両が多数展示。

やって来たのは、ドイツ博物館交通センター。ドイツ博物館の別館で、乗り物に関するものを展示している。自動車のほか、機関車、市電、地下鉄の車両も展示している。
精巧な鉄道模型のジオラマもあったり、昔の自転車をこれまた精巧に再現した部屋もあった。ドイツ人はこういうの好きだなあ。

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 トラムの運転台。日本のとはだいぶ違う。

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 昔のトラム電停の再現。

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 昔のUバーン(地下鉄)の車両。

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 フォルクスワーゲンのタクシー。

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 これは精巧な鉄道模型のジオラマ。

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 ジオラマは町も精巧に表現されている。

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 18番と19番のトラムが通るバイアー通り。珍しく歩道橋の上から。

博物館からは歩いてランズベルガー通りまで出る。近くの電停から乗ったトラム19番の電車は立客大ぜいの大混雑。それでも3つ目の中央駅南口でたくさん降りて行った。電車は南口から中央駅正面、カールス広場、プロムナーデ広場を通ってマクシミリアン通りへと進む。途中のテアティナー通り電停で降りる。ここはミュンヘン中心部マリエン広場までは歩いて300mほどで、最寄り電停になる。

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 テアティナー通り電停。マリエン広場へは最寄りで、乗降客が多い。

今日もマリエン広場までやってきた。相変わらず人が多い。広場のオープンカフェも混んでいる。1時近くでお腹もすいてきた。前に来たことのある市庁舎のレストランで食事することにした。マリエン広場にある新市庁舎の1階はレストラン『カンティーネ・イム・ラートハウス』(訳すと市庁舎食堂)になっていて、割と安価で食事できる。

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 マリエン広場のオープンカフェ。

kantine im rathaus(カンティーネ・イム・ラートハウス)
営業時間
月〜金:11:00〜18:30
土:12:00〜16:00

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 市庁舎の食堂カンティーネ・イム・ラートハウス。中庭はオープンカフェになっている。

ここは、セルフサービスのカフェテリア方式なので言葉が判らなくとも大丈夫だし、一人でも気軽に食事ができるのでお薦めだ。ドイツらしくビールもたくさん種類を揃えている。
ただ、味の方は・・・日本のセルフの市役所食堂のそれと同程度といったところだろうか。

トレイを持って、カフェテリアで前の人と同じものを指さしてよそってもらい、ビールも注文する。会計は最後にレジで。日本の『まいどおおきに食堂』なんかと同じシステムだ。

外の中庭にもテーブルが並んでいて、天気が良いので中庭のテーブルに着く。
料理は前の人と同じものなので名前はわからない。ソテーした鶏肉にホワイトソースのようなものをかけた一品。美味しい。私はドイツ料理に精通しているわけではないし、余程のことが無ければ何でも美味しい美味しいと言って食べる人間なので、ここで言う「美味しい」はアテにならないだろうと思う。だが、ビールの美味しさは折り紙をつけることができる。

中庭のテーブルで食事していると、やはりここは観光名所なので、観光客や団体さんが次から次へと現れて写真を撮って行く。

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 チキンのホワイトソースがけ(?)。それにビール。12.85ユーロ。

ビクトリアーリエン市場のビアガーデンはほぼ満卓の大盛況。ビールは昼間、太陽の下で飲む物のようだ。道徳的にどうとかいう話は抜きにして、明るい太陽の下で飲むビールは本当に旨いのだからしょうがない。

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 ビクトリアーリエン市場のビアガーデンは昼間からこの通りの大盛況。

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 ライヘンバック広場電停。

私も一杯飲んだらそれで終わりという人間ではないので、午後はビアガーデンめぐりをしようと思う。
まず向かうのは、英国庭園内にある中国の塔。ここにはミュンヘンで2番目の規模のビアガーデンがある。

2009年 南ドイツ・オーストリア旅行記9

ミュンヘン見物の午後は市内のビアガーデンめぐりになってしまった。

まず向かったのは、英国庭園内にある中国の塔。ここにはミュンヘンで2番目の規模のビアガーデンがある。
ビクトリアーリエン市場裏のライヘンバック広場電停から17番のトラムに乗って10分、英国庭園・中国の塔最寄りのティーボリー通り電停で降りる。

