2019年冬フィンランド旅行記4 サンタクロースエクスプレス

 ◆ 夜行サンタクロースエクスプレス乗車まで

 ヘルシンキは3時を過ぎると暗くなり、4時にはもう真っ暗。
おまけにクリスマスの祝日とあって、駅前を含めて店らしい店はすべて休業である。

列車の発車時刻まで3時間もあるが、さすがにもう行くところが無くなって駅の周りをウロウロしている。

中央駅の西側の広場にあるK-スーパーマーケットは営業していた。
この店も早仕舞いかもしれないので今のうちに買い物をしておく。
今晩の夕食とビール。

車内には食堂車もあり、多分そこへも行くだろう。
しかし、そこで食事するとなると結構な値段になるだろうし、今日の車内は満席となっているので多分混んでいるだろう。
そんなわけで、スーパーで買ってから乗ることにした。

夜行列車に乗る前の食品の物色というものも結構楽しいものである。

パンは昨日の残りがあるので、何か惣菜のようなものをと思ったが、そういうのはあまり置いていない。
サラダバーを見つけ、これはいいと色々カップに詰めることにした。

これは詰め放題ではなく量り売りで、ここのはキロ当たり16.99ユーロ。
値段の計算はキロ単位ではなく、1グラム単位できっちり出される。
なるべく軽そうなものばかり選んで、272グラムで4.62ユーロだった。
あとはサラミソーセージとビール3本。こんなところか。
日本から持ってきた焼酎は、ペットボトルに移し替えてまだ持っている。酒はそんなに必要ではない。

店内は近くのホテルに滞在してるのか、夜行列車の客になるかはわからないが、日本人老夫婦を発見。
意外と日本人を見ない。やたらと中国人ばかりが目立つ。

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 駅前のスーパーにあったサラダバー。

コインロッカーで午前中に預けたバックパックを出す。
さっき買い物した品物を中に入れてしまう。

あとは列車を待つだけなのだが、意外と身の置き所が無い。
待合室があるわけでなし、ベンチも置いていない。

吹き抜けのコンコースは2つあって、1つはホームに出る出入口がある方。こちらはぐるりと囲むようにキオスクやカフェが並んでいる。
もう1つは午前中は閉鎖していた、地下へ下りるエスカレーターがある方。
こちらはVRの券売機と両替所があった。
地下へ下りると地下鉄のコンコースがあり、向かいのシティセンターとは地下道でつながっている。
思っていたほど広い駅構内ではなく、ウロウロしているうちに覚えてしまった。

昼にトラムで行った隣のパシラ駅の方が広くて人も多い印象だった。

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 ヘルシンキ中央駅のコンコース。

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 ケミヤルビ行IC265列車は8番線。

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 ホーム側から見た駅舎。

昔、上野発21:45発の急行八甲田という夜行列車があって、これを待つ間やはり身の置き所が無く、上野駅あたりをウロウロしていたことを思い出す。
そんな上野駅もすっかり変わってしまったし、発着する夜行列車も無くなってしまった。

なんだかんだ言いながら、夜行列車いや夜汽車を待つ間というのはワクワクする。
しかも明日の朝まで一夜の城となる個室寝台車である。

夜汽車の旅は駅に着いた時から始まると言って良い。
駅の情景を見ながら、これから始まる夜汽車の旅の期待と、コンコースにある対面販売のキオスクに、昔の上野駅や札幌駅の夜の駅の情景を思い出していた。

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 コンコースのキオスク。夜行列車の旅情を掻き立てる。

コンコースにある発車案内には、これから乗る列車の『IC265 Kemijärvi』と表示されているが、8番線ホームの方はまだ何も表示がない。
ホームは次第に乗客が集まりだす。

中国人がやたらと目立つ。乗客の半分はそうじゃないかと思うほど。
みんな馬鹿みたいにデカいスーツケースを引いている。
あとスマホで自撮り。

ここ数年来、海外旅行先で彼らと共になる機会が多くなってきた。
日本でも、私の地元札幌でも、同じ姿の彼らをよく目にするようになった。
彼らは世界中どこへ行っても同じなんだなあと妙な発見があったが、もうそれ以上は考えないことにする。

自分だって海外旅行中の外国人なわけで、とやかく言う筋合いはない。


 ◆ ヘルシンキ 18:49【IC265】7:32 ロヴァニエミ
  (サンタクロースエクスプレス)

18:19、発車30分前になって、8番線に推進運転で列車が入ってきた。

フィンランドの列車は客車の後部が運転台になっていて、折り返すときは機関車を付け替えずそこが先頭になる列車が多いが、夜行列車は普通の客車列車で機関車が牽引するようだ。

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 IC265列車が推進運転で入線。

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 平屋の座席車と2階建ての寝台車の段差。

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 レストランカー(食堂車)もある。

客車は13両、一番後ろのヘルシンキ側が20号車。その次が食堂車(号車番号なし)、22号車、23号車の順で一番前が32号車となる。
20号車と22号車が座席車で、あとはすべて寝台車である。

普通に1号車〜とならないのが不思議だが、そういう風になっている。

列車はケミヤルビ行で、ロヴァニエミからさらに83km西に行った町が終点となる。
本当は終点まで乗りたかったのだが、ロヴァニエミからバスでイナリという所まで行くスケージュール上やむなく断念することになった。

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 ホームの列車案内表示。

さて、いよいよお待ちかねのサンタクロースエクスプレス。
といってもこの名称は駅や列車に表示されてはいない。

駅での表示は『IC265』とだけで味気ないが、日本の列車愛称名と違って営業上使用している物ではなく、単なる愛称というか宣伝用にそう名がついているだけ。
寝台車の車体にあるサンタのマークが唯一それとわかる。

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 サンタクロースエクスプレスのロゴマーク。

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 先頭の機関車。こんな所まで来て撮影してるのは日本人1人だけ・・・

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 階段を登った2階寝台の通路。

寝台車は2階建てになっていて、通路も1階と2階に分かれている。

上下のベッドがある2人用の個室寝台で、1階も2階も造りは一緒だが、1階は洗面台だけがあるのに対し、2階の方は部屋毎にトイレとシャワーがついている。設備だけ見るとかつて北斗星などにあったロイヤルと同様だ。

眺めも当然2階席の方が良いわけだが、1階席でもホームが低いせいか日本のような半地下のような感じではない。

2人用個室だが、基本的には男女別の相部屋となる。ただ、追加料金を払えばシングルユースも可能。
予約とチケット購入はフィンランド鉄道(VR)のホームページからできるし、購入時に好きな席を選択できる。

今回は奮発して2階席のシングルユースとした。
日本ではもう過去のものとなった寝台列車に乗るのだから、どうせなら一番上等のものに乗りたいということもあるが、相部屋になるのが嫌だったのである。
こういう時は1人旅だと不経済だと感じる。

ヘルシンキからロヴァニエミまで900kmの寝台列車料金が226ユーロ。クレジットカードの支払額は27,902円だった。

900kmは日本でいえば北方面ならば東京〜函館間(旧在来線経由899.6km)、西方面ならば東京〜米子間(伯備線経由892.0km)がほぼ同じ。
例えば、今でも運転している『サンライズ出雲』のシングルデラックスでほぼ同じ距離の東京〜米子間を利用すると運賃料金込みで29,160円となるので、さほど高い料金とは言えないだろう。

値段は、購入する時期や繁忙期か閑散期かによっても違うようだ。
12/25出発のこの列車の料金を表にすると以下のようになる。


 ヘルシンキ→ロヴァニエミ
座席車 80ユーロ
1階寝台(相部屋)139ユーロ
1階寝台(シングル)209ユーロ
2階寝台(相部屋)150ユーロ
2階寝台(シングル)226ユーロ

VRのホームページで同じ区間を別な日付で検索してみたら2階部屋のシングルユースで189ユーロとなっていた。
クリスマスの時期は高くなるようだ。

去年のオーストラリアもそうだったし、その前のスウェーデンやノルウェーもそうだったが、物価の高い国ほど鉄道運賃が安くなる傾向にあるような気がする。

お金の話はこれくらいにして、今夜は個室寝台車である。

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 今夜の宿になるアッパーデッキ・コンパートメント(2階個室)。

部屋のドアにはキーが刺さっていて、これが個室のキーとなる。これを忘れて出かけると部屋に入れなくなってしまうので注意。
通路は中国語がやかましく飛び交っていたが、彼らが部屋に入ると静かになった。