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 英国庭園内の中国の塔。周りはビアガーデンになっている。

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 生演奏もあって賑やかな英国庭園・中国の塔。

ほかの人に倣ってトレイを持って料理の並んだケースの前へ行く。ミュンヘン名物、白ソーセージを見つけたので、これも自分で皿によそう。ビール売り場でヴァイスビア(小麦のビール)を受け取り、レジで精算する。

これは良い。まいどおおきに食堂、めしの半田屋、北大の学食と同じ方式。ビールだけでなく一人旅の食事にも最適だ。堅苦しいレストランよりもこっちの方が性に合っている。

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 セルフサービスのカフェテリア。

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 ビールはここで受け取る。

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 ミュンヘン名物、白ソーセージ。ビールはヴァイスビア(白ビール)。

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 白ソーセージは皮から剥がして食べる。

酔いざましを兼ねて公園内をぶらぶらする。それにしても広い。マリエン広場から英国庭園の入口まで直線距離でわずか1km。都会にいることを忘れてしまいそうだ。

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 庭園内は広い。都心から近いことを忘れてしまいそうな風景。

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 英国庭園を横切る道路には路線バスも通る。

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 水辺を見ながら物思いにふける人も。

しばらく歩いていると、湖があった。その湖のほとりにもまたビアガーデンが。『ゼーハウス』(Seehaus)というビアガーデンだ。
せっかくだからここでも一杯やっていこうと、またビールを飲む。青空の下で水鳥と戯れながらビールを飲む。ビール好きにはここは天国だ。

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 クラインヘッセローア湖ほとりのビアガーデン。

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 ここにもカフェテリアがある。

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 水鳥とビール。

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 ここも多くの人で賑わっている。水際の席が人気だ。

すっかりいい気分になった。このままだとフラフラになり帰れなくなる恐れがあるので、一旦ホテルに戻ることにする。

ホテルに戻ろうと公園内を歩くが、来た方角と反対に歩くのだが、行けども行けども見覚えのある場所には出ない。
さっき見たバス通りに出た。ちょうどバスが来たのでバスに乗る。トラムの線路が見えたらそこで乗り換えることにすればよい。

線路が見えたのでバスを降りて電車を待つ。ここの電停は安全地帯が無い。ミュンヘンでも未だにこんな電停があって、乗客は歩道で待つことになる。結構交通量は多い。電車が来ると、車の運転マナーは良く、電車が停まると手前で停車する。

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 安全地帯のない電停もあるが、電車が停まると車も手前でちゃんと停まる。

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 トラム車内。中央の機械は券売機。

乗りこんだトラム17番の電車の座席に座ると眠ってしまった。ひと眠りすると、「マク・モニュメント」電停だった。ここで降りる。
酔い覚ましに、ここから街中を歩いてホテルまで向かうことにする。

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 マクモニュメントと19番の電車。

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 レジデンツと電車。

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 どこかの小路。いい雰囲気。

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 どこでも絵になる街並み。

途中でミュンヘン中央駅地下にあるミュラー(Müller)というドラッグストアに寄り、お土産を買う。このミュラーはドラッグストアながら品ぞろえは豊富で、ちょっとした小物や土産品はここですべて揃ってしまうので重宝する。
買い物をしてホテルに戻る。

外はまだ明るい。ホテルの部屋にいるのはもったいない。また外に出る。
またビアガーデンへ。今度は昨日も行った旧植物園のパークカフェ。

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 また来ましたパークカフェ。

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 旧植物園内のパーク・カフェで。ソーセージとマッシュポテト。

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 2杯目は小麦のヴァイスビア。

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 盛り上がっているテーブルもあるが、全体的に落ち着いた雰囲気。

金曜の夜だがここは空いている。落ち着いて飲むには良い雰囲気だ。ミュンヘンのビアガーデンもこれで最後。ソーセージとマッシュポテトが最後の晩餐だ。

夜9時を回り、ようやく暗くなってきた。そろそろホテルに戻り、明日帰国のための荷造りをしなければ。

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 夜9時半のミュンヘン中央駅。ようやく暗くなってきた。

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 あの列車に乗ってどこかへ行きたくなるが、もう最終日。

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 ホテルの近く。地下鉄の出入り口。ようやく暗くなってきた。