寝台は上下2段になっていてシングルユースでも寝具は上下段とも用意されていた。
部屋の広さはかつての『あけぼの』や『日本海』にあったシングルデラックスと同じくらい。
サービスのミネラルウォーターがタオルの上に置いてあった。

天井高さは十分にあり、2階建てとは思わせないが、下段に腰掛けると背の高い人ならば頭がつかえそう。

持ってきた尺で寸法を測ってみると、寝台幅80cm、下段高さ83cm、長さ210cm、床部分の幅73cmとなった。

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 個室寝台アイテムの数々。

寝台は背もたれも無く、基本的に座席としての使用は考慮されていないようだった。
運転時間を考えれば、寝台としての機能だけで十分という判断なのだろう。

窓側に小さい折り畳みの腰掛があるが、座ってみると窮屈。子供用のような感じだった。
寝台に座ると、窓側に上段に上がるための足乗せ台があるのが邪魔くさい。
窓も小さく、車窓を眺めるのにはあまりよろしくない。

それでも、1部屋貸切というのはうれしく、あれこれ写真に撮りまくる。

寝台の向かいのドアを開ければトイレとシャワールームになっている。
シャワーはどこにあるのかと思ったら、洗面台にある取っ手を回して引っ張ると便器が隠れ、シャワールームになるのだった。

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 奥の鏡と洗面台を引くと便器が隠れ、シャワールームとなる。


そろそろ発車時刻となるが、満席のはずだがまだ空きのままの個室がいくつもある。途中から乗って来るのだろう。
なぜ満席だとわかるのかといえば、1週間ほど前にこの列車の座席を検索したら『sold out』となっていたからだ。

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ヘルシンキからロヴァニエミ、ケミヤルビへの夜行列車時刻表。
(駅で配布の時刻表を切り貼りして作成)

18:49に列車は音もなく動き出した。
何の前触れもなく、外を注視していなければ、いつの間に発車したのかという感じである。

すぐに次のパシラに到着した。
ここはヘルシンキの北側のターミナルといった駅。ここから乗ってくる人も多かった。
開いている部屋も停車駅ごとにふさがってゆくのだろう。

この次がティックリラという駅で、ヴァンター空港への乗り換え駅となる。長距離列車でもこの2つの駅は必ず停車するようになっている。

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 中央駅次のパシラ駅。2階室から眺めるとずいぶん高い。

ところが、パシラ駅を発車してすこし行ったところで列車は停止してしまった。
日本ならば「停止信号です」とか車内放送がありそうなものだが、こちらは一切なし。

5分10分と経っても動く気配もない。
こんなところで運休とかって無しよ。
まさかそんなことではないと思うが。

そうしているうちにドアのノックがした。
開けると車掌であった。
出発前に印刷してきたチケットを出す。

車掌は持っている機械でQRコードをスキャンすると「サンキュー」と言って返してくれた。
これで検札は終わり。明日朝ロヴァニエミに到着するまでは自分の城となる。

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 出発前に印刷して持ってきた列車のチケット。

さーて、一杯やるか。
こうして誰憚られることなく飲食物を広げて一杯やれるのが個室寝台列車の醍醐味である。

スーパーのサラダバーで詰めてきたカップの中身は崩れてしまっていた。
まあいい、味は一緒だ。
ドレッシングは別売りで、これも買っておいた。

ビールはカルフVビール。
どこのスーパーでもこれが一番多く置いている。ということは一番売れているというわけで、間違いはないのだろう。
外をウロウロしていたせいか、ビールは程よく冷えている。

カップに詰めてきたのは鮭にミートボール、ライスやマカロニのサラダといったところ。
これにジャーッとドレッシングをかけるとどれも同じ味になった。
大雑把だけど、ビールの肴と思えば悪くはない。

そうこうしているうちに列車は動き出した。
次のティックリラに着いたのは19:41だった。だいぶ遅れてしまったなと時刻表を見ると、あれっ時刻表通り。
どうやらただの運転停車だった模様。

これも時刻表を見ると、パシラからティックリラまで他の列車は所要時間10分なのに対し、この列車は46分もかけている。
この謎は、明日ロヴァニエミに着いてから判明することになる。

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 スーパーで買った量り売りサラダとカルフビール。

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 ティックリラ駅は定時に発車。


 ◆ 夜行の食堂車

カップのサラダを平らげ、2本目のビールも飲み終わると何だか物足りなくなってきた。
車内探検がてら食堂車に行ってみよう。

いま乗っている29号車から食堂車までは6両の寝台車と1両の座席車を通り抜けていかなければならないので結構遠い。
寝台車の通路は車両ごとに階段があるのでなおさら大変。

車内探検といっても、寝台車はみな同じで、個室のドアは締め切っているしこれと言って見るものは無い。
座席車は固定式のリクライニングシートが中央に向かって並んでいるタイプの物。
こちらは満席。寝台料金をケチらなくて良かったと思うところ。

座席車にはコンパートメントがあって、こちらは6〜8人用となっている。
とはいっても、部屋売りではなく、これも座席単位での販売になっているので、どういう用途でこうなったのかよくわからない。
他人同士相部屋で向かい合って座るのは窮屈そうだ。座席車での利用の際は購入時に注意したい席になる。

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 座席車はリーズナブルだが、満席の今夜は窮屈そう。

食堂車は車両中央に厨房とレジがあり、レジの裏側になる方の半分は4人掛けのボックス席。これが変わった造りで、通路が片側にあり、テーブルが互い違いに並んでいる。
レジ側の半分は窓側に向かったカウンターのようなテーブルと立ち食い用のテーブルがある。
それぞれ食堂車とビュッフェのような感じだ。

ただし料理の注文は1箇所あるレジでのみ行い、基本セルフサービである。
レジは売店も兼ねていて、パンやお菓子、飲み物だけの人はここで買ってまた戻って行く。

結構並んでいるように見えたが、並んでいるのは3人だけだった。列の後ろにつかせてもらう。

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 食堂車のボックス席。

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 食堂車のカウンター。基本的にセルフサービス。

しかしこのレジの列が進まないこと。
中では女性スタッフが2人で切り盛りしているのだが、1人は厨房係、もう1人はレジ係ということになるが、厨房の手伝いなのか奥に引っ込んだり、食器の片づけに外に出てきたり、厨房で出来上がった料理をテーブルに運んだりと大忙し。

前に客がいようがお構いなしでそれをするものだから、列がさっぱり進まないというわけだ。

ま、急がないし別にいいんだけど。
並ぶ他の客もそんな感じ。
おかげでメニューをじっくりと見ることができた。

メニュー表は字は小さいが英語併記もあり何となくはわかる。
ミートボールやサーモンスープといったところがメインの料理のようだ。結構いい値段もする。

前に並んでいた女の子は、袋のインスタントラーメンを容器に入れ、お湯を貰っていた。そういうのもアリなんだな。

ようやく自分の番が来て、ビアサーバーを指さして「カルフ・ワン」と言って生ビールを注いでもらう。
テーブルは立ち席しか空いていないので、ビールだけ飲むことにした。
1杯7.2ユーロ。クレジットカードを読み取り機に差し込んで暗証番号を入力すれば支払い完了。
安くはないが、思っていたより高くはなかった。

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 カルフビールの熊の絵柄のグラス。

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 カウンター側半分はバーのような造りになっている。

椅子はすべてふさがっていて、しかも長居の客ばかり。みんなお酒を飲んでいる。
こちらも壁際に寄りかかって、立ち食いテーブルにビールを置いて居場所を確保した。
しばらく、これも日本では過去の物になった食堂車の雰囲気を存分に楽しむことにした。

観光列車のようで、話し声の中から聞き覚えのあるロシア語なども聞こえてくる。
あれだけホームで見かけた中国人は、ここでは少数派だった。

レジは時折数人の列ができて込み合うこともあれば、1人もいなくなることもある。
ここで飲み食いするよりも、自席へ持ち帰る客の方が多い。
あずましくない(落ち着かないの北海道弁)食堂車よりも個室の自室の方が居心地が良いからだろう。

ただ、酒類だけは食堂車からの持ち出しは不可となっているので気を付けたいところ。

30分くらい居て、椅子席は相変わらず満席だが、立ち席の方は人が少なくなってきた。
隣のビールを飲んでいるフィンランド人らしい兄さんは、先に戻るのかと思ったら、レジでもう1杯ビールを持ってきた。

こちらは部屋に戻ることにする。まだ部屋に缶ビールがあるし。

テーブル席には1組の日本人を見かけた。なんでわかったかというとさっき日本語を話していたから。
相席の向かいの人たちに「オーロラ、ツーチャンス」と言ってるのが聞こえた。

ま、健闘を祈ります。
自分もだけど。

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 33分停車のタンペレ駅。

途中タンペレ駅では33分の停車。
夜行列車とはいえのんびりとしている。

ちょっと外に出てみる。
この辺りまで来ると、うっすらと雪が積もっていた。
外に出ても何かあるわけではないが、気分転換にはなる。

停車中に向かいのホームに2階建ての列車が到着して乗客が降りてきた。この列車に乗り込んだ人も多い。
ヘルシンキを19:40に発車した列車で、この列車に追いついたような格好だ。

このあと21:58にヘルシンキを20:24に出発したセイナヨキ行が到着して、この夜行列車を追い越して先に発車するはずだ。
ヘルシンキからタンペレまで一番速いSペンドリーノ号で、1時間34分で結んでいる。
それに対してこちらの夜行列車は2時間49分もかかっている。
日本でいえば急行列車とL特急みたいなものだ。

こちらは22:11の発車。
また部屋に戻って1杯やることにした。

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 部屋の明かり消すと夜景が楽しめる。

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 上段梯子の足乗せ台はビール置きに最適。

こんどはKOFFというビール。さっきのカルフは1缶2.84ユーロだが、こちらは2.04ユーロ。
カルフとはまた違った味。
ビールは安くはないが、思っていたほど高くもなかったので、この先はずっとビールばかり飲むことになった。

最初は邪魔くさいと思っていた上段へ上がる用の足乗せ台。
ここにビールの缶を載せるとまことに具合が良い。
滑り止め用のラバーマットが敷いてあるので、列車の揺れでビールが滑り落ちる心配がないのだった。

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 ベッドメーキングは自分でする。

最後の1缶を飲んだら眠くなってきた。

町のあるところ以外は基本的に真っ暗。
窓にへばりついていても雪と線路しか見えないし、もう寝ます。

シャワーは明日の朝浴びることにして、今夜は歯だけ磨いて横になった。


12/25の旅費
費用場所ユーロ円換算
ヘルシンキ中央駅コインロッカーヘルシンキ4499
ヘルシンキ大聖堂トイレヘルシンキ 1125
Kスーパーマーケット(ビールと食品)ヘルシンキ19.582,429
生ビール(食堂車)IC265車内7.2896
12/25 合計 34.783,949
〜5へつづく

posted by pupupukaya at 20/01/19 | Comment(0) | 2019年冬フィンランド旅行記

2019年冬フィンランド旅行記3 クリスマスのヘルシンキ

 ◆ ヘルシンキ、クリスマスの朝

12月25日水曜日の朝、今日はこちらではクリスマスということで祝日である。
明日26日はボクシングデーということでまたも祝日。
24日から3連休ということになっている。

日本ならば祝日はうれしいが、ヨーロッパ、特に北欧では旅行者にとってはあまりありがたくない。
町中のデパートやショッピングセンターは概ね休業となってしまうからだ。

もう一つ気を付けたいのが、25日朝は交通機関の運行開始時刻が大幅に繰り下がることになる。
詳細はヘルシンキ交通局(HSL)のホームページにアップされるので25日だけは必ず確認が必要だ。

2019年のクリスマスの運行状況をHSLのホームページから引っ張ってきたのが下の一文。

“On Christmas Day 25 December, a Sunday service will operate from about 12noon.”
 (クリスマスデーの12/25は日曜ダイヤで12時頃から運転します)

トラムやバスだけでなく、地下鉄や近郊列車もこの対象になる。
特に25日の朝に空港へ行く予定の人など、別の交通機関を調べておく必要がある。

私はというと、今日は18:49発の夜行列車に乗る予定。
それまではトラムに乗ってヘルシンキの観光というのんびりしたものだ。

とりあえずは朝食だ。
キッチンにインスタントコーヒーがあり、お湯は電気ポットで沸かせる。キッチンからコーヒーだけ持ってきた。

パンは昨日スーパーで買っておいたもの。
1つはお馴染み(映画かもめ食堂を見た人なら)のシナモンロール(korvapuusti)。もう1つはなんだろうか。

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 朝食のシナモンロール、右はライスピーラッカと呼ばれるパイ。

シナモンロールは甘くてシナモンたっぷり。初めて食べるけどなかなか美味しい。コーヒーに合う。
右のは真ん中にもっちりとした具が入っている。味はついていない。つぶしたポテトかなと思ったが、調べたらライスとのこと。

2つともフィンランドではメジャーなようで、この先旅行中どこのスーパーでもこの2つだけは必ず見かけた。

ところで、フィンランドは物価が高いと聞いていたのだが、スーパーで買い物している限りはそんなことはぜんぜんない。

昨日のレシート見ると、シナモンロールが0.81ユーロ(81セント)、パイが0.25ユーロ、ヨーグルトは0.29ユーロ
合計で日本円なら167円といったところ。
高いどころか、日本の半分くらいの感覚。

昨日の買い物で、ビール以外で一番高いのはサラミとブルーチーズで、どちらも1個1.99ユーロ。

スーパーで買い物ばかりしていたら、だいぶ食費は抑えられそうだ。

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 午前9時近く、ようやく空が明るくなってくる。

海外旅行でこんなにのんびりした朝は久しぶりではないか。

長居したい部屋ではないけど、外はまだ暗いし電車も動いていない。天気も雨模様。
テレビをつけても、祝日だからか子供向け番組しかやっていない。

海外旅行なんかすると、とにかく予定を詰め込んであっち行ったりこっち行ったりとなってしまうが、たまにはのんびりした旅行もいいんじゃないか。

しかし何度も言うけど、お世辞にも長居したい部屋ではない。

もう1度シャワーを浴びたり、バックパックの荷物を詰めなおしたりしていたら外も明るくなってきた。
9時半も過ぎたら外もだいぶ明るくなってきた。

そろそろチェックアウトする。
といっても、壁にあるキーポストにルームキーを落とし込めば完了。このあたりは面倒が無くて良い。

滞在した部屋の窓の外側はフリースペースのバルコニーだと思っていたが、ゲッ、喫煙所だった。
幸い昨夜は利用者がいなかったようだが。

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 クリスマスの朝、ホテル前から7番トラムで出発。

25日の交通機関は12時頃から運行開始ということになっているが、7番のトラムだけは9時過ぎから運行している。
これも事前に調べてきたのでわかっている。

まず向かうのは中央駅。
コインロッカーに背負ってる荷物を預けてしまいたいからだ。
普通のホテルならばレセプションで預かってくれるが、安宿では難しい。ていうかホテルの人いないし。

この時間唯一動いているトラムなためか、やってきた電車は結構混んでいた。

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 ヘルシンキ中央駅の正面。

ヘルシンキ中央駅は花崗岩で造られた石造りの建物で、1919年完成となっている。
右手には時計塔があり、正面の大きなアーチと両側に立つ4体のランプを持つ石像が特徴。

この石像は見たことがあるな。
それはフィンランド鉄道(VR)のホームページ。

こいつがエプロンをかけて腰に手を当てている画像は、列車の時刻を調べたりチケットを買ったりする度に見ていて、何だろうなと思っていたのだが、ここで正体が分かったわけだ。

この石像は名前もあって、『Lyhdynkantajat』とか『Kivimiehet』というらしい。ウィキペディアのフィンランド語版に詳しい説明があった。
和訳すると前者は『ランタンを差し出す人』、後者は『ストーンマン』とでもなるだろうか。

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 VRのシンボル(?)駅の石像。

駅に入ろうとドアに手を掛けるが、鍵がかかって開かない。
隣のドアも同じ。

駅にやってきた人も開かないドアに首をかしげている。

歩いていたおっさんが「あっちあっち」というように大きく指を差す。
言われた通りの方へ行ってみると、脇の方にも出入口があり、そこからは普通に出入りできた。

コンコースの正面側はアコーディオンの扉で閉鎖されている。中には地下へ続くエスカレーターがあった。
そうか、地下鉄が昼にならなければ運行しないので、地下に通じる場所は閉鎖しているのか。

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 地下鉄が運行を開始する11時頃までは一部閉鎖されるコンコース。