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 5泊したホテルの部屋。

2009年 南ドイツ・オーストリア旅行記10

2016/7/11〜12行程 
ミュンヘン空港 15:45発[EK050便]23:40着 ドバイ空港
ドバイ空港 3:10発[EK316便]17:20着 関西空港
関西空港 18:50発[EK6255便]20:45着 新千歳空港

今日はミュンヘン最終日。ミュンヘン空港からドバイ経由で日本へ発つ。
ホテルのチェックアウト時刻は12:00までなので、それまで街の見物をする。

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 毎朝お世話になったTVの天気予報。

空港まで有効の1日乗車券『Single-Tageskarte-Gesamtnetz』を券売機で購入し、駅前からトラムに乗ったり、散歩したりしてチェックアウトまで過ごした。

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 ドイツでよく見かけるドラッグストア『ミュラー』。ちょっとしたお土産もここで揃う。おすすめ。

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 タクシー乗り場。ドイツのタクシーはベンツのバンが多い。

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 路面に交錯するトラムの軌道。美しさすら感じる。

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 午前中から賑わっているビクトリアーリエン市場。

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 カールス広場の噴水。

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 携帯電話の広告。

11時少し前、ホテルをチェックアウトする。 飛行機は15:45発だが、早めに空港にいくことにする。
中央駅の地下駅からS8番の電車に乗る。土曜の午前中なのだが、ほぼ満席状態。乗客は空港利用客というわけではないようだ。空港までは約40分。

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 いつも人がたむろしているミュンヘン中央駅北口。

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 ミュンヘン中央駅のライオン像。


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 地下のSバーン乗り場からS8番の電車で空港へ。

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 ミュンヘン空港ターミナルの中庭。空港内は広い。

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 夏休みシーズンのせいかエミレーツ航空のカウンターはすごい人だかり。

エミレーツ航空のカウンターはすでに行列ができている。チェックインを済ませ、荷物を預け身軽になったので、空港内の見物に出かける。

空港内の店やカフェを覗きながらウロウロしていると、・・・・ヲヲ、ここにもビアガーデンが。ここで一杯やることにしたのは言うまでもない。
ミュンヘン市内のビアガーデンと同じくセルフ方式。ただここはビールをグラスに注ぐのもセルフだった。白ソーセージとプレッツェル、それにヴァイスビールをチョイスしてレジへ。

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 さすがミュンヘンで空港内にもビアガーデンがあった。

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 ここもセルフサービスだがビールを注ぐのもセルフ。

このビアガーデン、元からあるものではなく最近作ったらしく、何となくチグハグな作りだが、ミュンヘンのビアガーデンを手っ取り早く体験できるので良いと思う。

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 ヴァイスビールと白ソーセージそれに塩味のプレッツエル。この組み合わせが一番。

再びエミレーツのカウンターへ戻ると、さっき以上に長蛇の列。人でごった返している。早めにチェックインしておいて良かった。もうほかに行くところもないので、セキュリティーゲートと出国審査ゲートを通って、出発コンコースへ入る。

免税店で最後の買い物をして、カフェでまたビールを1杯。ミュンヘン空港の出発コンコースのカフェではホーフブロイハウスのビールが飲める。

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 出発コンコースから見た飛行機。

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 出発コンコースの売店ではホーフブロイハウスのビールが飲める。ヴァイスビア3.6ユーロ。

やがて搭乗開始。機内はほぼ満席だった。深夜のドバイ空港で乗り換え。そこからさらに9時間以上の旅。飛行機はミュンヘンから関空までずっと満席だった。

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 だんだん日が暮れてくる。

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 豪華な機内食。メインはラム肉のステーキ。美味しいが日本離れした味。

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 再びドバイ空港でのトランジット。

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 夜は天井がプラネタリウムになる。

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 関西空港に到着。パナソニックの看板が出迎え。

〜おわり〜
〜おまけ〜



旅行日:2009年7月5〜12日
この記事は2009年7月に作成した旅行記(HP版)をリメイクして再UPしたものです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ミュンヘン名物ビアガーデンのススメ