コインロッカールームは地下にあるので、それまでは預けられないのかと思ったが、ロッカーとトイレの階段は別にあり、そこへは行くことができた。

コインロッカーというものは、最新のものは使い方が難しくて困ってしまうのだが、ここヘルシンキ中央駅のロッカーは昔ながらのコインを入れてキーを回すだけという単純なものが健在である。
料金は一番小さいタイプで1日4ユーロ。

使用できるのは1ユーロと2ユーロ、それに50セントのコインのみ。入口には両替機もあるのは親切。
私は昨日空港駅でチケットを買った釣銭と前回ドイツ旅行の使い残しのコインをたくさん持っている。

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 中央駅のコインロッカールーム。

ロッカーは奥行きが結構あり、今背負ってきたバックパックならば詰めれば3個は入りそうな感じだった。
扉を閉めてコインを入れ、鍵を回して抜けば完了。

コインロッカーだけは昔ながらのが一番便利だと思う。

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 これは一番小さいタイプ。バックパックはスッポリ収まった。

ショルダーバッグだけ持って夕方まで市内観光。
とはいってもまだ7番のトラムしか運行していない。

この7番のトラムの終点まで行ってみるか。

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 この時間で唯一運行している7番系統。


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 車内の機械にデイチケットをかざすと有効期限が表示される。

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 座席のモケットの柄はヘルシンキのトラム路線図だった。

7番の電車は狭い道を右へ曲がったり左へ曲がったり。
そうしているうちに港が見えてきた。

終点にはフェリーターミナルがあって、電車から降りた人はみんなそっちに入っていった。
ヘルシンキはフィンランド湾に面した港町。市内のあちこちにフェリーターミナルがあって、そこからフィンランド湾の島々や、対岸のエストニアなどと結んでいる。

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 ウエストハーバー(Länsisatama)の風景。

終点の停留場から岸壁を来た方向に歩いてみる。
雨は上がっているが、雲がどんよりと覆って薄暗い。
祝日だからか船も港も休みのようだ。

寒いなあ。
今日はプラス5度だというからインナーを着てこなかったし手袋もロッカーに預けたバックパックの中だ。
もうずっと夕方まで電車に乗ってるかな。

途中の停留場からまた電車で中央駅に戻る。
この頃には他の系統も動き始めていた。

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 トラム2・3番の終点、オリンピアターミナル。


 ◆ マーケットスクエアとヘルシンキ大聖堂

2番の電車に乗っていると、露店が立ち並んで賑やかな所を目にした。
何だろうとそこで降りてみる。

中央駅やその周辺の繁華街はひっそりとしているが、ここは反対に賑わっている。
スマホの地図を見るとマーケットスクエアとなっていた。

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 観光客でにぎわう港近くのマーケットスクエア(Kauppatori)。

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 マーケットスクエア近くから見たサウスハーバー(Eteläsatama)。

ここも港になっていて、島々と結んでいるフェリーの桟橋が並んでいる。
観光船乗り場のような桟橋は中国人観光客が群がっていた。

私はあまり観光地というものに興味はないが、今日のようにどこもひっそりとして人も歩いていない中心部よりは、こちらの方がいくらか救われる気がする。

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 ウスペンスキー大聖堂とトラム。

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 エスプラナーディ公園。

マーケットスクエアからヘルシンキ大聖堂にかけての一帯がヘルシンキの観光地区のようである。
しかし寒いなあ。

入れるところといえば教会くらい。
ヘルシンキ大聖堂の礼拝席でしばらく休ませてもらう。

このあたりは観光客ばかり。
やたらと中国人が目立つ。

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 ヘルシンキ大聖堂。手前は元老院広場とアレクサンドル2世像。

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 大階段の上から元老院広場を見下ろす。

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 ヘルシンキ大聖堂の大階段。さすがに腰を下ろしている人はいなかった。

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 大聖堂の内部。内装が簡素なのはプロテスタントだからなのだそう。

大聖堂の出入口の脇に英語で『トイレ1ユーロ』と張り紙のある箱が置いてあった。
こちらでは公衆トイレはすべて有料である。
日本人からするとお金払ってトイレというのは抵抗を感じるが、これはしょうがない。
1ユーロを箱に入れて用を済ませてくる。

次はどこに行こうかとなるところだが、どこにも行きようがない。
博物館も美術館も、今日はほぼお休みなのだ。


 ◆ ヘルシンキはトラムの街

ヘルシンキの一番の名物はトラムだろう。日本でいう市電とか路面電車というやつ。
日本では車の脇をノロノロと走るイメージだが、こちらのは強い。

何が強いって、車なんか蹴散らすように堂々と走っているし、結構飛ばす。
まさに道路上の王者である。
石畳と縦横無尽に走るレールにも美を感じる。

ヘルシンキには地下鉄があり、中央駅からは郊外電車もあるが、郊外電車はヴァンター空港への行き来に乗るくらい、地下鉄沿線に観光客が行くところも無いようだ。
ヘルシンキ観光となるとトラムのお世話になるのが一番便利である。

あと北欧でトラムが大活躍しているのは、ノルウェーのオスロ、スウェーデンのヨーテボリ。ヘルシンキと合わせればこれが北欧三大トラム都市ということになる。

ということなので、あとはずっとトラムの電車に乗っていた。

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 トラムの系統が全て集まるマンネルヘイミン通りの交差点。

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 中央駅東側のミコン通り(Mikonkatu)のガントレット。

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 ガントレット区間を行く7番トラム。

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 トラム車内。これは中間車両だけ低床のタイプ。

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 路面電車なので車道を走る。

昼を過ぎると中心部も人が出てきた。
しかし店はどこも開いていないし、ほとんどは観光客かもしれない。
服装がフィンランド人ぽくないし。

電車で郊外の方へ行くとさすがに地元の人ばかりになる。
地元の人はどんなかというと、車窓から見ていると皆黒っぽいコートを着て歩いているのが印象的だった。

曇って薄暗い石畳の町を、無言でうつむいているような、そんな印象だった。
そうやって暗い冬が過ぎるのを待っているようだった。

何となく3年前のオスロを思い出した。
5月も終わるころになればライラックが満開になり、人々は公園で裸になって寝転がって日光浴、オープンカフェでビールを飲んで、夜は8時9時を過ぎてもまだ昼間のように明るくて・・・

冬はまだまだ長いなあ・・・
私も同じ北国の人間なので痛いほどよくわかる。

あー、待ち遠しいなあ・・・

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 電車に乗っているうちに日が暮れてきた。

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 マンネルヘイミン通り交差点の夜景。敷石とレールが美しい。

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 夕方には人通りが多くなってきた。アレクサンテリン通り。

午後は3時を過ぎるともう暗くなってくる。
店が開いているわけでもないし、中心部の雑踏をウロウロしているか、またトラムの電車に乗っているしかない。

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 吹き抜けののイルミネーションをボーっと眺める。

今夜の宿はサンタクロースエクスプレスという名で呼ばれる寝台夜行列車。
この列車でヘルシンキから北へ900kmの町、ロヴァニエミま行くことになっている。

時刻は4時を少し過ぎたところ。すでに外は真っ暗。
駅へ行っても座るところもないし、もう1回トラムでどこか往復してこようか。

クリスマスの北欧と聞くと、とてもロマンチックな印象と思われるだろうが、実際にはこのようなシケた過ごし方しかできないのだった。


posted by pupupukaya at 20/01/13 | Comment(0) | 2019年冬フィンランド旅行記

2019年冬フィンランド旅行記2 ヘルシンキ到着

 ◆ ヘルシンキ・ヴァンター国際空港【電車】ヘルシンキ中央駅【トラム】ホテル

やれやれ、ようやく入国審査の行列から解放され、次は電車で移動である。
外へ出たら、右へ右へと歩いて行けばよいことは事前に調べているので知っている。

『Railway Station』と大きな電車マークのある方に歩く。
改札口は無く、エスカレーターを降りた先がすぐにホームだった。

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 大きな電車のマークがあるほうが駅。

ホームに券売機があって、ここでチケットを買ってから。

ヘルシンキの公共交通機関はゾーン制となっており、チケットの有効時間内であればゾーン内は何度でも乗り降りできる。
中心部と空港を含むゾーンはABCエリア。

券売機で買うときはシングルチケット(Single tickets)とデイチケット(Day tickets)から選択でき、シングルは購入してから1時間30分、デイは1〜7日間有効から選択でき、1日間のものなら24時間有効になる。
ヘルシンキについてから観光とかでトラムに乗るならばデイチケットを買った方が得だ。

今日はホテルに向かい、もうどこへも行くつもりはないので私はシングルチケットを買う。
買い方も事前に調べてきていた。

まず画面の『ENGLISH』をタッチ、『Single ticket』、ABCゾーン、人数、最後に支払い方法を選択する。
『Payment card』を選択してクレジットカードを差し込むが読み取らない。
おかしいなと思い、もう一度最初から同じように操作するが、ウンともスンとも言わない。

現金しかダメなのかと思って、今度は『Cash』を選択して10ユーロ紙幣を挿入するが入らない。
後ろの人が業を煮やしてか、このボタンを押してとか言うが、何やってもダメ。

そうこうしているうちに電車は発車して行ってしまった。

有人窓口のようなものは見当たらない。
これは罰金覚悟で無札で乗るか、市内までバスがあるので到着ロビーまで戻ってバスで向かうしかないのか。

もしやと思い、もう一度別な機械でトライしてみた。

あれっ?
今度は差し込んだ10ユーロ札がスルスルと飲みこまれ、チケットと釣銭が出てきた。
単に機械の調子が悪かったのか?