◆ミュンヘンに行ったらぜひビアガーデンへ

『ミュンヘン札幌ミルウォーキー』。
ミュンヘンに言ってきたことを自分の親世代の人に話すと大抵こう返ってくる。3都市ともビール造りの盛んなところだ。
わが街札幌も夏になると大通公園はビアガーデン会場になるが、ミュンヘンのビアガーデンはさらにすごい。

市内の主要な公園には大抵ビアガーデンがあって、近所の人なのだろうか、昼間からビールを飲む習慣のあるドイツでは明るいうちからビアガーデンは大盛況だ。
大きな公園になると2つも3つもビアガーデンがあったりする。

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 平日の昼間から大盛況のビアガーデン。

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 木陰のビアガーデンはミュンヘン市民の憩いの場。もちろん旅人も。

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 ちょっとした公園には大抵ビアガーデンがある。

ビアレストランやビアホールもたくさんあるが、こちらはどちらかと言うと、あらたまった食事や観光客の利用が多い。地元ミュンヘン子は安いビアガーデンで太陽の下でビールを飲むのが大好きなようだ。

セルフサービスながら、名物料理や有名ビアホールのビールも堪能できる。しかも安く、言葉が分からなくとも大丈夫。持ち込みもOK。一人旅からグループ旅行まで、このミュンヘンのビアガーデン、是非オススメです。

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 有名なホフブロイビールも気軽に飲める。

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 ミュンヘン名物白ソーセージ。名物料理も気軽に食べられる。

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 ミュンヘンでぜひ飲みたいのが白ビール。フルーティーな香りが特徴。


◆◆簡単です・ビアガーデンの利用方法

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 ビアガーデンは柵で囲われたカフェテリアがあるのですぐにわかる。

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 基本はセルフサービス。トレイを持って食べたいものを受け取る。

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 カフェテリアで料理を受け取ってレジへ。基本どこも同じシステム。

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 ケースの中においしそうな料理が並ぶ。言葉が解らなければ指をさして取ってもらうとよい。

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 ビールは専用のカウンターで受け取る。へレスやヴァイスなど種類も豊富。ジョッキは0.5Lと1L入りがある。

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 ヴィクトリアーリエン市場のビールうりば。ここは置いてあるジョッキを持って隣のレジへ。

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 ビールの値段表。レストランよりもリーズナブル。

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 最後にトレイを持ってレジへ。ここで支払って好きな席に着けば良い。金額はレジに表示される。

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 レジでプラスチック製のチップをくれることがある。ジョッキとチップをレジに持っていくとジョッキデポジット分が返金される。

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 食器や食べ飲み残しも下げ場所へ自分で下げる。

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 ジョッキの返却口があるところも。ここでデポジット料金を返金される。

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 太陽の光を浴びながら飲むビールも楽しい。

平日の昼間は子連れのお母さん方もビアガーデンで1杯やっていたりする。子どもたちは公園で遊んでいる。
ビアガーデンはミュンヘン市民たちの憩いの場。
みんな大好きなビアガーデン。
ミュンヘンへ来たなら是非ビアガーデンをお薦めします。


バイエルンチケットについて

★ ドイツ南部のお得なチケット、バイエルンチケットについて

※ 以下は2009年現在の情報です。

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 Byern-Ticket Single(バイエルンチケット シングル)

バイエルンチケットとはドイツ・バイエルン州の鉄道が普通・快速列車に限り乗り放題になるお得なチケットである。

乗車できる列車は、ドイツ鉄道バイエルン州内Sバーン・IR・RB・RE・IRE。また、各都市のUバーンやトラムも乗り放題になる。
その他バーデン=ヴュルテンベルク州のウルム、オーストリアのザルツブルクまでも行くことができる。 


バイエルン州の各駅で発売している。確認はしていないが他の州でも発売しているようだ。日本の旅行代理店でも取り扱っているところもあるようだ。
オーストリアのザルツブルク駅でも販売していた。