何だかよくわからないが、とりあえず電車には乗れるようになった。
ヘルシンキというかフィンランドの玄関口なんだから、あまり惑わせないでくれよ、本当に。

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 まず最初の難関だった券売機。

ヴァンター空港からの電車は、ヘルシンキ中央駅が始発で、空港を経由してから1周してまた中央駅が終点という環状運転なので、中央駅まで行くのならば少なくとも乗り間違えることは無い。
ホームどちらでも先に来た電車が先に中央駅に着く。

電車は混んでるかなあと思っていたが、空いていた。やれやれだ。

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 島式ホームの空港駅と電車。

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 ホームの券売機で買った電車のチケット。

停車する駅ごとに乗ってくる人もいるが、降りる人の方が多い。
車内はがら空きのような状態になってきた。
本当に市内に向かっているのかと思ってきたが、天井にある表示機に『HELSINKI』と表示されているので間違いはないのだろう。

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 空港駅からの電車の車内。上に次駅が表示される。

終点がヘルシンキ中央駅。中央駅というのは英語の『Helsinki Central Station』の訳。フィンランド語ではラウタティエアセマ(Rautatieasema)という。直訳すれば鉄道駅。
停留場でもバスの行先でも、この表記があれば鉄道の駅まで行くということになる。

ドイツ語ならハウプトバーンホフ、ロシア語ならバクザールといったところ。
昔ならばこの手の単語は一発で覚えたが、年々記憶力が悪くなり、何度も暗唱して覚えた。
それでも帰国したらもう忘れるかもしれない。

まあ、覚えておけば街歩きには便利な言葉である。

というわけで中央駅に着いた。
ホームは屋根も駅名標も無い殺風景な場所。すでに暗くなっていて小雨がぱらつく。

降りた乗客に続いて歩いて行くと駅舎があった。郊外電車は駅舎から離れたホームに発着するようだ。

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 郊外駅と間違えるようなヘルシンキ中央駅のホーム。

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 駅舎側は中央駅らしくなっている。

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 ヘルシンキ中央駅(ラウタ ティエ アセマ)。

駅の正面口を出た正面がトラムの電停になっている。その向こうはシティセンターというショッピングセンター。

今日はクリスマスイブということで、こちらでは祝日。どの店も閉まっているが、ここの地下にあるスーパーは営業していた。
ここで買い物してからホテルへ向かう。
電車のチケットは17時32分まで有効なので、まだ十分余裕がある。

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 中央駅向かい、シティーセンター地下にあるスーパー。

買うのは今夜の夕食と明日の朝食。余したら持って歩かなきゃならないし、その辺よく考えて買う。
パンをいくつか、サラミ、チーズ、ヨーグルト。

ビールは普通に売っていた。
ビールより高いアルコール度数のお酒は、Alkoという国営の酒類専門店でなければ売っていないし、そちらは日祝休み。
前に行ったスウェーデンやノルウェーでは、日曜祝日は手に入れることができなかった。
ビールに関して言えば、フィンランドは他の北欧諸国より入手しやすい。

500ml缶入りが基本で、値段はピンキリで1缶2〜3ユーロといったところ。現在のレートである@125円で換算しても日本のそれとそう変わらない。成田空港で焼酎を買うことは無かったな。

買い物した品物をバックパックに押し込んで7番のトラムに乗る。
降りる停留場は、ヘルシンキ大聖堂を過ぎてから2つ目と覚えていた。
ホテルは電車を降りたら目の前のはずだ。

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 トラムの中央駅停留場(ラウタ ティエ アセマ)。


 ◆ コングレシコッティホテル

停留場はKansallisarkistoというところ。カンサリスアルキストと読むらしい。
一緒に降りたのは大きなスーツケースを持った中国人観光客らしいカップル。

さてホテルはと見まわすが、それらしい看板も入口も見当たらない。
脇の方へ回ってみたが違うようだ。
中国人たちもしばらくウロウロしていたがどこかへ歩いて行ってしまった。

ええ、わかってますよ。またいつものパターン。
海外に行くたびに宿の難易度が高くなる。

もしかしてと思って、停留場前の真っ暗なドアに近づいてみると、呼び鈴にホテルの名前が。
これじゃわからんわ。

呼び鈴に『Use only this botton or call』とあってその下に電話番号が書いてある。
とりあえずボタンを押すが、シーンとして反応なし。
中も真っ暗で、ドアも鍵がかかっている。

何度も押してみたが反応なし。
電話しなきゃならないのなら面倒だなと思っていたら、外からおっさんがこちらへ向かってきた。

おっさんにホテル名を伝えると、ここだというように鍵を開けて中へ入れてくれた。
ホテルは5階にあるという。

エレベーターに乗せられる。
このエレベーターがえらく年代物というか、蛇腹の扉を自分で開け閉めする、日本で言えば昭和戦前の古いビルにあるようなものだった。

ホテルの人かと思っていたが、おっさんは4階で降りて行った。
このビルの人だったんだろうか。

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 電車を降りたらすぐホテルがあるはずなのだが・・・

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 真っ暗なホテルのエントランス。

5階に着くとドアがあって、また鍵が閉まっている。
また呼び鈴を押す。

またもや反応なし。

何回も押していると、中から物音がしたので待っているとようやく開けてくれた。

廊下の奥の方に通される。
奥の部屋が机とパソコンが置いてあり、ここがレセプションのようだ。

パスポートを見せ、宿帳にサインしてキーを渡される。
こっちが表のドアのキー、これがルームキーねというようなことを言われる。

やり取りは全て英語。
分かる単語だけ聞き取って、あとは想像でつなげる。

シャワーはここ、トイレはここ、レセプションの奥がキッチンになっていて自由に使っていいというような説明を受ける。
この辺は予約時に調べているので、言わんとすることはわかる。
「イエス、イエス」と返事をしていた。

部屋は机の真ん前の部屋。落ち着かない場所だが、部屋に入って鍵を閉めれば一夜の城だ。

部屋の奥が斜めになっている屋根裏のような部屋。
前にもこんな部屋に当たったことがあるな。
安いからこんなものか。

これ以下だと、相部屋のドミトリーになってしまう。さすがにそれは勘弁である。
個室で、酒飲んで寝れて、あとWiFiがつながれば文句はない。

ホテルの名は『コングレシコッティホテル』。
地球の歩き方の新しい版には掲載されるようになった。
日本人の宿泊客も増えたことだろう。

しかしエントランスのわかりずらさはここが一番だった。
私など安宿はこういうものだとわかっているので平静だったが、そうじゃない人が暗くなってから着いたら泣き出してしまうだろうな。

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 ヘルシンキで過ごすことになるシングルルーム。

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 ビールは二重窓の中で冷やしておく。


 ◆ クリスマスイブのヘルシンキ

とりあえずスーパーで買った食料と必要なものをバックパックから取り出す。
冷蔵庫はキッチンにある共同のを使うことになる。

ビールは窓の二重窓の内側に置いて冷やすことにした。

クリスマスイブで人の少ない町だったのと、真っ暗だったので夜に着いたような感覚だったが、まだ夕方5時半だ。
まだ1杯やるには早すぎる。
夏ならばまだ昼間のような時間だ。