駅の券売機で購入するのが一般的だが、出札カウンターでも購入できる。ただしこの場合手数料が上乗せされる。

普通・快速列車のみと言っても、ドイツの列車は最高速度が高く、結構遠くまで行くことができる。例えばミュンヘンからは片道、アウグスブルクまでは43分、ニュルンベルクまでは1時間42分、ザルツブルクへは2時間で行くことができる。
値段は20ユーロ(2009年現在)とあってかなりお得。

1人用シングルチケットのほか、5人まで同行できるチケットもある。

 有効期限 
  • 月曜 〜 金曜 9:00〜翌3:00
  • 土曜・日曜・祝日 0:00〜翌3:00

平日は朝ラッシュを過ぎた9時から使用開始なので早起き族には若干不満だが、翌日3時まで使えるし、日が長い時期は9時ごろまで明るいので十分使える。


★★ 怖くない!券売機でのバイエルンチケットの買い方

ドイツの各駅での切符販売は券売機によるものがほとんどである。(窓口で買うと手数料を取られる)
そこで、券売機でのバイエルンチケットの買い方をご紹介しよう。

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駅構内に並ぶ券売機。各種ボタンが無造作に並び、初心者は一瞬たじろぐ。

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数あるボタンをよく見ると『Bayern-Ticket』の文字が。まず最初にこのボタンを押す。


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『Bayern-Ticket』のボタンを押す。


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 画面に 
  1. Bayern-Ticket
  2. Bayern-Böhmen-Ticket
  3. Fahrrad-Tageskarte
の表示が現れる。ここは1番を選択。

ちなみに2番の「Bayern-Böhmen-Ticket(バイエルン・ボヘミア・チケット)」(24ユーロ)はチェコのプルゼニまで行ける。

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番号ボタンを押して選択する。

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続いての画面は乗車日付の選択。間違うとチケットは無効になり不正乗車扱いされるので、間違えないようにこれも番号ボタンで入力する。

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さっきと同じく番号ボタンを押す。
間違ってしまっても、赤い(C)ボタンを押すと最初からやり直しができる。

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画面に金額が表示される。バイエルンチケット_シングルは20ユーロ。

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最後にお金を入れる。

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下の受取口からチケットと釣り銭が出てくる。


DBの券売機のほか、MVV(ミュンヘンのUバーンとトラム)の券売機でも購入できる。操作方法は基本的に同じ。

通常のチケットは駅やトラム車内の刻印機で日付を刻印する必要があるが、このバイエルンチケットはその必要はないようだ(と言っても、サイズ的に刻印機には入らないが)。

2004年道東鉄道旅行記1

■ 夜行特急オホーツク 札幌→網走

2004年7月の金曜日、夜に札幌を発ち、週末に、釧網本線・花咲線・ふるさと銀河線と、道東を鉄道でぐるりと一周してきました。
ようやく訪れた初夏のさわやかな風を切って走るローカル線の旅は、都会生活をしばし忘れさせてくれました。 

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 使用した まるごと道東フリーきっぷ

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 夜遅くまで帰宅客で混雑する札幌駅。

金曜日の夜、夜行オホーツク9号で出発する。さすがに週末で、自由席は満席。この指定席も半分くらいの席がふさがっている。

夜行列車とはいえ、札幌からの最終列車も兼ねているので、岩見沢、滝川と停まるたびにたくさん下車してゆく。
指定席の客もほとんど旭川で降りてしまい、車内に残ったのはたった5人のみ。前の座席を向かい合わせにしてボックス席にして横になる。旭川発車後、車内は減光となった。

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 深夜の旭川駅に到着。

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 道内第二の都市、旭川で降りる人は多い。実質旭川までの帰宅列車だ。

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 旭川では25分停車。10年くらい前は駅弁の立売があったのだが。

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 オホーツクの次は稚内行『利尻』が入ってくる。未明の旭川駅は休むことがない。

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 減光された車内。小電球だけが灯る。

翌朝、北見の手前で目が覚めた。さわやかな快晴だが、寒い。北見では3人降りて、車内は2人のみとなってしまった。

左窓に網走湖を見て、6:15終点網走駅2番線についた。
ホームには、各車両から数人がパラパラと降りるだけで、なんとなく寂しい終点だ。
隣の1番線には、立ち食いそばが開店し、札幌行きの始発オホーツクが待機しているが、ほとんど誰も乗っていなかった。

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 網走手前では網走湖が見える。

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 網走駅の3番ホームに到着。右の1番ホームは札幌行オホーツク2号。

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 特急「オホーツク」終点網走駅。「モヨロ人漁猟の像」が出迎える。

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 網走駅改札口。


■■釧網本線 網走→釧路

網走からは6:41発釧路行に乗る。気動車キハ54の1両のみ。車内の座席は特急の中古リクライニングシートになっている。
夜行オホーツクから乗り継いだ15人ほどを乗せ、網走駅を発車する。市内を通り抜け、トンネルを抜けると、オホーツク海が広がる。

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 左が釧路行の列車。網走駅の跨線橋から。

そういえば、オホーツクの車内に時刻表を置き忘れてきたことに気づいた。
時刻表といっても、いつも持ち歩くのは駅の窓口でタダでくれる小冊子の物なのだが、先の行程は大体覚えているので、なくても支障はないのだが。

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 オホーツク海に一番近い北浜駅。

北浜から浜小清水までは原生花園の中を走る。黄色いエゾカンゾウの花が所々に咲いていたが、時期が少しずれていたようで満開とはいかなかった。
浜小清水からは、土曜だが斜里へ通う高校生が乗ってくる。

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 原生花園駅付近では花を眺めながら行く。

知床斜里で半分くらい降り、代わりに高校生が数人乗ってくる。ここからはオホーツク海と別れ、内陸部を行く。清里町で高校生が降り、車内には釧路へ行く7人連れとほか3人。釧路に用事で行くらしい7人連れはにぎやかだ。

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 知床斜里駅は乗降が多い。

緑では下り列車交換待ちで5分停車。停車中にちょっと降りてみたが、無人駅でたいしたものは無かった。
緑からは峠越えにかかる。さすがにキハ54の性能はたいしたもので、峠付近の急勾配も時速60キロ前後でぐんぐん登る。

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 5分停車の緑駅。

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 峠道は並行する道路も無く、行けども行けども緑一色。

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 キハ54の前後は展望にもってこい。

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 のどかな釧網本線の車内。

川湯温泉では、温泉帰りらしい10人ほどが乗ってきた。川湯温泉を発車すると右手に荒々しい硫黄山が見えた。
摩周、標茶とさらに乗ってきて、標茶からは立ち客も出るほどで、かなり賑やかになってくる。

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 木彫りの熊が出迎える川湯温泉駅。

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 車窓から見た硫黄山。川湯温泉駅付近。

五十石のあたりから右窓に有名な釧路湿原が見えてくる。

塘路では列車交換で9分停車。ずいぶんとのんびりしている。車内は禁煙なので、こういう停車時間は格好の喫煙タイムとなる。私はタバコは吸わないが、ちょっと降りてみる。駅舎はここも喫茶店になっていた。駅前は近くを国道が通っているせいか、ちょっとした観光拠点のような感じに見える。

駅の横にソフトクリーム屋があり、列車を降りた人が買って車内に戻ってゆく。結構売れていて、私もつられてソフトクリームを買ってしまった。一口含むと濃厚な味が広がる、かなり脂肪分が濃いようだ。
発車時刻になったので、ソフトクリームを持って車内に戻る。

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 『ノロッコ号』が発着する塘路駅。

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 駅前で買ったソフトクリーム。

列車は右手に釧路湿原を見ながら走る。
東釧路を過ぎ、釧路川の鉄橋を渡るとビル街が見えてきて、10:07終点釧路に到着した。網走から各駅停車で3時間26分、釧路がなんとなく大都会に思える。

釧路から根室行きに乗り換えるわけだが、1時間近く乗り換え時間があるので、一旦改札を出る。

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 釧路駅に到着。人里に来た感じがする。


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 国鉄時代からの古い駅名標。

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 釧路駅は自動改札。

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 釧路駅正面。

最近は景気が上向きと聞くが、地方は相変わらず不況なようで、この釧路もあまり活気は感じられず、すっかり沈んでしまったかのようだ。駅前の通りにも人影は少なく、駅地下のステーションデパートはいつの間にか廃業していた。