海外で夜の1人歩きはしない方がいいのだが、部屋にいても酒を飲むくらいしかすることがないし、ちょっと歩いてひと回りしてこよう。

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 夜景のヘルシンキ大聖堂。

ホテルはヘルシンキ大聖堂のすぐ近く。
少し歩くとライトアップされた大聖堂があった。

その前は元老院広場となっていて、12月はクリスマスマーケットが行われている。
しかしそれもクリスマス前に終了。いまは片付け途中の資材が散らばって、人もまばらという状態。

そこから中央駅のほうへ向かって続く電車道がアレクサンテリン通りとなっていて、店やカフェなどが並んでいる。

普段は賑やかなのだろうが、いまはどの店も閉まっていて、人通りも少ない。
小雨が降り、トラムの電車だけが行き交う通りを歩いて行く。

こちらではクリスマスは家で過ごすものらしい。電車は普通に走っているが、どれもがら空きだ。
日本でいうところの大晦日の夜といった雰囲気である。

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 トラムの電車が行き交うアレクサンテリン通り。

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 クリスマスのイルミネーションは控えめ。

中央駅まで行って、券売機でデイチケットを買う。
こんどはクレジットカードで普通に買えた。24時間券で8ユーロ。

明日はヘルシンキ18:49発の列車で出発することになっているので、明日の18時頃まで使えればよい。
それまで1日中トラムに乗っていようか。

また7番のトラムでホテルに戻る。
乗るときにデイチケットを機械にかざしてみると、有効期限が表示された。ここから使用開始になるらしい。

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 トラムの車内。中央の機械にカードかざして乗車する。

また真っ暗なエントランスへ。
今度はキーを持っているので中に入ることができる。

こういうホテルは知らない人が初めて行くと戸惑うだろう。
要は、セキュリティーもセルフサービスなのである。
安宿は結構こういうのが多いので、慣れない人は高くても普通のホテルを選択した方が安心だ。

あらためてクラシックなエレベーターへ。
外側は金網のドアでエレベーター側が蛇腹の引き戸になっている。

昔、小樽にあった大国屋デパートがこんなエレベーターだったな。
もう40年近く昔の話だが。

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 金網の扉が手動式エレベーター。

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 右が1Fの扉、2〜5Fは左の扉から出入りする。

戻るとホテルの人はいなくなっていた。
事務所がほかにあるのか、帰ってしまったのか。机のパソコンはスクリーンセーバーになったまま。

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 ホテルのロビー兼レセプション。

奥のキッチンを改めて覗いてみると、結構本格的に食器や調理器具がそろっている。
使ったら自分で洗って元に戻すことになっている。

明日からオーロラハンティングでずっと北の方まで行くが、またヘルシンキに戻ってきてここで2泊することになっている。
そのときはここで肉でも焼いて食べるか。

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 キッチンは調理器具がそろっていて本格的。

シャワールームが空いていたので先に浴びることにした。

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 シャワールームは1カ所。

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 2カ所あるトイレ。男女別にはなっていないようだ。

さて、スーパーで買ってきたビールとつまみで始めるとしよう。

テーブルも机も無い部屋なので、キャスター付きの台をベッドの前にもってきてテーブルとする。
サラミとチーズをナイフで切って並べ、パンも切り分ける。
こういうこともあろうと、紙皿も日本から持ってきた。

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 スーパーで買ってきた食料。酒のつまみと明日の朝食用。

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 サラミとチーズとパン、それにカルフビール。

まずはカルフビール。
黒地にクマのイラストの缶ビールはフィンランドでは一番売れているようで、この先あちこちで一番よく見かけた。

わびしいようだが、こういうの結構好きだったりする。
海外の食品とお酒を部屋で1人味わうのは気楽で良い。

フィンランドは物価が高いと聞いていたが意外とそうでもなく、ビールは日本とさほど変わらず、サラミとチーズ、パンなどは日本より安く感じた。

これがレストランだと、10ユーロ札が何枚も飛んでくんだろうな。
1人でレストランに入っても落ち着かないので、やっぱりこれでいい。

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 成田空港で買ってきた焼酎でまた一献。

メリークリスマス!

2本目に飲んだ青い缶はビールではなくチューハイみたいだった。
甘ったるい。これは失敗だった。よく見てカゴに入れた方が良い。
3本目はまた普通のビールだった。

明日はクリスマス。
こちらでは25日クリスマスは11時を過ぎないと電車が動かない。
一番早いトラムの7番系統でも9時過ぎから運行開始となる。

しかも夜明けも遅くて、明日のヘルシンキの日の出時刻は9時24分。
チェックアウトは12時までにすれば良い。
したがって、明日は早起きするだけ無駄なのである。

テーブルを片付けて、成田空港の免税店で買った焼酎を飲んでいた。
テレビは聖夜らしく、宗教っぽい番組ばかりやっていた。

12/24の旅費
費用場所ユーロ円換算
自宅→札幌駅(タクシー)札幌 1,230
札幌駅→新千歳空港(JR)札幌 1,150
麦焼酎吾空成田空港 1,500
成田空港 95
ヴァンター空港→ホテルヘルシンキ4.6574
Lidl City Center(ビールと食品)ヘルシンキ14.851,842
デイチケット24hヘルシンキ
8.0
992
コングレシコッティホテル1泊ヘルシンキ56.957,042
12/24 合計 84.413,195


posted by pupupukaya at 20/01/12 | Comment(0) | 2019年冬フィンランド旅行記

2019年冬フィンランド旅行記1 ヘルシンキまで

北欧と言えば夏は日が沈まない白夜。
逆に冬は日が昇らない極夜の季節。また冬と言えばオーロラである。

北欧は3年前の2015年、ちょうど白夜の時期に行ってきた。
北極圏まで行けば一晩中明るい中、昼間と錯覚するような妙な気分に陥ったものだった。

今回はその逆の、日が昇らない極夜。
日中でも真っ暗というわけではなさそうだが、前回白夜を経験したのだから、今回はその真逆の極夜を体験したい。
それにオーロラである。

ヘルシンキまで往復の航空券は7月中に買っておいた。
ずいぶんと気が早い話だが、早い方が安く買えるのと、オーロラが見えるかどうかなんて1年前だろうが1週間前だろうがだれにもわからない。
ここはひとつ賭けに出たのだった。

果たしてその賭けは・・・

ということで旅行記のスタートとなります。

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 2019年冬フィンランド旅行記のルートマップ(筆者作成)

  日付 行程
1日目12/24札幌【飛行機】成田空港【飛行機】ヘルシンキ(泊) 
2日目12/25 ヘルシンキ【夜行列車】(泊)
3日目12/26 〜ロヴァニエミ【バス】イナリ(泊)
4日目12/27 イナリ(泊)
5日目12/28 イナリ【バス】ロヴァニエミ(泊)
6日目12/29 ロヴァニエミ【列車】ヘルシンキ(泊)
7日目12/30 ヘルシンキ【列車】トゥルク【列車】ヘルシンキ(泊)
8日目12/31 ヘルシンキ【飛行機】(泊)
9日目1/1〜成田空港【飛行機】札幌


 ◆ 新千歳空港 7:50【JAL3040】9:35 成田空港T2

私は札幌の人なので、助走として成田空港までのフライトとなる。
札幌6:16発の快速エアポートで新千歳空港へ。朝一の快速である。もう1本後のでも十分間に合うのだが、余裕をもって出てきた。これが正解だった。

JALの国際線乗り継ぎカウンターへ行くと長蛇の列。この人たちどうやって来たんだろうと思いつつ列の後ろに並ぶ。
半分以上がアジアからの外国人客。みんなこれでもかというほどの大荷物。

列はさっぱり進まず。
ほとんどが今度の成田行きの客なのだろうから乗り遅れることはないだろうが、時間はどんどん過ぎて行く。
自分の番まで並んでから30分もかかった。

やっぱり年末は旅行するもんじゃないな。

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 まずは成田空港まで助走区間。

成田までは普通席の最前列窓側を押さえておいた。前に座席がないのでゆったりとしているし、普通席では真っ先に降りることができる。
どういうわけか隣は空席、通路向かいの席は3席とも空いたままだった。

このままヘルシンキまで飛んで行ってほしいと思うほど快適に過ごせた。

天気は良く、ずっと下界が見えていた。
成田空港手前からは白い富士山がくっきりと見えた。
まずは幸先の良いスタートである。

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 普通席の最前列シート。

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 九十九里浜上空からの富士山。

定刻は9:35着だが、若干遅れて飛行機を降りたのは9:50近くだった。

預け荷物はヘルシンキ空港へ直行する。
一旦外に出ようかと思ったが、出ても何かあるわけではなく、国際線乗り継ぎの方へ向かう。


 ◆ 成田空港T2 11:30【JL413】15:00 ヘルシンキ空港

セキュリティーゲートをまた通って次が出国審査。
あれ?前回は自動化ゲートだったが、今回はまた有人のゲートに戻っていた。
スタンプをポンと押されて通過する。

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 成田空港の出国スタンプ。

今のパスポートは2010年に取得したもので、来年の7月に期限切れとなる。多分こいつの最後の仕事となるだろう。
今回のフィンランドで訪問国は10か国になる。
ページがいっぱいにとまではならないが、並んだスタンプばそれなりに大したものだとも思える。

ここまで意外と人が少ない。まだ年末の帰国ラッシュには早すぎるからか。

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 千葉銀行の両替所と今日のレート。

まずやるべきはユーロへの両替。
旅行中は基本クレジットカード払いだし、向こうでATMで引き出すこともできるのでそんなに多くは必要ない。
\5000相当と記入して窓口に差し出すと40ユーロで4,993円だった。
10ユーロ札4枚。

あと前回2012年の残りだった硬貨が6ユーロと少し。これも使ってしまおうと持ってきた。
別にここで両替しなくても支障ないのだが、当座のお金が無けりゃ無いで不安になるので。

あとは出発時間まで免税店を見ながらブラブラしてりゃいい。

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 このきらびやかさは外国人には憧れなのかなあ。

免税店だからといって特に安いわけではない。電気製品は外の量販店の方が安い。
お酒は高級品ばかりなので高いのか安いのかわからない。
カートン売りのたばこは明らかに安い。

お酒のコーナーに1本1500円の麦焼酎を見つけ、買うことにした。

今日はクリスマスイブ。キリスト教徒の国はクリスマスは祝日としている国が多い。フィンランドもその一つである。
祝日だと何が困るかというと、酒が手に入らないかもしれないということ。

北欧は酒類の販売が規制されていて、フィンランドでは国営の『アルコ(Alko)』という店でしか買うことができないし、日曜祝日は休みになる。
ビールならばスーパーでも手に入るが、これもどうなるかはわからない。

別に手に入らないのならばそれでもいいのだが、異国の地についてホテルの部屋での1杯というのがまた海外旅行の醍醐味でもあるので。

店の人に行先を聞かれ、「ヘルシンキ」と答えると厚いビニール袋に入れて封をした。向こうに入国するまで開けてはいけないという。

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 ヘルシンキ行きの64番ゲート。

ここからが本走。JL413便、10時間半のフライト。
64番のゲートへ行くともう改札が始まっていた。

列の後ろの方にいたと思っていたが、機内に入るとまだ席がいっぱい空いていた。

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 10時間半過ごすエコノミー席。

今回も飛行機はJALとした。
成田空港発着便しかないので、帰りは成田から羽田までの余計な移動が増えることになる。

中部や関西到着とすれば同じ空港で乗り継ぎができるが、フィンエアーのコードシェア便利用ということになる。
前回北欧に行ったときは、帰りがヘルシンキ〜中部〜新千歳の乗り継ぎだった。

フィンエアーは良い評判ばかり聞くが、う〜んそうかなあというのが私自身の感想。
前回は空いていたから良かったが、あれで満席だったら相当つらいなと思い帰りもJALとしたわけである。

別にJALの宣伝というわけではないが、座席も良くできていて、長時間のフライトを毛嫌いする人でもこれならアリなんじゃないか。
行きも帰りも、最後まで座席を倒している人がほとんどいなかったのは、それだけ良い座席ということだ。

その中でも当たりの席が前回のオーストラリア行きがそうだったし、今回もそうであると確信してチョイスしておいた席だ。
足元に遮るものがない非常口前の次に快適かもしれない。

その席とは、エコノミーには窓の無い席があって、そのすぐ後ろの席。

なぜかこの席だけ通路側にせり出していて、窓側と席のひじ掛けの間に10cmほどの空間がある。
腕1本入るくらいだが、狭い機内では大変ありがたい。
機内食の時など、窓側席でこの空間があるなしでは全然違うのだった。

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 なぜか窓側に空間のある席。

11:35、おお動いたぞ!
てなほどではないが、やっぱりこの瞬間はワクワクする。

離陸して北に向かうのかと思ったら機体を傾けて旋回をはじめた。ぐるりと1周してまた上昇を始めた。
おかげでまた富士山が見えた。

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 離陸ラッシュなのか後ろに番を待つ飛行機が並ぶ。

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 また富士山が見えた。

離陸して1時間くらいしてウェルカムドリンクの時間。
いつも通りブランデーを貰う。ていうかまだ3回目だけど。
今回はロックにしてもらった。

天気は良く、窓からもずっと下界が見えている。
これもずっと眺めていれば飽きてくるものだが、雲ばっかりとかずっと海の上とかだとつまらない。

ブランデーをチビチビ飲っていたら気分も良くなる。

札幌からずっと幸先の良いスタートだった。
まあツイてるんだろうな。

でもこんなところで運を使ってしまうのはナシですよ。

神様、聞いてる?

そうこうしているうちに今度は機内食。
一つは牛肉の旨煮、もう一つはチキンカレーだった。

和食の牛肉の方を選んで、お酒は日本酒にした。1合瓶入りの月桂冠。
機内で日本酒を飲んでいる人は少ないようだが、これもなかなかいける。

食後のデザートはハーゲンダッツのアイスクリーム。

最後にお腹がすいたらお召し上がりくださいと袋入りのパンを1個くれた。
これもすぐに食べてしまった。今食べなきゃ持ち歩く羽目になるだろうしなあ。

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 機内食の『牛肉と野菜の旨煮ごはん添え』お酒は『月桂冠』。

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 13:58、広大なアムール川を横切る。

隣人がトイレに立ったので、私もしばらくしてから席を立つ。
窓側席のときは、こういう時にすましておくのが良い。

戻ってきたら消灯。窓ガラスも暗くされ、睡眠タイムということになる。
しかしまだ2時半、寝る人などいない。

機内映画の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を見ていたら途中で寝ていたらしく、目覚めたらエンディングだった。
スモークガラスから窓の外を見ると、雲なのか雪原なのかはっきりしない。

飛行機の航路は、一旦北極圏に入る。
もしかしたらオーロラでも・・・と期待したが、完全に暗くはならず、行きの飛行機では無理なようだ。

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 19:55、ロシア北極上空を飛ぶ。

19:25改め12:25。ここからフィンランド時間にします。日本との時差はマイナス7時間。
機内の照明が点いて明るくなる。

12:50、2回目の機内食。
これは1種類のみ。
『チキンオーバーライス』といって、サフランライスの上にコールスローを先に乗せ、そのあとにチキンを乗せてお召し上がりくださいとのこと。

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 2回目の機内食は『チキンオーバーライス』赤いのはトマトジュース。

機内食が片付けられ、食後のお茶を飲んだら機内のイベントは終了。

13:40、「この飛行機はあと1時間で着陸予定です」とアナウンス。
外は雲が覆っている。
もう早くついてほしいと思うようになった。

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 ヘルシンキは雨模様。

降下して雲の中に突っ込み、再び景色が見えたらそこはヘルシンキの上空だった。
暗く霞んだ雨模様。

ここ数年来、海外旅行で雨の日に当たったことはあったかな。
天気の運は日本で使ってしまったのだろうか。

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 東京からヘルシンキまでのフライトマップ。なぜ北極上空を飛ぶのかが良くわかる。

14:45、ヘルシンキ・ヴァンター空港着。

10時間15分のフライトも、お酒を飲んだり機内食を食べたり、映画を観たりゲームをしたりで、着いてしまえばあっという間なのだった。

飛行機を降りたら、人の流れに続いて『Arrivals』とある方向に歩いて行く。

この空港は、前回来たのは2016年の5月だったから3年半ぶり。あのときはここからさらに乗り継いで、スウェーデンのヨーテボリまで行った。
今回はここが終点である。
ここからトランジット(乗り継ぎ)の人のほうが多そうだから、外に出るのも時間はかからないだろう。

EUの入国は面倒なことは無いし空港からヘルシンキ中央駅までが電車で40分。もしかしたら真っ暗になる前にはホテルに着くかもしれない。と思っていたがこれは甘かった。

工事中なのか仮設通路のような場所を通ってずっと歩いて行くとホールのような場所に出た。
『ALL Passport』の文字が見えるので、ここが入国審査ということになる。