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 釧路駅構内のはずれに古びた電信柱が立つ。

posted by pupupukaya at 16/12/03 | Comment(0) | 北海道鉄道旅行記(リメイク版)

2004年道東鉄道旅行記2

■花咲線 釧路→根室

根室本線の釧路・根室間は花咲線の愛称がついている。根室までは札幌からの直通列車は1本もなく、特急スーパーおおぞらに接続するこの快速ノサップが花咲線の唯一の看板列車ということになる。

この車両は花咲線専用のようで、車体には花咲線のロゴが入り、車内もリニューアルされ、座席はフクロウやタンチョウなどのイラストも入り派手な内装となった。

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 1両の根室行快速「ノサップ」。

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  花咲線は専用車両になっている。

10:52に札幌からのスーパーおおぞらが到着すると、6〜7人が乗り継いでくる。
11:03になり、30人ほどの客を乗せ、釧路を発車する。

東釧路で釧網本線と別れるとすぐに武佐で、数人が下車する。ここで人家は途切れ、山間に分け入って行く。

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 上尾幌駅に停車。

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 海が見えてくると、まもなく厚岸。

花咲線の車窓は、何回乗っても日本離れしていると思う。駅間には人家はほとんど無く、森や湿原の中を延々と走り、突然人家が現れたところで駅に停まる。前に旅したサハリンの北部の光景によく似ている。列車の中から車窓を眺めていると、何かシベリアあたりの鉄道に乗っているような錯覚を覚える。

右窓に厚岸湾を見て厚岸に着く。ここで半分くらい降りて、だいぶ落ち着いてくる。厚岸からは湿原地帯を走る。線路際まで湿地や沼がせまり、まさしく北方の風景が広がる。

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 厚岸・門静間は沼や湿原が続く。

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 開けた窓から心地よい風、それにレールの継ぎ目を刻む響きが入ってくる。

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 花咲線のキハ54はリニューアルされていた。

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 座席モケットの柄。北海道の鳥が織り込まれている。

茶内・浜中でも数人ずつ下車し、車内はかなり寂しくなった。
かつて標津線が分岐していた厚床を過ぎ、落石の手前では太平洋岸の高台の上へ出る。一瞬だが雄大な景色が広がる。

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 落石の手前で雄大な太平洋が広がる。

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 日本離れした風景の草原地帯。

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 落石駅で上り列車と交換。

釧路から約2時間、13:09に終点根室駅に着いた。ホームに降り立ったのは10人たらずだった。改札口を抜け、だだっ広い駅前に降り立つ。
根室駅は日本最東端の駅と言いたいが、実は隣の東根室駅が最東端の駅となっている。しかも根室本線の線路の終端は西を向いているというのも意外だ。

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 やっと根室に到着。お疲れ様。

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 日本で2番目に東にある根室駅。じゃあ1番目は?

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 西向きに建つ「根室本線終点」。


■■根室名物エスカロップ・タイエー・納沙布岬

さて、今回根室に来た第一の目的は、エスカロップなるものを食べるということである。

エスカロップとは何だか健康ドリンクの名前みたいだが、根室市内のみで食されているという洋食である。フランスで修行した根室市内の洋食屋さんが考案したそうで、その後根室市内で爆発的に広まるが、根室以外には広まらないまま現在に至るというものである。

根室の中心は駅から離れたところにあり、歩いて10分ほどの中心部に近い「どりあん」という店に入る。

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 エスカロップで有名な店『どりあん』。

早速エスカロップを注文すると、「エスカ ワン」と奥に伝えた。あとから入ってきた地元の兄さんも「エスカ」と言って注文していたので、地元の人はエスカと略すようだ。

しばらくして待望のエスカロップが出来上がる。揚げたてのトンカツにデミグラスソースがかかっており、タケノコ入りバターライスの上にのっている。付け合せに生野菜がついている。カツとデミグラスソースの組み合わせは、相当にコッテリしている。バターライスとも相まってボリュームはかなりのものだ。

最果ての町になぜこんなものが・・・と思うようななかなか洗練された味だった。
店内のメニューには、オリエンタルライスというのもあり、これも根室限定という。次回来たときにぜひ食べることにしよう。根室に行く用事がまた出来た。 

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 クラシックな店内。

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 これが根室名物 エスカロップ。

腹ごなしに根室の港まで歩いてみる。港は停泊する船も無く、とても静かだ。そういえば街中でもロシア人の姿は見かけなかった。ロシアとの貿易もあまりうまくいっていないのだろうか。根室港よりも、むしろ花咲港のほうが活気があるような気がする。

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 港への途中に古い倉庫もある。

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 根室港の対岸に見える弁天島。

夕方の帰りの列車までまだまだ時間があり、ほかに行くところも無いので、バスでノサップ岬まで行くことにした。

駅横のバスターミナルから納沙布行のバスに乗る。バスは広々とした草原を通り、高くそびえる平和の塔が見えてきて納沙布岬に着く。

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 納沙布岬まで往復のバス乗車券。

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 バスの車内。

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 納沙布岬までは草原や湿地がつづく。

岬には数軒の土産屋と食堂があるが、夕方なので店じまいを始めていた。納沙布岬の標柱があちこちに建っているが、本当の岬は灯台の裏になる。
標柱には少々苦しく「本土最東端」と書いてある。本当の最東端は東京都の南鳥島なので日本最東端とは名乗れないのだろう。

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 『本土最東端』の納沙布岬。

天気がいいので、貝殻島の灯台や、その先の歯舞諸島まではっきりと見える。しかし自由に行き来することは出来ない。
北方領土問題は、両国が東京とモスクワでお互いに意地を張っているとしか思えない。せめて自由に行き来することは出来ないものか。

納沙布岬に40分ほど滞在し、再びバスで根室に戻る。

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 納沙布岬で座礁した漁船。

列車の時刻まで1時間ほどあるので、市内のスーパーをのぞいてみる。生うにが880円で売っていて、しかも半額になっているのを見つけ、思わず買ってしまった。
あと、お土産のオランダせんべいも買う。
オランダせんべいとは、マンホールのフタのような形をした根室のお菓子で、アイスモナカの皮を大きくしたような味だ。はじめはシケっているような感じがしたが、不思議とだんだん病みつきになる。

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 根室のコンビニは『タイエー』。

駅に向かう途中で、タイエーに入る。タイエーとは根室市内にのみ数店舗展開する24時間営業のコンビニで、ここの名物はやきとり弁当である。やきとり弁当は小・中・大とあり、注文してから焼き始める。ほかには おでんやうどんそばのセルフサービスコーナーもあった。エスカロップ弁当もある。

5分くらいで出来上がり、やきとり弁当と根室の地酒北の勝の小ビンを買い、根室駅へ行く。


■■■花咲線 根室→釧路

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 根室駅の待合室。

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 根室駅の改札口。

18:53発釧路行の列車は、乗客のほとんどが高校生。しかしがら空きだった。

車内は空いているので、一杯やるには都合がいい。根室を発車してから早速やきとり弁当を開く。ゴハンの上に海苔が敷き詰めてその上に豚串がのっている。函館の某ストアと同じだ。続いてウニの折りも開ける。醤油もかっておいた。ウニをつまみながら北の勝を飲んで、極上の気分になる。

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 『やきとり弁当』のフタ。はてどこかで見たような。

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 タイエー名物 やきとり弁当(小)。

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 スーパーで半額で買った生うに。

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 根室の地酒 北の勝とともに。

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 根室のお菓子 オランダせんべい ひょうたんぱん。

高校生は厚床までに全員降りてしまい、車内はたった3人のみとなった。車外は真っ暗な闇がどこまでも続き、釧路に着いたときは少しほっとした。

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 暗闇の中を走り続けること2時間。釧路に到着。

釧路では駅から歩いて10分のところにあるカプセルホテルに泊まる。大浴場と朝食付きでなんと2500円。疲れていて風呂に入らずそのまま寝てしまった。

posted by pupupukaya at 16/12/03 | Comment(0) | 北海道鉄道旅行記(リメイク版)
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