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 パスポートコントロールの大行列。

それがまたすごい行列ができてる。5つほど口があるのだが、どれも同じような混雑ぶり。
横に自動ゲートもあるのだが、そちらはEU加盟国のパスポート所持者専用。

とにかく、この列に並ばなければならない。後ろからも人が続々とやってくる。
アジア方面からの便が集中する時間なのだろうか。ていうか中国人ばかり。
日本から着いたばかりなのだが、日本人など目立たないくらいになってしまった。

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 入国審査の次が荷物受け取り。

入国審査も一人一人にやたらと時間がかかっているような気がする。列もさっぱり進まない。
審査官も制服をビシッと着て目つきも鋭く、見た目は軍人のようだ。

それでも日本人の番になったら少し流れが早くなった。
30分近く並んで、やれやれやっと自分の番だ。

審査官が英語で何やら訊いてくる。
聞き取れなかったが、ここで聞かれることなど決まっている。

サイトシーイングと言おうとしたら「カ・ン・コ・ウ?」「イエス」でOKとなった。

緩いなあ (^^

ここさえ通過できれば、あとはベルトコンベアで預け荷物を受け取って出るだけだ。
税関は申告物のある人だけ。
幸い荷物はすぐに受け取ることができた。

ここからいよいよフィンランドになる。

DSCN0277.JPG
 あの扉の向こうがフィンランド。

DSCN0278.JPG
 フィンランド到着。

到着!

時刻は15:32
飛行機を降りてからずいぶん時間が経った気がしたが、40分くらいしか経っていなかった。

ここからは電車に乗ってヘルシンキ中央駅まで行き、そこからトラム乗り換えてホテルへ向かうことになる。
切符の買い方はちゃんと調べてきたし、これといった心配事も無し。

それよりもこちらでは今日は祝日なので、買い物は早めにしておいた方がいいだろうな。
スーパーは早仕舞いの店が多いようだ。
中央駅近くのスーパーに寄ってからホテルに行こう。


posted by pupupukaya at 20/01/05 | Comment(1) | 2019年冬フィンランド旅行記

今年はフィンランドへ行きます3

気づけばフィンランド旅行出発まで1週間を切っていたわけで。

飛行機のチケットは7月中に買っておいたし、現地の鉄道チケットの購入やホテルの予約も2か月前くらい前から始めておいた。
支払いも主だったものはすべて終えており、あとは身体を向こうにもっていけばいいだけの状態だ。

なんせ北極まで行くわけだから、装備もそれなりの物を整えなければならない。
これも少しずつ買い揃えていた。

と言っても、私は北海道の人だし冬場でも外で仕事することが多いので、買い揃えた装備もそちらに流用すればいいので、フィンランド行のためだけに買ったわけではない。

去年のオーストラリア出発前はトラベルブルーで・・・と書いたが、なんだか今回はあまり緊張感は無い。

というのも、フィンランドは北欧でも人気の旅行先らしく、これから行く先の情報をググってみても簡単にヒットするし、たくさんの旅行記も読むことができた。向こうは日本人観光客も多そうだ。

また、私自身も3年前に北欧旅行をしているし、フィンランドのヘルシンキ空港でのトランジットも経験しているせいかも知れない。

あとは出発までワクワクして過ごせばいいんだろうか。

DSCN2977.JPG

日程は7泊9日。1泊は帰りの飛行機の機内となる。

今回の旅行もオールハンドメイド。
旅行の行程を組むのから、ホテルの予約、チケットの購入まで全部自分でやった。
いまやインターネット時代、自宅に居ながらにして世界中のものがオンラインで入手できるようになった。
  
162354.jpg
1日目 札幌〜成田〜ヘルシンキ【ヘルシンキ泊】
2日目 ヘルシンキ〜(列車)ロヴァニエミ【夜行列車泊】
3日目 ロヴァニエミ〜(バス)イナリ【イナリ泊】
4日目 【イナリ泊】
5日目 イナリ〜(バス)ロヴァニエミ【ロヴァニエミ泊】
6日目 ロヴァニエミ〜(列車)ヘルシンキ【ヘルシンキ泊】
7日目 【ヘルシンキ泊】
8日目 ヘルシンキ〜【機内泊】
9日目 〜成田〜札幌

旅行の経路は、ヘルシンキに到着してからは単純に北極圏の村であるイナリまでの往復となる。
できれば周遊型にしたかったが、オーロラを見るのが最大の目的でもあるので、今回はおとなしくこうなった。

しかし、『サンタクロースエクスプレス』と呼ばれる夜行列車の個室寝台に乗車したり、戻りは昼間のインターシティーにしてみたりと変化をつけてみたので、行きと帰りでまた違った道中を体験できるだろう。

ヘルシンキを出発してから戻るまでの総移動距離は2466km
これは全て列車とバスを乗り継いで地上移動となる。

これだけ見ると、たかだかオーロラを見るために、えらい大旅行になってしまったものだと思われるだろう。

しかし、オーロラを見ると言っても、そう単純なものではない。
オーロラは必ず夜空に現れるものではなく、星空になるほど好天で、地磁気や太陽風の動きが活発で、という条件がそろってやっと出現するものなのだ。

むしろ見られれば幸運というべきなのだ。

ヘルシンキから北極圏まで行き現地で数泊、そしてまたヘルシンキへ引き返して即帰国というような行程ならば4泊5日くらいで行って来られるのだろう。
しかしそれにしたってまとまった休暇も旅費も必要である。

 『卵は1つのカゴに盛るな

とは株式投資の格言だが、卵を一つにまとめて盛ると落としたら全部割れてしまう。分散して盛ると一つのカゴがダメになっても他のカゴは無事に済むからという意味だ。

オーロラ目的だけで行ったはいが1度も見ることができなかったということも十分考えられる。他の場所には一切寄ることもできず、落胆して帰国ということにもなりかねない。

他に観光目的や楽しみも併せておけば、最悪そちらの方で楽しめばいいわけである。
長年あちこち旅行してきた者の、旅行のチエといったところ。

チエはいいのだが、おかげで今回は旅費が掛かったなあ。
出発前にして既に予算大幅オーバーである。


 2019年フィンランド旅行、出発前の支出
 ユーロレート
往復飛行機代 \112,390 
ヘルシンキ ホテル1泊 €56.95\7,042@123.666
鉄道 ヘルシンキ→ロヴァニエミ €226\27,902@123.461
バス ロヴァニエミ〜イナリ 往復 €126.2\15,574@123.413
イナリ ホテル2泊 €290\35,863@123.666
ロヴァニエミ ホテル1泊 €114\14,074@123.461
鉄道 ロヴァニエミ→ヘルシンキ€81\10,011@123.603
ヘルシンキ ホテル2泊€126.2\15,574@123.413
合計€207.2\238,430 
(レートはクレジット決済で、手数料が@3円ほど上乗せ)

一番予想外だったのが、ホテル代の高さ。

ヘルシンキのホテルは安くはないが割と廉価な所を抑えた。高いのはイナリとロヴァニエミである。

オーロラシーズンで、しかもクリスマス休暇ということを考えると仕方がないのかもしれない。
これでも一番安い所を選んだのである。

1週間前の今、各ホテル予約サイトで検索してみると、ホテルはどこも満室となっている。
高くても早めに予約しておいて正解だったようだ。

もう1つがロヴァニエミまでの『サンタクロースエクスプレス』の個室寝台。
これもどうせ乗るならと、シャワー付き部屋のシングルユースとしたのはいいが、これも結構いい値段。

先ほどの『卵は1つの〜』ではないが、いろいろ楽しみはあったほうがいいと思ってこうなった。


北欧とオーロラの組み合わせは人気のようで、旅行会社のサイトを探すとたくさんのツアーがヒットする。店頭のパンフレットにも、たくさんのツアーが並んでいる。
オーロラツアーならばカナダやアラスカもあるが、行先のイメージや日本からの行きやすさなどから、やはり北欧がダントツ人気のようだ。

年末年始は日本人の海外旅行シーズンだし、日本人の観光客も多そうだ。
行ってみたら周りは日本人ばかりだったりして。

個人旅行ながら、今回は何だか修学旅行にでも行くような感覚だ。
やはり緊張感が湧かないなあ・・・

しかし、事故とか失敗というものは緊張感を忘れたころにやって来るものだ。
気を緩めないで、引き締めて行かなければ・・・

posted by pupupukaya at 19/12/18 | Comment(0) | 2019年その他旅行記
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